パイナップルの酵素とは?タンパク質を分解して消化に良い?加熱はNG?
パイナップルには酵素が含まれていると知っていますか?今回は、パイナップルの酵素「ブロメライン」の効果や〈痩せる〉のかどうかを、〈タンパク質分解酵素〉として料理に活用する方法とともに紹介します。パイナップルの酵素を〈加熱・冷凍〉するとどうなるかや、酵素を活かしたメニューも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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パイナップルに酵素が含まれているって本当?
パイナップルは、爽やかな酸味と甘みが特徴のトロピカルフルーツです。そのパイナップルに酵素が含まれているのは本当なのでしょうか。ここではまず、パイナップルの酵素の特徴を紹介するので、参考にしてみてください。
パイナップルには「ブロメライン」が多く含まれている
生のパイナップルの果実や根茎の部分には、ブロメラインが豊富に含まれています。ブロメラインは、システインプロテアーゼと呼ばれるタンパク質分解酵素に分類され、その名の通りタンパク質を分解する作用があります。
ブロメラインが含まれている果物
ブロメラインと同じタンパク質分解酵素が含まれている果物は、以下の通りです。
・キウイ
・パパイヤ
・イチジク
キウイのアクチニジンやパパイヤのパパイン、イチジクのフィシンも、パイナップルのブロメラインと同じ仲間です。このような果実が持つタンパク質分解酵素は、動物のコラーゲンを分解する作用があり、昆虫に食べられないように身を守る為に存在していると考えられています。
パイナップルの酵素の効果は?痩せるって本当?
パイナップルに含まれている酵素には、どのような特徴や働きがあるのでしょうか。痩せるなどのダイエット効果にも期待出来るのか気になります。ここでは、パイナップルに含まれる酵素の主な働きを紹介します。
①タンパク質の分解を助け、消化を促進する
生のパイナップルに含まれるタンパク質分解酵素には、胃液の分泌を活発にして消化を促進する働きがあります。また、タンパク質の一種であるコラーゲンを含むゼラチンに生のパイナップルを合わせると、固まらない特性があります。生のパイナップルを使ったゼリーなどを作る時は、ゼラチンの代わりに寒天などで代用しましょう。
②脂肪の分解を助ける
パイナップルの酵素には、脂肪の燃焼や分解を促す働きがあります。古くなって老化した細胞だけを分解する特徴があり、少しの運動でも効率よく脂肪を減らす作用があることから、ダイエット効果も期待出来ます。
③胃腸の炎症を鎮める
タンパク質分解酵素のブロメラインには、腸内の有害物質を分解し、胃腸の炎症を鎮める働きがあります。また、パイナップルに含まれる食物繊維との相乗効果で腸内環境が整い、胃腸の健康を保つのにも役立ちます。
(*パイナップルダイエットの方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)