ジンジャーエールのカロリー・糖質や糖分量は?生姜の栄養・効果はあるの?

【管理栄養士監修】ジンジャーエールのカロリー・糖質量を知っていますか?生姜の健康効果は得られるのでしょうか?今回は、ジンジャーエール(500ml)のカロリー・糖質量をコーラなど炭酸飲料と比較しながら紹介します。ジンジャーエールの栄養成分や効能にくわえ、カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. ジンジャーエールのカロリー・糖質は高い?太る?
  2. ジンジャーエール(1杯:200ml)のカロリー・糖質
  3. ジンジャーエール(1本:500ml)のカロリー・糖質をコーラなどと比較
  4. ジンジャーエールの栄養価と健康効果は?生姜成分が豊富?
  5. ショウガオールが豊富
  6. 生姜風味のジュースには要注意
  7. ジンジャーエールをカロリーオフして飲むには?
  8. ①カロリーゼロ商品を選ぶ
  9. ②自家製で砂糖を控えめに作る
  10. ジンジャーエールのカロリーに注意しよう

ジンジャーエールのカロリー・糖質は高い?太る?

ジンジャーエールは喉越しが良く幅広い年代から親しまれており、人気の炭酸飲料の一つです。糖分が高くカロリーが高いイメージもありますが、実際にはどのくらいなのでしょうか。人気のある他の飲料と比較して説明します。

ジンジャーエール(1杯:200ml)のカロリー・糖質

カロリー 糖質
ウィルキンソン 74kcal 18.6g
カナダドライ 72kcal 18g

ウィルキンソンのジンジャーエールは辛口のジンジャーエールで、幅広い世代に親しまれており本格的なジンジャーの力強い風味が人気です。カナダドライのジンジャーエールも甘さを控えた大人な味わいで同じくロングセラー商品ですが、ウィルキンソンよりやや甘口で飲みやすいのが特徴です。

どちらも一杯あたりのカロリーは約70kcal、糖質は18g程度で、ほとんど差は無いので、どちらか迷った時は味の好みで選べば良いでしょう。カロリーはそれほど多くはありませんが糖分は別で、糖質量は20g弱と多めなのでダイエット中や糖質制限中なら注意する必要があります。爽やかな飲み口で飲みやすいドリンクなので、飲み過ぎには注意しましょう。(※1、2)

ジンジャーエール(1本:500ml)のカロリー・糖質をコーラなどと比較

カロリー 糖質
アクエリアス 95kcal 23.5g
スプライト 160kcal 40g
ジンジャーエール 180kcal 45g
ファンタグレープ 200kcal 50g
コーラ 225kcal 56.5g
(炭酸飲料(500ml))

カナダドライジンジャーエールを他の飲料と比較しました。ジンジャーエールはコーラよりも低カロリーですが、アクエリアスと比較するとカロリーが高めとも言えるでしょう。

また、コーラより低カロリーでも、ジュース全般に糖分が多く含まれており、糖質量の多さはそれほど変わらないので、ジンジャーエールを飲み過ぎると太る可能性があります。アクエリアスはカロリー・糖質は共に少なめなので、ダイエット中ならジンジャーエールよりもアクエリアスを選んだ方が良いかもしれません。

竹本友里恵

管理栄養士

ジンジャーエールは、生姜風味の香りや味をつけ、カラメルで着色したノンアルコールの炭酸飲料の事です。"風味"なので、生姜が入っていなくてもジンジャーエールと呼ぶ事ができます。カロリーを見ると、他の炭酸飲料よりも少なめで健康的なジンジャーエールですが、甘い炭酸飲料なので砂糖が大量に含まれています。糖質量は500mlで、なんと35~46.5gもあり、スティックシュガー10本以上に値します。1日コップ1杯(約200ml)程度に留めておきましょう。

ジンジャーエールの栄養価と健康効果は?生姜成分が豊富?

ジンジャーエールは糖分が多めでダイエット時に注意したい飲み物であるといえますが、他の飲料に比べて健康に良い栄養成分も含まれています。続いて、ジンジャーエールに含まれる成分と、それらに期待出来る健康効果と説明します。

ショウガオールが豊富

ジンジャーエールに含まれるショウガオールという栄養成分には、血流を良くし体を温める効果があります。冷えを防ぐ事によって代謝を促進し痩せやすい体にしたり、頭痛や生理痛などの痛みを低減したりといった効果があります。しかし、生姜には食欲増進の効果もあるので、飲み過ぎには注意が必要です。ダイエット中なら、飲む量を決めておくと良いでしょう。

また、ショウガオールの成分が市販のジンジャーエールにどの位入っているのか不明である事が多いので、生姜オールをしっかり摂取したい方には、手作りすることをおすすめします。生姜をたっぷり入れて、生姜の健康効果を得ましょう。

竹本友里恵

管理栄養士

体を温める効果がある生姜の成分は、辛味成分の”ジンゲロール”と”ショウガオール”です。ジンゲロールは生の生姜に含まれている成分で、加熱するとショウガオールに変化します。ジンゲロールには強い殺菌力があり、煮魚に生姜を使用するのは生臭さを消すだけではなく、ジンゲロールの強い殺菌力による食中毒の予防効果が期待できるからでもあります。ジンゲロールには解熱作用や鎮痛作用、抗炎症作用など、感染症のさまざまな症状に効果があるとされています。

生姜風味のジュースには要注意

市販のジンジャーエールにの中には、生姜風味の香料が使用されているだけで実際には生姜が使用されていない物もあるので注意しましょう。スーパーなどで手軽に購入できるウィルキンソンやカナダドライのジンジャーエールはどちらも生姜エキスが入っているので、ショウガオールの効果を得ることができます。

ジンジャーエールに使用されているのが香料なのか生姜なのかは味だけでは判断が付きにくいので、健康効果も得たいなら成分表示をしっかりチェックしておきましょう。健康やダイエットを意識したい場合は、「ジンジャーエキス」や「生姜」などの表記があるものを選んで下さい。

ジンジャーエールをカロリーオフして飲むには?

ジンジャーエールはカロリーや糖質が高い飲料ですが、健康やダイエットに良い栄養素も含まれています。カロリーオフを意識してジンジャーエールを飲むには、どうすれば良いのでしょうか。

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