ブロッコリーでアレルギーになる？痒みなど症状あり？花粉症の人は要注意？

ブロッコリーは栄養価が高く、さまざまな料理に使える野菜ですが、アレルギー反応を起こす可能性はあるのでしょうか。まずは、ブロッコリーアレルギーが存在するのかどうかを紹介します。

ブロッコリーアレルギーを持つ人は、非常に稀ですが存在します。一般的に食物アレルギーは摂取してから2時間以内に反応が出る即時型のものを指しますが、ブロッコリーアレルギーは遅延型であり、数時間から数週間後に症状が出るのが特徴です。また、大人でも急にブロッコリーアレルギーを発症することもあります。

花粉症の人は、ブロッコリーアレルギーを発症しやすいと言われています。これは「花粉-食物アレルギー症候群」と呼ばれ、アレルゲン同士が交差反応を起こすことで発症します。特に、オオヨモギの花粉症を持つ人は、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜と交差反応を起こしやすいので注意が必要です。

ブロッコリーアレルギーを起こすと、どのような症状が出るのでしょうか。ここでは、ブロッコリーアレルギーの症状について紹介します。

ブロッコリーアレルギーでは、腹痛や下痢などの消化器系の症状が起こります。食中毒や食あたりと判断が付かない場合がありますが、同じものを食べた家族や友人に症状が出ない場合は、ブロッコリーアレルギーを疑ってみましょう。

ブロッコリーアレルギーは、吐き気や嘔吐も典型的な症状です。しばらくすると自然に症状は治まりますが、何度も繰り返し嘔吐する場合は、脱水症状を併発する恐れがあるので病院へ行くことをおすすめします。また、ブロッコリーアレルギーは蕁麻疹やまぶた・口唇の腫れ、皮膚炎などを引き起こすこともあります。

ブロッコリーアレルギーを発症すると、一般的な食物アレルギーと同様に喉の不快感を感じる人もいます。ブロッコリーを食べた後に喉がイガイガしたり、痰が絡むような感覚があったりする場合は、アレルギー反応の可能性が高いです。