MCTオイルに発がん性があるって本当？危険性の有無や正しい使い方を紹介！

ココナッツオイルやMCTオイルに含まれている中鎖脂肪酸は、脂肪を燃焼したり糖尿病を予防したりと健康面に良い効果があります。その中でも中鎖脂肪酸配合率が100％のMCTオイルに、発がん性などの危険があると言われているのはなぜなのでしょうか。まずは、健康効果が高いMCTオイルが危険と言われている理由について説明します。

ダイエットだけでなく、医療の現場でもMCTオイルの効果は高く評価されていますが、なぜ発がん性があり危険だと言われているのでしょうか。MCTオイルは本当に発がん性があるのか、MCTオイルが危険だと言われている理由について見ていきましょう。

また、MCTオイルと発がん性の関連が疑われるようになった理由として、あるクッキングオイルに発がん性物質「グリシドール」になる可能性がある「グリシドール脂肪酸エステル」が含まれていたことが分かった発表が挙げられます。ただ、これは、油の種類というより精製方法に起因する成分のため、MCTオイルというより食用油全般が対象となる話であり、MCTオイルだからといって特筆して注意する必要はないでしょう。

「グリシドール脂肪酸エステル」の安全性について詳細を知りたい場合は、下記ページを参考にしてみてください。（※2）

MCTオイルは、他のオイルと比べると酸化しにくいと言われていますが、保存方法が悪いなどの条件で酸化が進みます。MCTオイルが酸化すると過酸化脂質という物質が発生し、これが体内に入ると細胞の老化を早めることになります。細胞の老化によって、がんなど病気の原因になるので、MCTオイルの使い方には注意が必要です。

ダイエットや健康に良い効果をもたらすMCTオイルを積極的に食事に取り入れたいものですが、デメリットはあるのでしょうか。ここでは、MCTオイルの発がん性以外のデメリットや、基礎疾患がある人がMCTオイルを摂取する場合に気をつけるべきことを説明します。