ブルーベリーの食べ過ぎに注意?下痢・便秘や太る原因に?適量の目安など紹介!
【管理栄養士監修】ブルーベリーを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、ブルーベリーの食べ過ぎによる〈下痢・便秘・太る〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。ブルーベリーの食べ過ぎになる量の目安や、効果的な食べ方に加え、適量食べた場合の効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ブルーベリーの食べ過ぎに注意?
ブルーベリーは甘酸っぱくて美味しい果物ですが、食べ過ぎには注意が必要なのでしょうか?目に良いことでも知られているブルーベリーが実際はどうなのか見ていきましょう。
ブルーベリーを食べ過ぎるとどうなる?副作用あり?
ブルーベリーは1粒が小さく、数粒を食べただけでは満足感がなかなか得られないため、たくさん食べてしまうこともあるでしょう。ブルーベリーを食べ過ぎると身体に何か副作用の症状が出るのでしょうか?
①消化不良による下痢・便秘
どのような食べ物でも、食べ過ぎると消化不良を起こしやすくなります。特にブルーベリーのような果物を食べ過ぎると、お腹の冷えによって腸の動きが鈍くなり、消化不良が起きやすくなるでしょう。消化不良になると、腸で水分が吸収されないまま排便されてしまうために、下痢になります。
また、ブルーベリーに多く含まれている不溶性食物繊維は、便をかさ増しして腸の動きを促すため便秘に効果的と言われています。ただ食べ過ぎると、大腸内にとどまったまま膨れた便の水分が腸に吸収されてさらに便が硬くなり、便秘が悪化するので注意が必要です。(※1、2)
熊橋麻実
管理栄養士
ブルーベリーは100g中に食物繊維を3.3g含みます。そのうちの2.8gが不溶性食物繊維です。便秘が気になる方や、胃腸が弱っている方は腸の調子と相談しながら、食べてくださいね。
②太るリスクはほぼない
100g | 1粒(1g) | |
カロリー | 49kcal | 0.5kcal |
糖質 | 9.6g | 0.1g |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※3)
ブルーベリーは100粒ほどで49kcalと果物の中では平均的ですが、十分に低カロリーな食品です。ケーキの飾りやヨーグルトのトッピングとして食べることが多く、それも数粒から多くても数十粒程度でしょう。一度に100粒も食べることはないため、太る心配はありません。
熊橋麻実
管理栄養士
ブルーベリーは糖質を含んでいます。100gあたり約10gほどの糖質があるので、ダイエット中で糖質を気にされている方は食べ過ぎに注意が必要です。
③アレルギーになる可能性もある
ブルーベリーを食べると、口腔アレルギー症候群としてアレルギー反応を起こすことがあります。アレルギー反応が出ると、痒みや腫れ、腹痛などの症状が現れます。花粉がアレルゲンとなる花粉症と同じように、身体がブルーベリーをアレルゲンと間違えて、免疫過敏となるためアレルギーになってしまいます。
ツツジ花粉にアレルギーを持っていると、ツツジ科のブルーベリーがアレルゲンとなることもあるでしょう。症状によっては、早めに病院に相談しましょう。(※4)
ブルーベリーの食べ過ぎにならない量は?1日何粒?
ブルーベリーは小さいのでついたくさん食べてしまいがちですが、食べ過ぎにならない量はどのくらいでしょうか?食べても良いブルーベリーの量を具体的に紹介します。