ホタルイカのカロリーを沖漬け・干物など調理法別に比較!食べ過ぎの注意も紹介!
【管理栄養士監修】ホタルイカのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、ホタルイカのカロリー・糖質量を他の魚類や〈素干し・沖漬け〉など調理法別に比較しながら紹介します。ホタルイカのダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
ホタルイカの栄養価・効能も紹介
カロリーも糖質も低いホタルイカですが、実は栄養価がとても高い食品です。ここではホタルイカにどんな栄養素が含まれていて、どういった効能があるのかを紹介します。
①ビタミンE
ホタルイカには肌を美しく保ち、シミやそばかすの防止に役立つビタミンEが多く含まれます。ただしビタミンEは光に弱いので、美肌作りのためには素干しにした日干しホタルイカより、生のホタルイカを選ぶのがおすすめです。(※2)
②銅
銅は赤血球に鉄を運び、骨の形成を助ける栄養素です。骨粗鬆症を防ぐほか、血管の壁を丈夫にして動脈硬化や動脈瘤を予防します。銅はホタルイカに豊富に含まれており、含有量はトップクラスに多い納豆や牡蠣、牛のレバーと並びます。
③タウリン
筋肉の収縮を促すタウリンは、むくみの予防やハリのある肌作りに役立ちます。また、肝臓を守る作用のほかに肝機能を助けて毒素を体外に排出させる働きがあるため、しみや肌荒れを予防する効果も期待できます。(※3)
竹本友里恵
管理栄養士
ホタルイカは鮮度が落ちるのが早いので、生の状態で食べる機会は少ないかと思います。一般的に流通する茹でられたイカは、膨らみがあって表面にツヤがあるものを選びましょう。ホタルイカは他のイカでは取り除いてしまう内臓まで食べれるので、より栄養を摂取できます。特にタウリンとビタミンA・Eは豊富に含まれています。タウリンは恒常性を高める効果があり、肝機能の悪化を抑制したり動脈効果を防ぐ働きがあります。ビタミンAの量は魚介類でもトップクラスに多く、ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫にし、ビタミンEは抗酸化作用や皮膚の健康を保つ働きがあります。どちらのビタミンも免疫力を高めたり病気の予防効果があるので、ホタルイカの摂取を習慣化するのがオススメです。
(*ホタルイカの栄養素や効能などについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ホタルイカの食べ過ぎには注意が必要?
栄養価の高いホタルイカですが、食べすぎると害があるのでしょうか。どんな害があるのか、どれくらいなら食べても大丈夫かを紹介していきます。
①消化不良による便秘・腹痛になる
ホタルイカは消化に時間がかかるため食べすぎると消化不良で腹痛が起こったり、消化されないホタルイカが腸にたまって便秘になることがあります。腹痛や便秘を防ぐために、ホタルイカを食べる際にはよく噛んで5杯~6杯を目安に食べるとよいでしょう。
②プリン体の過剰摂取によって痛風になる
ホタルイカも含め、イカ類にはプリン体が多く含まれています。プリン体は痛風の原因になる尿酸を作る材料となるので、食べすぎには注意しましょう。すでに痛風になっている場合には、ホタルイカを食べるのは控えた方が良いでしょう。
(*イカの食べ過ぎについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)