わかめは食べ過ぎNG?腹痛・下痢に?摂取量はどれくらいまでが目安?
わかめを食べ過ぎるとどうなるのか知っていますか?大量摂取すると危険性のある栄養素に注意が必要です。今回は、<乾燥・生>わかめの食べ過ぎによる<腹痛&胃痛・下痢・気持ち悪い&吐き気・おなら>などの症状や、甲状腺の病気のリスクについて紹介しますわかめの食べ過ぎはどれくらいなのかも、1日の摂取量の目安とともに紹介するので参考にしてみてくださいね。
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わかめを食べ過ぎるとどうなるの?栄養豊富でも食べ方に注意?
わかめは豊富な栄養を持ち、日本の食生活に根付いた食材ですが、食べ過ぎた場合はどうなるのでしょうか。わかめの食べ方には、何か注意が必要なのでしょうか。今回は、わかめの効能の他、わかめを食べ過ぎた際に起こる可能性がある症状や、甲状腺の病気リスクについて紹介をします。
わかめの食べ過ぎによる症状は?注意が必要な栄養素がある?
わかめを食べ過ぎると、どういった症状があらわれるのでしょうか。また、わかめに含まれる栄養素で、注意が必要なものはあるのでしょうか。ここでは、わかめを食べ過ぎた場合の症状と、注意が必要な栄養素を紹介します。
①消化不良による腹痛や吐き気・下痢
わかめに多く含まれる食物繊維は、消化するまでに時間が掛かるだけでなく、大量摂取をすると消化不良を起こし、腹痛や胃痛、下痢の原因となることがあります。また、わかめに含まれる不溶性食物繊維は、長くお腹に留まりガスを発生させる性質があり、おならを発生させやすくします。(※1)
②ヨウ素過多による甲状腺の病気リスクの上昇
ヨウ素は、わかめや他の海藻類に多く含まれており、生命の維持には欠かせないとても大切な栄養素です。しかし、ヨウ素を摂り過ぎると甲状腺の機能低下や甲状腺腫などの過剰症、発熱が起こるなど病気のリスクが上昇するので注意が必要です。(※2)
ただ「わかめ」だけで太るのは考えにくい
わかめは、低カロリーで食物繊維を多く含み、ダイエット食としても人気ですが、わかめに含まれる塩分や、わかめを食べるための味付けには注意が必要です。塩分を摂り過ぎると、味覚が鈍感になり食欲が増したり、体が水分をため込んでむくんだ状態になると体重が増えたりします。
わかめだけでは太りにくいですが、ダイエット目的で食べる時は、食べ方に気を付けた方がよいでしょう。水分をしっかりと摂って塩分の排出を促したり、利尿作用がある食品を摂ったり、味噌汁の具にして摂取をするのがおすすめです。(※3)
乾燥わかめの食べ過ぎは「生わかめ」より危険性がある?
乾燥わかめなど、水に戻すと増えるわかめの食べ過ぎは、生わかめよりも危険性があるのでしょうか。ここでは、乾燥わかめにはどういった危険性があるのかを説明します。
乾燥わかめは水分で膨らむため食べる量により注意が必要
パリパリとしたおやつのような食感と低カロリーのため、ダイエット中に乾燥わかめをそのまま食べる人がいます。しかし、乾燥わかめは口や胃の中の水分で膨張するので、食べ過ぎには注意が必要です。
乾燥わかめをそのまま食べると、消化の途中で水分を含み膨張し、小腸や大腸に詰まって腸閉塞となる可能性があります。腸閉塞は、最悪のケースでは死亡に至る場合もあり、とても危険です。他にも、乾燥わかめを食べ過ぎると高血圧や、ヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能低下などを起こす危険があります。
乾燥わかめを食べ過ぎて、お腹が痛いと感じたり気持ち悪いと感じたり、おならや便が出ないなどの症状があらわれた場合には、早めに医療機関を受診することをおすすめします。(※4)
(*乾燥わかめの危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)