酢豚のカロリー・糖質は高い?栄養価やダイエット向きの食べ方など紹介!
【管理栄養士監修】酢豚のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、酢豚(1人前)のカロリー・糖質量を他の中華料理と比較しながら紹介します。酢豚(1人前)のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
- 酢豚のカロリー・糖質量は?
- 酢豚(1人前)のカロリー・糖質
- 酢豚(1人前)のカロリー・糖質量を他の中華料理と比較
- 酢豚(1人前)のカロリー消費に必要な運動量
- 酢豚の栄養価と効能は?
- ①ビタミンB1|疲労回復効果
- ②ビタミンB6|糖質・脂質の代謝向上
- ③クエン酸|血液をサラサラにする
- ④ビタミンA|肌の健康を維持
- ⑤ビタミンC|免疫力を高める
- ⑥ビタミンK|骨・血管の健康を保つ
- 酢豚をカロリーオフして作るには?
- ①豚肉は脂質の少ない部位を選ぶ
- ②油で揚げない
- ③お酢を多めに入れる
- ④野菜を多く入れる
- 酢豚のダイエット向きの食べ方は?
- ①ご飯など炭水化物類を控える
- ②お茶を飲みながら食べる
- ③野菜から食べる
- 酢豚のカロリーに注意して食べよう
ビタミンB6は主にパプリカに多く含まれており、アミノ酸の分解、再合成を手助けする効果があります。アミノ酸の代謝を助けるビタミンB6はタンパク質の代謝に欠かせない補酵素です。
また、脂質の代謝を助ける機能も持ち、肝臓に脂肪が蓄積するのを防いで、脂肪肝を予防する働きがあります。他にも、免疫機能の向上や神経伝達物質の合成促進など、精神状態の安定に深く関わっています。(※3)
③クエン酸|血液をサラサラにする
酢豚にはパイナップルの入るレシピもありますが、パイナップルにはクエン酸が多く含まれており、血液を綺麗にし血管を丈夫にする効能があります。また、血液中の糖分の燃焼を促進し、血糖値を正常化させます。そうして、クエン酸のサイクル活動が中性脂肪、コレステロールを溜まりづらくし、血液をサラサラにすることで、高血圧を改善します。
他にも、クエン酸には疲労回復効果があり、疲労物質の乳酸菌の生成を抑制し、新陳代謝を助ける働きがあります。
④ビタミンA|肌の健康を維持
ビタミンAはにんじんに多く含まれており、肌が紫外線から受けたダメージを受けた時に、細胞のDNAに働きかけて修復させる効能があります。肌のシミやシワは紫外線からのダメージにより発生するため、ビタミンAは肌の健康を保つ上で欠かせません。
他にもビタミンAには免疫力を高める効果や、視力の低下を防ぐ効果などがあり、体にとって非常に重要な役割果たします。(※4)
⑤ビタミンC|免疫力を高める
ビタミンCはパプリカやピーマンに多く含まれており、白血球やリンパ球などの免疫細胞の機能を維持します。免疫細胞は体の中に入ってくる細菌と戦う効能を持ち、ビタミンCによる機能の維持によって抵抗力が高まり、風邪などの病気の治りを早めます。
他にもストレス解消や、粘膜・骨を強くする効果、血中コレステロール値を正常にさせる効果を持つ栄養素です。激しい運動や、飲酒、喫煙により大量に失われてしまうため、ビタミンC不足には注意が必要です。(※5)
⑥ビタミンK|骨・血管の健康を保つ
ビタミンKはピーマンやほうれん草に多く含まれており、骨の土台を作るコラーゲンや、オステルカルシンという、骨とリン酸カルシウムを結合するタンパク質を、活性化させて骨の形成を促すはたらきがあります。また、血液の凝固作用や動脈硬化の予防にも効果があります。(※6)
酢豚をカロリーオフして作るには?
中華料理の中ではカロリーの低い酢豚ですが、調理の仕方を工夫するだけで、さらにカロリーオフにすることができます。ここからは、酢豚をカロリーオフして作るポイントを紹介します。
①豚肉は脂質の少ない部位を選ぶ
同じ豚肉でも脂質の量、カロリーは部位によって大きく異なります。ダイエットを目的としてカロリーオフするためには、脂質の少ない肩肉やもも肉などの赤身部位を選ぶのがオススメです。また豚肉ではなく鶏肉を使用することで、脂質を更に低くしカロリーを抑えることができます。
②油で揚げない
酢豚は本来、豚肉や野菜を揚げてから、炒めてあんにからめる料理です。しかし、その豚肉を揚げる工程や野菜の素揚げの工程を、揚げずにさっと湯通しすることで脂質をカットし、カロリーオフした酢豚に仕上げることができます。油は非常にカロリーが高いので気をつけましょう。
③お酢を多めに入れる
お酢はクエン酸をはじめ、アミノ酸などの有機酸がたくさん含まれているため、疲労回復効果や、便秘改善作用、抗菌作用、血糖値の上昇を抑える効能があります。
またお酢の酸味は味付けの物足りなさを和らげてくれるため、減塩効果が期待できます。塩分の多い料理は、ご飯などの炭水化物を摂りすぎてしまいカロリーオーバーの原因になるので、減塩を意識して酢豚を作るようにしましょう。
④野菜を多く入れる
野菜はお肉よりもカロリーが圧倒的に低く、食物繊維が豊富です。お肉を減らし、野菜を増やすことで、低カロリー低脂質かつ高栄養価の酢豚を作ることができます。また、野菜の摂取により、便秘改善や免疫機能の向上が期待できます。(※7)