MCTオイルに発がん性があるって本当？危険性の有無や正しい使い方を紹介！

MCTオイルは、中鎖脂肪酸という消化吸収されやすい油脂です。消化吸収のスピードが早いので、大量に摂取すると腸内の水分量が増え、下痢になります。MCTオイルを大量に摂取すると、体内にケトンが増加し、腹痛や吐き気を引き起こす可能性があります。

MCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸は、肝臓に直接運ばれてケトン体となりエネルギーに変わります。肝臓に疾患がある人には、中鎖脂肪酸の代謝が負担となり、肝疾患を悪化させる可能性があるため気をつけなければなりません。

肝疾患や糖尿病などの持病がある状態で体内にケトンが増えると、体液が酸性に傾いた状態になります。この状態が悪化すると、ケトアシドーシスという危険な状態となり、呼吸困難や吐き気、嘔吐、意識障害などの症状を引き起こす可能性があります。肝臓に不安がある人は、MCTオイルを摂取する前に医師に相談しましょう。

MCTオイルは容量を守らないと体調不良につながりますが、正しく摂取すれば良質な脂質によって健康効果を高められます。ここでは、MCTオイルの摂取量や避けた方が良いことを説明します。

MCTオイルを摂る場合は、1日1回〜3回の頻度で、小さじ1杯〜大さじ1杯を目安に摂取するようにしましょう。MCTオイルを摂取することに慣れていない場合は、腹痛や下痢を起こす可能性があるので、小さじ1杯から様子を見ていきましょう。

食用油の発火点が370度であることに対し、MCTオイルは140度で発火してしまうため加熱には適していません。温めて食べたい場合には、調理後の仕上げとしてかけるか、パウダー状のMCTオイルを選ぶと良いでしょう。

MCTオイルは、熱い食べ物に入れても酸化しにくい飽和脂肪酸なので、コーヒーや味噌汁に入れても問題ありません。

（＊MCTオイルの使い方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

MCTオイルについて発がん性が心配されていましたが、適切な使い方をしていれば問題はありません。MCTオイルの1日の摂取量や使い方を守っていれば、ダイエットや認知症の予防になるなど、健康効果が期待できます。MCTオイルを取り入れて、健康的な生活を送ってくださいね。