スキムミルクのデメリットは?危険で体に悪い?メリットと比較し紹介!
スキムミルクのデメリットを知っていますか?危険で体に悪いと言われるのはなぜでしょうか?今回は、スキムミルクの<原料の牛乳・飲み過ぎ>などによるデメリットや、危険で体に悪いと言われる理由を紹介します。スキムミルクのメリット・効果や、無添加などのおすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- スキムミルクが体に悪いって本当…?
- スキムミルクのデメリットは?危険・体に悪いとなぜ言われるの?
- ①牛に使用される遺伝子組み換え飼料
- ②牛に使用されるホルモン剤・抗生物質
- ③加工の際の危険性
- ④品質管理の危険性
- ⑤飲み過ぎるデメリット
- ⑥放射能への不安
- ただスキムミルクに対しての過剰な心配はしなくてOK
- スキムミルクのデメリットは健康面以外にもある?
- ①味わい
- ②分量を量るのが面倒
- ③保存方法に注意が必要
- スキムミルクはメリット・効果もある?使い方も紹介!
- スキムミルクのメリット・効果
- スキムミルクのおすすめの使い方
- 無添加スキムミルクなどおすすめ商品を紹介!
- ①オーガニック ノンファット スキムミルクパウダー|930円
- ②よつ葉 北海道スキムミルク|1,000円
- ③エシレ セミスキムミルク|598円
- スキムミルクのデメリットや危険性を知っておこう
スキムミルクが体に悪いって本当…?
脱脂粉乳とも呼ばれるスキムミルクは、パン作りなどでよく見かける食材です。スキムミルクとは、牛乳から水分と乳脂肪分を取り除き、粉末状にしたもので、牛乳の代用品などにも使われます。ダイエットにも効果的だと人気もありますが、スキムミルクは危険で体に悪いというイメージも多いです。ここでは、スキムミルクが体に悪いのかなどについて紹介します。
(*スキムミルクについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
スキムミルクのデメリットは?危険・体に悪いとなぜ言われるの?
スキムミルクは粉末状で水にも溶けやすく、牛乳の代用品としても便利ですが、体に悪いイメージがあるのはなぜでしょうか。ここでは、スキムミルクの危険性やデメリットなどを詳しく紹介するので、スキムミルクを取り入れる時の参考にしてください。
①牛に使用される遺伝子組み換え飼料
スキムミルクが体に悪い危険な食材と考えられる理由の一つに、原料となる牛乳を生み出す牛の飼料の危険性があります。牛の飼料には、主にアルファルファと呼ばれる遺伝子組み換え作物が使用されているのです。また、飼料作物は人が食べることを想定していない作物なので、農薬や人工肥料の使用量も多いと考えられています。
日本で育てられている牛でも、飼料はアメリカなどの大規模農場で作られた輸入飼料です。スキムミルクは、その飼料で育った牛の乳を原料としているため、遺伝子組み換えや農薬の影響が危険だと考える人も少なくありません。
また、スキムミルクの原料はそのまま飲むのではなく加工されることが前提となっているため、安価で取引されることが多いです。コストを重視して、飼料まで安全性を高めようとこだわって作られることも多くありません。飼料の安全性がわからないので、加工品であるスキムミルクが危険で、体に悪いというイメージにつながっているようです。
②牛に使用されるホルモン剤・抗生物質
スキムミルクの原料を生み出す牛に与えるホルモン剤や抗生物質の影響から、危険で体に悪いなどのデメリットがあるのではないかと考える人も多いです。ホルモン剤を打つと、搾乳の量が最大で約4倍にもなるため、生産量を上げるためによく利用されています。
しかし、日本で認可されているホルモン剤でもEU諸国などでは禁止されている薬もあり、人体に及ぼす危険性も懸念されています。ホルモン剤を与えた牛は感染症にかかりやすくなったり、乳房に炎症を起こしたりするほか、乳がんなどの危険性も高くなるようです。さらに、ホルモン剤により高くなった感染症の危険性を抑えるために、抗生物質も大量に投与されます。
ホルモン剤を使っている以上、抗生物質も使い続けることになり、牛本来の免疫力も弱まります。スキムミルクは、このように健康状態に不安のある牛から搾乳された乳を原料としているため、その品質や安全性が疑問視されて体に悪いイメージを持たれているようです。
③加工の際の危険性
スキムミルクに懸念されるデメリットには原料のほか、加工の際に考えられる危険性もあげられます。スキムミルクは水分や脂肪分を取り除き、乾燥させて成分を濃縮した製品です。そのため、栄養も濃縮されますが、体に良くない危険な成分が含まれている場合は、それらも濃縮されているのではないかと考えられています。
④品質管理の危険性
スキムミルクは牛乳のほか、バターやチーズを作った残りのものからも作ることができます。日本でも戦後物資が少ない時代に、バターを作る過程でできた廃棄物の再利用として、スキムミルクが作られ、品質管理が徹底されていなかった例もあるようです。
現在ではHACCP(ハサップ)と呼ばれる衛生管理の基準も作られ、各メーカーも衛生管理を徹底して行っています。HACCPとは、あらゆる原料の受け入れ・製造・製品の出荷などの工程において、健康被害を引き起こす可能性のある危害要因(ハザード)を科学的根拠に基づいて管理する衛生管理の手法です。
かつては品質管理に問題があり危険なイメージもあった脱脂粉乳ですが、現代ではそのような心配はなく、安心して使用できます。
⑤飲み過ぎるデメリット
スキムミルクを飲み過ぎると、以下のように健康を害する危険性も考えられます。
・肥満
・パーキンソン病のリスクが高まる
スキムミルクはあっさりした風味で、脂肪分が少ないのでダイエット向きだといわれていますが、飲み過ぎると肥満につながります。適量を飲めば牛乳よりも低カロリーで脂肪分も抑えられますが、飲み過ぎるとカロリー過多になります。乳糖も多く、太る場合もあるので、飲み過ぎに注意してください。一日の摂取量の目安は20g~40gになります。
また、近年の研究で、スキムミルクは摂取していない人よりもパーキンソン病を発症する危険性が高いことがわかっています。詳細はまだ解明されていませんが、栄養価も高く脂肪が少ないからと飲み過ぎると、体に悪いデメリットもあることを知っておくことも大切です。
⑥放射能への不安
日本で流通しているスキムミルクの原料のほとんどは北海道で作られたものですが、中には放射能の影響を心配する声もあります。福島由来の原料を使っていなくても、市販の牛乳やスキムミルクから放射能が検出された例もあり、スキムミルクも汚染されて危険ではないかといイメージもあるようです。
特に、スキムミルクは牛乳を濃縮しているイメージが強いため、牛乳などの乳製品よりも放射能の影響を心配されています。しかし、厚生労働省ではスキムミルクの放射性物質の検査結果を公開していて、問題となるほどの放射性物質は検出されていないので過度に危険視する必要はありません。