キヌアを食べ過ぎると?副作用で気持ち悪い・下痢?1日の適量も紹介!
キヌアを食べ過ぎるとどうなるのか知っていますか?栄養豊富ですが注意が必要です。今回は、キヌアの食べ過ぎが引き起こす<気持ち悪い・下痢>などの副作用を紹介します。キヌアの食べ過ぎにならない1日の適量も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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キヌアの食べ過ぎに注意?
キヌアには多くの栄養素がちょうど良いバランスで含まれている上、糖質も低く、グルテンフリーでもあります。そのためNASAの宇宙食にも採用されているほどの素晴らしい食品です。こんなスーパーフードであれば、毎日たくさんの量を食べた方が健康への近道のようですが、違うのでしょうか。キアヌの食べ過ぎはよくないのでしょうか。
キヌアを食べ過ぎるとどうなる?栄養素によっては副作用あり?
栄養豊富なキアヌですが、食べ過ぎると何か体に反応が起きてしまうのでしょうか。食べ過ぎによる副作用を起こしてしまう栄養素などはあるのでしょうか。
①サポニン|赤血球への悪影響
キヌアのサポニンを摂り過ぎてしまった場合の副作用は以下の通りです。
・溶血作用
・胸焼け
・吐き気
・胃痛
サポニンは苦みを感じさせる成分でキヌアの中にも含まれています。様々な植物に含まれるサポニンですが、植物によってその安全性が異なっています。キヌアに含まれるサポニンは食べ過ぎると有害な物で、溶血作用といって赤血球の膜を溶かしてしまう作用があるのです。その他、胃腸への刺激となり、胸焼けや吐き気、胃痛といった症状を起こしてしまいます。(※1)
②食物繊維|便秘や下痢
キヌアの食物繊維を摂り過ぎてしまった場合の副作用は以下の通りです。
・腹痛
・下痢
・便秘
キヌア100g中の食物繊維は5g以上あります。適量な量の摂取はお通じを良くする利点がありますが、食べ過ぎると腹痛や下痢を起こしてしまいます。
また食物繊維には水溶性と不溶性の二種類があり、キヌアの食物繊維は不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は水分を吸って膨らむ性質があるので、便の体積を増やして腸を刺激してくれます。けれどもすでに便秘の人が不溶性食物繊維を摂り過ぎてしまうと、便がさらに硬くなり、便秘を悪化させてしまうことがあるのです。(※2)
③カリウム|高カリウム血症
カリウムを摂り過ぎてしまった場合の副作用は以下の通りです。
・嘔吐
・筋力の低下
・しびれ感
・不整脈
キヌアは100g中にカリウムが580mg含まれています。カリウムは体内で細胞の浸透圧を保ったり血圧を下げたりする働きをしていますが、食べ過ぎると高カリウム血症を起こしてしまいます。高カリウム血症の症状には嘔吐や筋力の低下、しびれ感や不整脈などです。(※3)
④マグネシウム|高マグネシウム血症・下痢
マグネシウムを摂り過ぎた場合の副作用は以下の通りです。
・下痢
・高マグネシウム血症
マグネシウムは体内で酵素の活動を助けたり栄養素を構成したりしていますが、食べ過ぎると下痢になってしまうことがあります。また腎臓の機能が低下しているときに食べ過ぎてしまうと高マグネシウム血症を起こしてしまい、嘔吐や血圧低下などの症状が出ることがあります。(※4)
⑤カロリー過多|太る
キヌアのカロリーを摂り過ぎてしまった場合の副作用は下記の通りです。
・太る
・生活習慣病
キヌアは栄養価の高いスーパーフードですから、たくさん食べた方が体に良さそうなイメージを持ちがちです。確かにキヌア100g中のカロリーは350kcalと高いわけではありませんが、だからといって食べ過ぎには注意が必要です。たくさんの量を食べてしまうとカロリー過多で太ってしまったり、生活習慣病を招いてしまったりするので、食べ過ぎには注意しましょう。(※5)
(*キヌアのカロリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑥アレルギーの可能性
キヌアにアレルギーがあった場合の症状は以下の通りです。
・気持ち悪い
・かゆみ
・ぜんそく
・嘔吐
・胃痛
キヌアや雑穀に対してアレルギーを持つ人がいるという報告があります。キヌアや雑穀アレルギーの症状には気持ち悪くなったりかゆみが出たり、ぜんそくや胃痛、嘔吐といった症状が見られるようです。(※6)