妊娠中に食べてはいけない果物は?おすすめフルーツや食べ方の注意点も紹介!

妊娠中(妊婦)に食べてはいけない果物はあるのか知っていますか?<パイナップル・柿・桃>や<ジュース・ゼリー>を食べられるのか気になりますよね。今回は、妊娠中の食事で<初期・後期>にもいい果物のおすすめや、<食べすぎ・ビタミンA・摂取量>などの注意点を紹介します。妊婦が果物に含まれる<カリウム・鉄分>を摂取するメリットや、<胎児の知能上昇・貧血&便秘対策>などの効果も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 妊娠中(妊婦)に食べてはいけない果物はある?何がダメ?
  2. 妊娠中に食べてはいけない果物はないが食べ方には注意しよう
  3. 妊娠中の果物は注意点を守れば初期から後期まで良い効果がある
  4. 妊娠中の食事に果物を食べる際の注意点は?
  5. ①食べる前にしっかりと洗う
  6. ②果物の摂取量は1日200〜300gを目安に食べすぎない
  7. ③ビタミンAの過剰摂取には注意
  8. ④缶詰・ゼリーなど加工品ではなく生の果物を食べる
  9. 妊娠中(妊婦)に良いおすすめの果物は?
  10. ①葉酸の含有量が多い果物
  11. ②鉄分の含有量が多い果物
  12. ③ビタミンCの含有量が多い果物
  13. ④食物繊維の含有量が多い果物
  14. ⑤カリウムの含有量が多い果物
  15. ちなみに妊娠中の果物が胎児の知能指数に関係するのは本当?
  16. 妊婦が果物を食べると胎児の知能指数が高くなるという研究がある
  17. 妊婦が果物以外にも妊娠中に注意が必要な食べ物は?
  18. 妊娠中に食べてはいけない果物はないが食べ方に注意

桃を例に加工品と比較すると、生食するとカロリーも糖質も抑えられることがわかります。妊婦は缶詰やゼリーなどの加工品ではなく、生の果物を食べるようにしましょう。桃の缶詰にはシロップが加えられているのでカロリーが高くなっているほか、製造過程でビタミンCやカリウムなどの栄養素が失われています。

100%の果物ジュースにも砂糖が加えられているものが多いので、糖質の摂取量を抑える意味でもおすすめできません。(※5)

妊娠中(妊婦)に良いおすすめの果物は?

妊娠中に果物を食べるならお腹の赤ちゃんのためにも、1日に必要な栄養素を補えるものを選びたいところです。妊娠初期と後期では果物の選び方に違いがあるので、摂取量以外にも注意点があります。ここでは妊娠中に食べてほしい、おすすめの果物について説明します。

①葉酸の含有量が多い果物

妊娠初期の時期に特に食べてほしいのが、葉酸の含有量が多い果物です。

・いちご
・キウイフルーツ
・アボカド
・マンゴー

水溶性ビタミンに分類される葉酸は、細胞分裂やDNAの合成を促すなどお腹の赤ちゃんの成長をサポートしてくれる栄養素です。そのため厚生労働省は妊娠中の摂取を奨励しています。特に妊娠初期の時期に葉酸をしっかり摂ると、お腹の赤ちゃんが神経管閉鎖障害になるリスクを軽減してくれます。

葉酸は赤血球の生成に関わる栄養素でもあるので、時期に関係なく妊娠中は摂り続けましょう。(※6)

②鉄分の含有量が多い果物

妊娠後期になっても摂り続けてほしい、鉄分の含有量が豊富な果物は以下の通りです。

・プルーン
・パイナップル
・ぶどう
・なつめ

妊娠中は時期を問わず鉄分が不足しがちで貧血を起こしやすくなるので、肉やレバーだけでなく果物で補うのもおすすめです。ドライフルーツにも鉄分は豊富に含まれているので、レーズンや乾燥バナナなどを間食に取り入れるのも適しています。(※7)

③ビタミンCの含有量が多い果物

鉄分の吸収をサポートするビタミンCが豊富な果物も、妊娠の時期を問わずに食べてほしいものの1つです。

・キウイフルーツ
・柿
・いちご
・オレンジ

ビタミンCには皮膚や粘膜を健康的に維持する働きもあるので、免疫力が下がっている妊娠中に摂ると風邪予防にもつながります。ビタミンCは熱に弱いので毎日、新鮮な果物を生食することをおすすめします。また妊娠中だけでなく、産後の時期にも必要な栄養素と覚えておきましょう。(※8)

④食物繊維の含有量が多い果物

便秘になりがちな妊娠中は時期を問わず、以下のような食物繊維が豊富な果物を食べるのがおすすめです。

・ブルーベリー
・柿
・キウイフルーツ
・アボカド

妊娠中は女性ホルモンのバランスが変わるうえ、妊娠後期になると子宮が大きく膨らむので便秘しやすくなります。食物繊維の摂取量を増やすことで便がカサ増しされたり、腸の蠕動運動を促したりすることで便秘が解消されます。(※9)

⑤カリウムの含有量が多い果物

妊娠後期に特に意識してほしいのが、以下のようにカリウムが豊富な果物を食べることです。

・バナナ
・桃
・メロン
・キウイフルーツ

カリウムは体内の余分なナトリウムと結合し、体外に排出する役割を果たす栄養素です。妊娠後期にはお腹の赤ちゃんの成長に使われる血液量も増えるので、むくみやすくなります。カリウムの含有量が多い果物を1日の食事に加えてむくみが軽減されると、妊娠後期でも1日を過ごしやすくなると言えます。(※10)

ちなみに妊娠中の果物が胎児の知能指数に関係するのは本当?

近年は妊娠中の果物の摂取量とお腹の赤ちゃんの知能指数に関係があると、いわれているようです。それが事実であれば、積極的に果物を食べようと考える人もいそうです。ここでは妊娠中の果物の摂取量と、胎児の知能指数の関連性について説明します。

妊婦が果物を食べると胎児の知能指数が高くなるという研究がある

カナダのアルバータ大学は2016年に、妊婦が果物を食べると胎児の知能指数が高くなる可能性あるとの研究報告を行っています。

カナダ・アルバータ大学の研究グループが同国の688人の子供を調査したところ、妊婦の果物摂取量の多さと比例して、生まれてきた子供の生後1年後の知能が高い傾向があったという。グループは新生児の発達の経年研究をする同国の機関から得られたデータを元に調査を行った。

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