ホルモンを食べ過ぎると下痢・腹痛に?生焼けが危険?体に良い効果も紹介!
ホルモンを食べ過ぎると下痢・腹痛になるのはなぜでしょうか?生焼けには特に注意が必要です。今回は、ホルモンの食べ過ぎるによる<下痢・腹痛・痛風・太る>などの体に悪い効果や、逆に体に良い効果を紹介します。ホルモンはどのくらいが食べ過ぎになるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
焼肉のホルモンを食べ過ぎると?体に悪いって本当?
もつとも呼ばれるホルモンはビールと相性が良く、弾力のある食感が人気です。しかしホルモンを食べ過ぎると、体に悪いといった噂を耳にしますが本当なのでしょうか。ここからは、ホルモンを食べ過ぎると起こるデメリットとメリットや、食べ過ぎにならない1人前の目安について紹介します。
ホルモンを食べ過ぎると下痢・腹痛になる?原因は?
焼肉のホルモンやもつ鍋を食べ過ぎると、下痢や腹痛の症状が現れることは珍しくありません。ここでは、ホルモンを食べ過ぎると下痢になりやすい原因について3つ紹介します。
①脂肪分が多く胃腸に負担がかかる
ホルモンは脂肪分が多く、胃腸で消化をする際に負担がかかります。ホルモンを食べ過ぎると胃で分解されずに腸に送られ、大量の脂肪によって腸の機能が低下し、下痢する恐れが高まるため注意が必要です。
さらに、脂肪には腸のぜん動運動を活発にする作用があることも分かっています。体の外に便を排出する腸のぜん動運動が、普段より活性化することでも下痢の原因になるため、ホルモンの食べ過ぎには注意しましょう。
②生焼けによる食中毒
ホルモンは生焼けによる食中毒が多いため、ホルモンを食べる際は中まで火を通すことが大切です。肉による食中毒を防ぐためには、肉の中を75度で1分以上加熱することが目安と言われています。ホルモンを焼く際は縞模様がある皮から焼き始め、皮に焦げ目がついたら裏返し、脂身が透明になったら焼き上がりと言われているので参考にしてください。
③食事中のアルコールの飲み過ぎ
ホルモンの食べ過ぎ以外に、ホルモンと相性が良いアルコールの飲み過ぎも下痢の原因に挙げられます。アルコールの大量摂取によって腸の炎症を引き起こし、水分の吸収や脂肪の分解などの機能が低下することで、下痢の症状が現れるためです。
さらにアルコールは肝臓によって、二日酔いの原因になる毒性物質のアセトアルデヒドに分解されます。アセトアルデヒドを解毒するために、脂肪を分解する胆汁の分泌が遅れ、消化不良になることも下痢を引き起こす原因の一つです。
ホルモンを食べ過ぎると他にも体に悪い影響が?病気になる?
ホルモンは食べ過ぎると下痢になる恐れがありますが、他にも体に悪い影響を与えたり、病気になったりするのでしょうか。また、ホルモンはどのくらいの量を食べると良いのか紹介するので、参考にしてください。
①プリン体過多による痛風・病気
ホルモンに含まれるプリン体を過剰摂取することで、痛風や以下のような病気を発症する恐れがあります。
・尿路結石
・糖尿病
・動脈硬化
プリン体は体内で生成され、細胞の代謝などの大切な役割を持っている成分です。体内で使いきれないプリン体は、肝臓で尿酸に分解されて体外に排出されますが、尿酸が一定量を超えると血液に溶けなくなります。
血液中に尿酸が多いと高尿酸血症になり、尿酸が尿道などで結晶化して尿路結石を発症したり、糖尿病や動脈硬化などの合併症を引き起こしたりする恐れがあるため注意が必要です。(※1)
②脂質・カロリー過多で太る
100gあたり | カロリー | 脂質 |
ハラミ | 288kcal | 27.3g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※2)
上記はホルモンに分類され、牛の横隔膜である100gあたりのハラミのカロリーと脂質を示したものです。1日の脂質の摂取目安量は50gほどで、ハラミ100gのみで1日の半分に相当します。さらに、茶碗1杯のご飯とハラミを一緒に食べるだけで500kcalを超え、太る恐れがあるので注意が必要です。
(*ホルモンのカロリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)