カクテルのアルコール度数は?計算できる?種類別の一覧も紹介!
カクテルのアルコール度数を知っていますか?平均は何度ぐらいなのでしょうか?今回は、カクテルのアルコール度数の〈スピリッツ・リキュール〉のベースと割り材の比率による計算式を〈カシシオレンジ〉など種類別の度数一覧とともに紹介します。カクテルをお酒初心者が選ぶ際のポイントやも紹介するので参考にしてみてくださいね。
・【お酒、飲酒は20 歳を過ぎてから】
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目次
- カクテルのアルコール度数はどれぐらい?計算できる?
- カクテルの度数はベースのお酒と割り材の比率によって異なる
- 約20度のリキュールベースで作ったカクテルの度数の計算例
- 約40度のスピリッツベースで作ったカクテルの度数の計算例
- カクテルの種類別の度数一覧!高い・低いのはどれ?
- ①度数が5度以下のカクテル
- ②度数が5~10度のカクテル
- ③度数が10~15度以下のカクテル
- ④度数が15度以上のカクテル
- カクテルの度数でお酒初心者が注意すべき点は?
- ①ショートカクテルよりもロングカクテルを選ぶ
- ②ベースとなるお酒の度数が低いものを選ぶ
- ③割り材の量を多くする・氷で溶かしてゆっくり飲む
- ④自分の限界を超えて飲まない
- カクテルの度数は種類によって異なる
カクテルのアルコール度数はどれぐらい?計算できる?

居酒屋などでカクテルを飲む時に、メニュー表に表記されていないためアルコール度数がわからないことが多いです。今回は、アルコール度数は自分で計算できるのかどうか紹介します。
カクテルの度数はベースのお酒と割り材の比率によって異なる
ベースのお酒に割り材と呼ばれる飲料を割って作るため、カクテルの度数はこの組み合わせで決まります。アルコール度数×割り材の量を求めて簡単に度数を計算する事ができ、覚えておき活用すれば大変便利です。
計算式としては、20度のリキュールだとアルコール度数=(0.20×リキュールの量)÷(リキュール+割材の量)×100となります。40度のスピリッツで作ったカクテルは、アルコール度数=(0.40×スピリッツの量)÷(スピリッツ+割り材の量)×100となります。また、スピリッツは蒸留酒の総称でジンなど様々な種類があるため、平均となる40度で計算しています。
約20度のリキュールベースで作ったカクテルの度数の計算例
リキュール(20度):割り材 | 度数 |
1:1 | 10% |
1:2 | 7% |
1:3 | 5% |
1:4 | 4% |
1:5 | 3.% |
約20度のリキュールでカクテルを作る場合の計算例をあげましたが、リキュールにも様々な種類があります。市販でよく販売されているリキュールは以下の通りです。
・サントリー カルーアコーヒー 20度
・サントリー ルジェ クレーム ド カシス 20度
・デカイパー オリジナル ピーチツリー 20度
リキュールの度数は平均して20度程のものが多く、計算例を覚えるとほとんどのリキュールで応用可能です。リキュールは果実や香草、薬草などで風味を付け甘みを加えた蒸留酒です。有名なのはカルーアコーヒーで作る、カルーアミルクやカシスで作るカシスオレンジがあります。ピーチツリーは、ピーチウーロンやファジーネーブルとしてよく飲まれます。
約40度のスピリッツベースで作ったカクテルの度数の計算例
スピリッツ(40度):割り材 | 度数 |
1:1 | 20% |
1:2 | 13% |
1:3 | 10% |
1:4 | 8% |
1:5 | 7% |
約40度のスピリッツベースで作ったカクテルの度数の計算例をあげましたが、スピリッツにも種類があります。市販でよく販売されているスピリッツは以下の通りです。
・ボンベイ サファイア:47度
・サントリージャパニーズジン 翠:40度
・アブソルート:40度
スピリッツとは蒸留酒でジンやウォッカ、ラムそしてテキーラが有名ですがこれらは4大スピリッツと呼ばれている代表格です。広い意味で言えばウイスキーや焼酎などもスピリッツとなりますが、一般的にはそれ以外を指します。度数が比較的高く、35度以上のもので90度を超えるものもありますが普段目にするものは平均40度程に調整されている事が多いです。
(*リキュールのアルコール度数について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カクテルの種類別の度数一覧!高い・低いのはどれ?

カクテルも種類が多く、また使用しているアルコールの種類もわからない事があります。ここではすぐにアルコール度数がわかるよう、低い順に紹介します。
①度数が5度以下のカクテル

アルコール度数が低めの、5度以下のカクテルは以下の通りです。
・レッドアイ 2.5度:ビール
・ファジーネーブル 3度:デカイパー オリジナル ピーチツリー
・ピーチウーロン 4度:デカイパー オリジナル ピーチツリー
・カシスオレンジ 4度:サントリー ルジェ クレーム ド カシス
度数の低いカクテルは、甘くて飲みやすく作られていたり割り材の量を多く入れて作られている事が多いです。飲みやすくアルコール度数も低いため、お酒初心者におすすめのカクテルです。しかし、飲みやすいために飲み過ぎも起こりやすく、結果として酷く酔ってしまうこともあります。飲むペースや量には、十分に注意しましょう。
(*ファジーネーブルやカシスオレンジのアルコール度数について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②度数が5~10度のカクテル
少し高めのアルコール度数が5度から10度のカクテルは、以下の通りです。
・チャイナブルー 8度:ライチリキュール+ブルーキュラソー
・カルーアミルク 5度:サントリー カルーアコーヒー
・ジントニック 9度:ジン
・サファイアトニック 9.4度:ボンベイ サファイア
度数が5度〜10度ぐらいのものはアルコール度数の高いお酒がベースになっていたり、度数の低いカクテルに比べて割り材の量が少ないものがあります。割り材に炭酸が使われているため、度数が高い反面飲みすぎてしまうため注意が必要です。居酒屋などのサワー類はこの辺りの度数のものが多く、一般的に店でよく飲まれているものはこのくらいの度数が多いです。
(*カルーアミルクやジントニックのアルコール度数について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③度数が10~15度以下のカクテル
お酒初心者は気をつけたい、度数が10度〜15度以下のカクテルは以下の通りです。
・スクリュードライバー 10度:ウォッカ
・ウォッカトニック 11度:ウォッカ
・ソルティドッグ 13度:ジン
・ジンバック 14度:ジン
アルコール度数が10度から15度ほどのカクテルは、スピリッツと呼ばれるお酒がベースとなっている事が多いです。度数の高いお酒を、ジンジャエールなどのジュースで割って飲みやすく作られています。10度を超えてくると体感的にもかなりアルコール度数が高くなってくるため、この辺りのカクテルはお酒初心者の人の場合飲まない方が無難です。
(*スクリュードライバーやジンバックのアルコール度数について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
④度数が15度以上のカクテル

アルコール度数が15度以上のカクテルは、以下の通りです。
・モヒート 20度:ラム
・スカイ・ダイビング 28度:ラム+ブルー・キュラソー
・ブラックルシアン 30度:ウォッカ+カルーアコーヒー
・マティーニ 36度:ジン+ドライベルモット+オレンジビターズ
この辺りの度数のカクテルは、アルコールとアルコールを合わせたカクテルがあるため必然的に度数が高くなります。お酒を飲み慣れていない人が飲むと、一杯でかなりアルコールを摂取することになるため間注意が必要です。また度数が高いカクテルは度数の高いアルコールがベースとなっている事が多く、モヒートなどに使用するラムはその代表で50度前後あります。
(*モヒートやマティーニのアルコール度数について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カクテルの度数でお酒初心者が注意すべき点は?

お酒にはあまり慣れていないものの、カクテルに挑戦して見たいという人も注意する点を守ればカクテルを楽しむ事ができます。ここでは、お酒初心者がカクテルの度数で注意すべき点を紹介します。
①ショートカクテルよりもロングカクテルを選ぶ
カクテルにはショートとロングがあり、ロングカクテルの方が氷や割り材も入っているためアルコール度数が低い傾向にあります。ロングカクテルはグラスの高さのことではなく氷が入っているスタイルのものを言い、ショートカクテルに比べてアルコール度数が低いものが多いです。わからない場合は、注文する時に店員に種類の確認をすると良いでしょう。
②ベースとなるお酒の度数が低いものを選ぶ
ベースとなるお酒の度数が低いものを選ぶと、カクテル自体の度数も低いことが多いです。スピリッツとリキュールを比べても、スピリッツは平均40度でリキュールは20度ぐらいのため20度も差があります。この差は店だと特に割り材の量だけでは埋めるのは難しいため、最初からベースのお酒の度数が低いカクテルを注文することをおすすめします。
③割り材の量を多くする・氷で溶かしてゆっくり飲む
自分で作るときはベースの酒と割り材の割合を自由に設定できるため、割り材の量を増やすなどして低めに度数を調節すると良いでしょう。店で飲む場合は割り材の量を調整できないこともあるため、ロングカクテルなど氷の入っているカクテルを選びゆっくり氷を溶かしながら飲むとアルコールが薄まって酔いづらくなります。
④自分の限界を超えて飲まない
アルコールを飲むどんな場面でも言えることですが、自分の限界を超えて飲まない事が大切です。1日のアルコール摂取量の目安は20gで、アルコール度数7度のチューハイ350ml缶ぐらいの量です。アルコール度数の高いカクテルは避けるか飲む量を少なくしたり、度数の弱いカクテルであっても2ドリンクに留めるなど対策をしましょう。
カクテルの度数は種類によって異なる
カクテルのアルコール度数は、ショートカクテルやロングカクテルなどの種類によって大きく異なる事がわかりました。ベースにするアルコール度数によっても、カクテルの度数が変わってくるためそこも注意が必要です。種類や度数が多く複雑なためわからない場合は店員に確認して、自分にあった度数のカクテルを注文することをおすすめします。