パイナップルの酵素とは?タンパク質を分解して消化に良い?加熱はNG?
パイナップルには酵素が含まれていると知っていますか?今回は、パイナップルの酵素「ブロメライン」の効果や〈痩せる〉のかどうかを、〈タンパク質分解酵素〉として料理に活用する方法とともに紹介します。パイナップルの酵素を〈加熱・冷凍〉するとどうなるかや、酵素を活かしたメニューも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
パイナップルの酵素は、料理の活用においてどのように役立つのでしょうか。料理の活用方法以外にも、加熱や冷凍した場合の酵素の働きについて紹介します。
パイナップルの酵素は肉を柔らかくする
パイナップルを用いて肉を柔らかくする手順は、以下の通りです。
【手順】
1、生のパイナップルの果汁またはすりおろしを用意する
2、筋のある肉は筋切りをしておき、バットに並べる
3、用意したパイナップルに30分以上肉を漬け込む
生のパイナップルの果汁やすりおろしをタレに混ぜて、加熱する前の肉を30分以上漬け込むと、肉が柔らかくなり美味しくなります。タレが肉にしっかりと染み込むまで冷蔵庫で寝かせた後に、焼く30分ほど前に室温に出して調理してください。
加熱すると酵素の働きが減少する
タンパク質分解酵素のブロメラインは熱に弱い性質がある為、肉と一緒に焼いたり煮込んだりして加熱した途端、酵素の働きは減少してしまいます。酵素の効果を利用する場合は、60℃以下を心掛けて加熱時間を短くすることが大切です。冷凍することで酵素の働きが一時的に止まりますが、解凍時には酵素の働きが復活するので、冷凍保存もおすすめです。
パイナップルの酵素を活かしたおすすめメニューは?
パイナップルは豊かな香りや酸味、甘みが特徴の果物です。ここでは、パイナップルの酵素の働きを利用したおすすめのメニューを紹介するので、是非参考にしてみてください。
①やわらかスペアリブ
玉ねぎやにんにくには、パイナップルと同じタンパク質分解酵素が含まれています。パイナップルと一緒に煮込んだお肉は、更に柔らかい食感に仕上がります。クリスマスなどの行事やパーティー料理などのおもてなし料理にもおすすめの一品です。
②鶏のから揚げ
潰したパイナップルとにんにくに鶏肉を漬け込むと、柔らかいから揚げが作れます。漬け込み時間は、肉の大きさに合わせて調整してください。揚げたてをすぐにタレに漬け込むと、味が染みやすくなります。
③パイナップルとキウイの酵素ジュース
パイナップルとともにりんごやキウイ、みかんをジューサーで攪拌して作った、フレッシュジュースのレシピです。パイナップルの芯にも栄養や酵素が豊富に含まれているので、芯も使えば栄養を余すことなく摂取できます。