ひじきで下痢に?そのまま便に出るのは食べ過ぎ?消化不良?
ひじきを食べて下痢・腹痛になって、便にそのままの形で出てきたことはありませんか?消化不良でしょうか?今回は、ひじきを食べて下痢になる・そのままの原型で便として出てくる時の対処法や原因について紹介します。消化不良に効く食べ物やひじきの1日の摂取量目安も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ひじきを食べたら下痢でそのまま出てきた…
和食の定番食材であるひじきは作り置きできる料理も多く、自宅に常備している人も多いでしょう。しかし食事で食べた後に下痢をして、便にひじきのような固形物が混ざった経験がある人も少なくありません。ここではなぜひじきを食べた後で便にそのまま出てきてしまうのかを詳述するので、原因と対策を覚えて実践してみましょう。
ひじきで下痢・腹痛になるのはなぜ?そのまま出てくる原因は?
ひじきを食べた後で腹痛が起こる、あるいは下痢をするのには理由があります。理由を知って対処できれば、便にひじきがそのまま出ることもなくなるでしょう。ここでは、ひじきが腹痛や下痢を引き起こす原因を説明します。
ひじきで下痢になるのは「消化不良」が原因
ひじきで下痢になるのは食べ過ぎによって消化不良が起こることが原因で、以下の食べ物は同様に水溶性食物繊維が豊富なので注意が必要です。
・こんにゃく
・白キクラゲ
・らっきょう
・ケール
・つるにんじん
文部科学省の食品成分データベースによると、上記が水溶性食物繊維が豊富な食べ物の上位を占めています。ひじきに含まれている水溶性食物繊維には便を軟らかくする働きがあるため、食べ過ぎると下痢の原因になるのです。
またひじきがそのまま出てきてしまうのは、腸で吸収できなかったことが原因です。嘔吐していたり風邪をひいたりと体調が悪い時は、ひじきが吸収されにくくなるので食べるのは避けましょう。(※1)
ひじきに含まれるヒ素が原因の可能性もある
ひじきに含まれているヒ素が原因で、普通や下痢が起こった可能性も否定できません。急性ヒ素中毒になると腹痛や吐き気、下痢などの症状が起こるのは事実です。重症化すると発熱や不整脈、意識混濁が見られることもあります。
しかしひじきに含まれているのは無機ヒ素と呼ばれる種類で、水に溶けやすい性質を持っています。ひじきを調理する際に水で洗うあるいは茹でこぼす、水戻しを行うなど下ごしらえをしていればヒ素中毒になる可能性は低いです。(※2)
ひじきの下痢・原型のまま便で出てくるの防ぐには?
水溶性食物繊維が豊富なひじきを食べ過ぎると消化不良によって下痢が起こる、あるいは吸収されずに原形のまま便に出るとわかったからには、対処法を覚えておきたいところです。ここではひじきを食べても、そのまま便に出ないようにする方法を説明します。
①ひじきの摂取量は1日に小鉢1杯程度までにする
ひじきが便に原形のまま出てくるのを避けたいなら、1日の摂取量を小鉢1杯程度に抑えましょう。ヒ素が気になる場合は4.7gが、1日に食べて良いひじきの分量です。ひじきを食べ過ぎなければ消化不良は起こらないので、便にのまま出ることもなくなります。
②胃腸が弱っているときは食べるのを避ける
胃腸が弱っている時も消化されずにひじきが便に出てしまうので、以下のような消化の良い食べ物を食べましょう。
・大根
・にんじん
・白菜
・キャベツ
・じゃがいも
上記の食べ物をできるだけ小さく切り、煮たり蒸したりして食べるのがおすすめです。上記の野菜は食物繊維や脂質が少なく、消化が早い食べ物に分類されます。人間の体はもともと食物繊維は完全に消化できないので、胃腸が疲れている時にひじきを食べるとそのまま便に出やすくなります。
③不溶性食物繊維もバランス良く取る
ひじきを食べる時に以下のような不溶性食物繊維を含んだ食べ物もバランス良く摂ることも、便にそのまま出ないようにする方法の1つです。
・大豆
・おから
・玄米
・ごぼう
・干しシイタケ
ひじきの煮物に大豆やおからを使うのは、美味しいだけでなく理に適っているのです。食物繊維は1日に男性20g、女性18gを摂るのが適量とされています。食物繊維は水溶性と不溶性で1:2に摂るのが理想なので、ひじきの量に合わせて不溶性食物繊維が豊富な食材を食べるように意識しましょう。