山芋アレルギーは大人でもなる?吐き気の症状も?加熱すれば大丈夫?
山芋アレルギーは大人でも発症することがあるのでしょうか?加熱すれば問題ないでしょうか?今回は、山芋アレルギーが大人でも発症するかを、〈吐き気・蕁麻疹・喉の違和感〉など症状の特徴や、〈長芋・自然薯〉など種類による違いとともに紹介します。山芋アレルギーに発症したかを調べる方法やかゆみを抑える処置も紹介するので参考にしてみて下さいね。
目次
- 山芋アレルギーは大人でも発症する?特徴は?
- 山芋アレルギーは大人でも突然発症することがある
- 大人のアレルギーは山芋に限らず年齢が高いほど治りにくい
- 自然薯・長芋・大和芋など山芋の種類で症状が異なる
- 加熱すればアレルギーを発症しないこともある
- 山芋アレルギーの症状は?大人だときつい?
- ①吐き気・下痢・腹痛
- ②せき・くしゃみ・喉のかゆみ
- ③蕁麻疹
- 山芋アレルギーではない可能性もある?調べる方法は?
- 山芋アレルギーではなく一時的なかゆみの場合もある
- 山芋アレルギーかを調べるには抗体検査が確実
- 山芋のかゆみを抑える処置は?
- ①患部にお酢を塗り温める
- ②お米で擦る
- 山芋のかゆみを防ぐ予防策は?
- ①山芋の皮を厚めにむいて冷凍する
- ②手にお酢をつけて調理する
- 山芋アレルギーは大人でも発症することがある
山芋アレルギーではない可能性もある?調べる方法は?
山芋が触れた部分だけがかゆくなる症状は、一時的な仮性アレルギーの症状といえるでしょう。食物アレルギーと混同する方が多いので、違いをはっきりと把握しておきましょう。
山芋アレルギーではなく一時的なかゆみの場合もある
山芋に含まれるシュウ酸カルシウムには針状結晶が存在し、それが皮膚に触れた時に刺激となりかゆみを感じます。シュウ酸カルシウムは仮性アレルゲンなので、アレルギー症状と混同しがちですが、症状は一時的ですぐに消えます。食べる時に口の周りについてかゆくなった場合も、時間の経過とともにかゆみは消えるでしょう。(※2)
(*山芋を触るとかゆくなる原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
山芋アレルギーかを調べるには抗体検査が確実
山芋のアレルゲンに対し、抗体があるかどうかを採血により調べられます。ただし、結果が陽性であっても山芋を食べてアレルギー症状が出ない場合もあります。逆に、アレルギー症状が出ているにも関わらずに検査結果が陰性の場合もあります。その場合は、検査結果を鵜吞みにせずに、少しでも体調に異変が見られた場合は食べるのを控えましょう。
山芋のかゆみを抑える処置は?
調理をする際に山芋に触れてかゆみが出た場合は、かゆみが引くまで待つよりも、すぐにかゆみを抑える方法があるので紹介します。是非、参考にしてみてください。
①患部にお酢を塗り温める
山芋のかゆみの原因となるシュウ酸カルシウムはお酢に含まれる酸に弱く、かゆみを抑えるにはこれらが効果的です。温めるのは、シュウ酸カルシウムが熱にも弱い性質を持つからです。お酢を皮膚に塗ったうえで温めると、かゆみはかなり軽減されるでしょう。
②お米で擦る
お米で手を擦ることで、手に付着したかゆみ成分のシュウ酸カルシウムが取れていきます。お米がもったいない気もするので、傷んでしまったお米や、ひびが入り砕けたような小米(こごめ)があればそれで擦ることをおすすめします。
山芋のかゆみを防ぐ予防策は?
山芋のかゆみを事前に予防できる対策も実はあります。すりたての山芋を美味しく食べるためにも、かゆみを予防出来る方法を紹介するのでぜひ試してください。
①山芋の皮を厚めにむいて冷凍する
かゆみを引き起こすシュウ酸カルシウムは、皮の近くに多く存在するので、皮を厚めにむくことでかゆみを軽減できます。さらに、冷凍するとかゆみを引き起こす原因となる針状結晶が崩れるため、凍ったまますりおろすとかゆみを感じずにすりおろせるでしょう。