焼き芋は体に悪い?食べ過ぎ・毎日食べるのNG?1日の適量も紹介!
焼き芋は体に悪いとされる理由を知っていますか?毎日食べるのはNGでしょうか?今回は、焼き芋が体に悪い・食べ過ぎNGとされる理由や適量食べた時のメリットを紹介します。焼き芋の体に悪くない効果的な食べ方も1日の摂取量の目安とともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
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焼き芋は体に悪いって本当?毎日食べるのは避けるべき?
さつまいもを加熱すると濃厚な甘味が出るので、スイーツ代わりに食べる人もいます。焼き芋は体に悪いといった説がありますが、本当なのでしょうか。ここでは焼き芋が体に悪いとの噂は事実なのか、毎日食べない方が良いのかについて説明します。
焼き芋が体に悪いとされている理由は?食べ過ぎNG?
さつまいもが原料である焼き芋ですが、体に悪いとの噂がまことしやかに流れているようです。スイーツより焼き芋の方が健康に良さそうですが、食べ過ぎても問題ないのかが気になります。ここでは、焼き芋が体に悪いと言われる理由を説明します。
①さつまいもと比べてカロリー・糖質が高い
100gあたり | カロリー | 糖質 |
さつまいも | 126kcal | 29.7g |
焼き芋 | 151kcal | 35.5g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記は、皮なしのさつまいもと焼き芋の数値を比較したものです。生のさつまいもと焼き芋を比較すると、焼き芋のほうがカロリーも糖質も高いことが分かります。
しかし実際には100gのさつまいもを焼き芋にしても、カロリーと糖質に違いはありません。これは焼き芋にする過程でさつまいもの水分が飛んでしまうことと関係しており、同量で比較すると原料のさつまいもの量が増えるため、カロリーも糖質も高くなります。
②焼き芋にすることでGI値が上がる
GI値 | |
さつまいも(生) | 55 |
焼き芋 | 80~85 |
GI値とは食品を食べた後に血糖値が上昇する度合いを示した数値で、GI値が高ければ血糖値が急上昇しやすく低ければ緩やかに上がります。GI値は生のさつまいもよりも焼き芋の方が高く、血糖値が上昇しやすい食品だと言えます。これはさつまいもには多くのでんぷんが含まれており、長時間かけて加熱される過程で麦芽糖に変化して、吸収されやすくなるためです。(※2)
③食物繊維の摂りすぎによる消化不良
焼き芋には豊富な食物繊維が含まれているので、食べ過ぎると以下のような症状が現われます。
・腹痛
・下痢
・吐き気
・胃もたれ
上記の症状は、さつまいもに含まれる不溶性と水溶性の食物繊維の過剰摂取によって、消化不良が起こることで発症するものです。不溶性食物繊維は胃腸で水分を吸収して膨れるので、胃の中に残っていると吐き気や胃もたれの原因になります。
また水溶性食物繊維の腸内で水に溶けてゲル状になる性質が便を柔らかくする反面、多くなり過ぎると水分量が増え過ぎて下痢や腹痛に繋がります。(※3)
焼き芋の体に良い食べ方・適正量は?毎日食べるのはNG?
焼き芋には様々な栄養素も含まれているので、適量を食べる分にはメリットがあります。甘くて美味しいこともあり、毎日食べたいと考える人もいるでしょう。ここでは、焼き芋の体に良い食べ方や適性量について説明します。
①毎日食べても良いが1日1本までにする
焼き芋は毎日食べても構いませんが、1日1本を目安としてください。1日200gまで、焼き芋のSサイズ1本302kcalが上限と考えられます。これ以上の量を毎日食べ続けると、糖尿病を発症するリスクが高まるのでおすすめできません。
朝食のご飯を焼き芋に置き換えると、食物繊維の作用によって腹持ちがよくなり昼以降の食欲を抑えられるうえに、便通が促されデトックス効果も期待できます。毎日焼き芋を食べる場合は、ご飯やパン、麺類などの炭水化物を控えるのがおすすめです。糖質制限ダイエット中の人は、食べる量にも配慮しましょう。(※4)