明太子を食べ過ぎるデメリットは?塩分が危険?どれくらいが適量かも紹介!
明太子を食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?<20g・100g>などは大丈夫なのでしょうか?今回は、明太子の食べ過ぎによる<塩分過多・腹痛・蕁麻疹・下痢・痛風・病気>などのデメリットを紹介します。明太子の食べ過ぎはどれくらいかや、1日の摂取量の目安も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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明太子を食べ過ぎると…?
明太子はご飯のおかずやおつまみに合う食品で、毎日食べることも珍しくありません。明太子を食べ過ぎると、体に悪いデメリットが現れるのでしょうか。今回は明太子の食べ過ぎによるデメリットや、食べ過ぎにならない量とおすすめの食べ方を紹介します。
明太子の食べ過ぎによるデメリットは?痛風の危険あり?
日常的に食べる機会が多い明太子ですが、食べ過ぎによるデメリットについて考える機会は多くありません。また、明太子を食べ過ぎると痛風になりやすいと耳にしますが、本当なのでしょうか。ここでは、明太子の食べ過ぎによるデメリットを4つ解説します。
①痛風の原因のプリン体はあまり多くない
100gあたり | プリン体 |
明太子 | 159mg |
鶏レバー | 312mg |
まいわしの干物 | 305mg |
ほうれん草 | 171mg |
上記は100gあたりに含まれる食品のプリン体を一覧にした表です。プリン体は痛風の原因として知られていますが、他の食品と比べて明太子に含まれるプリン体は多くありません。レバーなどの動物の部位や栄養が濃縮されている魚の干物には、明太子の2倍に相当するプリン体が含まれています。
日本痛風・核酸代謝学会が発行するガイドラインでは、食品中のプリン体は300mgを超えると極めて多い量に定義されている点で、明太子の食べ過ぎには注意が必要です。また、明太子に近い量のプリン体を含むほうれん草は食べる機会が多いため、食べ過ぎないように気をつけましょう。(※1)
②塩分過多
100gあたり | 塩分 |
明太子 | 5.6g |
梅干し | 18.2g |
ソーセージ | 1.9g |
食パン | 1.2g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※2)
上記の表は100gあたりの身近な食品に含まれる塩分量を一覧にしたものです。明太子の100gは約2本分の量で、梅干し1個やソーセージ5本とほぼ同じ量の塩分が含まれています。さらに明太子1本でも、6枚切りの食パン2枚分に当たる塩分を含んでいることを知っておきましょう。
また、塩分量が多い食品の食べ過ぎは、以下の症状や病気を引き起こすデメリットがあるため注意が必要です。
・むくみ
・高血圧
・骨粗鬆症
大量の塩分を摂取すると血中のナトリウム濃度が上昇し、浸透圧を保つために体内に水分を多く溜め込むようになり、血液量が増えてむくみや高血圧を発症するリスクを高めます。腎臓は塩分の排出を促す働きがありますが、塩分と体内のカルシウムを同時に排出するため、骨粗鬆症になる恐れがある点にも注意が必要です。(※3、4)
③腹痛・下痢
明太子を食べ過ぎると、以下が原因で腹痛や下痢などの症状が現れる恐れがあります。
・寄生虫
・辛味成分
魚介類に寄生するアニサキスと呼ぶ寄生虫が人の消化器に入ると、激しい腹痛や下痢の症状が現れます。アニサキスによる食中毒は適切な処理で予防できるため、品質管理が徹底されているメーカーの明太子を選ぶことが大切です。
また、辛子明太子に含まれる辛味成分のカプサイシンは過剰摂取すると、胃酸が多く分泌されて気持ち悪いといった不快感が現れることがあります。さらにカプサイシンは腸のぜん動運動を過剰にするため、腹痛を伴う下痢を引き起こす恐れがある点にも注意が必要です。(※5、6)
④蕁麻疹などのアレルギー症状の可能性
明太子は蕁麻疹などのアレルギー症状を引き起こす可能性があることを知っておきましょう。しかし、アレルギー表示を推奨するイクラと比べ、明太子はアレルギーの頻度と症状は軽度です。ただしイクラにアレルギーがある場合は明太子を食べると、類似する食品に反応する交差抗原性により、食べる量に関係なくアレルギー症状が出る恐れがあります。(※7)
明太子の食べ過ぎはどれくらいから?食べ方の注意点は?
明太子の食べ過ぎは腹痛などを引き起こすことがありますが、明太子の適量はどれくらいなのでしょうか。また、明太子のデメリットを受けにくい食べ方はあるのでしょうか。ここでは明太子を食べる1日の目安量と、明太子のおすすめする食べ方を2つ解説します。