ショートニングの危険性は嘘?体に悪い?安全性や発がん性を調査!

ショートニングに危険性がある・体に悪いのは嘘なのでしょうか?理由が気になりますよね。今回は、ショートニングに危険性がある・体に悪いとされる理由を<トランス脂肪酸・発がん性>などの観点からを紹介します。ショートニングを食べ過ぎにならない1日の摂取量や、ショートニングが使われている商品の安全性も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. ショートニングは危険性があって体に悪いのは嘘?安全性は?
  2. そもそもショートニングって?
  3. ショートニングに危険性がある・体に悪いとされる理由は?発がん性がある?
  4. ショートニングに含まれるトランス脂肪酸が危険
  5. ショートニングの危険性をめぐる国の見解は?
  6. ショートニングの含有量表示が海外では義務化されている
  7. ショートニングの危険性は日本では低いとされている
  8. ショートニングの危険性を低める方法は?
  9. ①ショートニングを食べる量は1日10g程度が目安
  10. ②ショートニングを代用するのもあり
  11. ショートニングが使われている食品は?危険性・安全性は?
  12. ①パン
  13. ②パイ
  14. ③クッキー
  15. ④ビスケット
  16. ⑤スナック菓子
  17. ⑥ドーナツ
  18. ショートニングの危険性や体に悪い理由を知っておこう

ショートニングの危険性を低める方法は?

体に悪いとされるショートニングですが、食べ方や摂取量によって危険性を低減することができるのでしょうか。ここでは、ショートニングを安全に食べる方法や1日あたりの摂取量の目安について紹介します。

①ショートニングを食べる量は1日10g程度が目安

ショートニングの摂取量は、1日10g未満に抑えると安全です。農林水産省では、トランス脂肪酸の摂取量を1日の総摂取エネルギーの1%未満に抑えることを推奨しています。これは約2gのトランス脂肪酸にあたり、ショートニングに換算すると約14gです。

ショートニング中のトランス脂肪酸の量は製品によって差があるため、摂取量を10g程度に抑えると過剰摂取の心配がありません。

②ショートニングを代用するのもあり

ショートニングは、以下の食品で代用することも可能です。

・バター
・マーガリン
・オリーブオイル
・サラダ油
・ラード


ショートニングをバターで代用すると、コクのある味わいに仕上がります。バターには少量のトランス脂肪酸が含まれますが、ショートニングの約10%程度です。マーガリンはショートニングと同様に水素添加された加工油脂ですが、100gあたりのトランス脂肪酸の含有量は約7gで、ショートニングの半量程度です。

トランス脂肪酸を完全に避けたい人は、オリーブオイルやサラダ油で代用しましょう。クッキーやビスケットを作る場合は、ラードを使うのもおすすめです。

(*ショートニングの代用品について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ショートニングの代用品は?バター・ラードは代わりになる?お菓子・パン作りに最適な調味料を紹介!

ショートニングが使われている食品は?危険性・安全性は?

ショートニングが使用される食品と、100gあたりのトランス脂肪酸の含有量は以下の通りです。

・パイ:約5g
・クッキー:約2g
・スポンジケーキ:約1g
・ドーナツ:約0.7g
・ビスケット:約0.6g
・シュークリーム:約0.5g
・スナック菓子:約0.5~2g
・菓子パン:約0.2g
・食パン:約0.1g
・チョコレート:約0.1g


価格が安く、口当たりの良いショートニングは、市販のお菓子やパンなどに広く使用されています。特に、パイやケーキなどの油脂を多く使う食品は、トランス脂肪酸の含有量も多いのが特徴です。ここでは、それぞれの食品の安全性について紹介します。

①パン

パンはもともとバター使って作る食品ですが、価格を抑えるためにマーガリンやショートニングで代用する場合が多くあります。アメリカではトランス脂肪酸を含むパンは心臓疾患のリスクを上げるとして販売が規制されていますが、日本人の通常の食生活において、週に何度かパンを食べる程度であれば健康上の問題はありません。

なお、日本で販売されている菓子パンには100gあたり約0.2g、食パンには約0.1gのトランス脂肪酸が含まれています。

②パイ

油脂と生地を何層にも重ねて焼き上げるパイは、多くのトランス脂肪酸を含みます。パイ100gあたりには約5gのトランス脂肪酸が含まれるので、1日に食べる量は30~40g程度に抑えましょう。なお、ショートニングではなくバターを使用したパイの場合は、健康への影響が少ないと考えられています。パイを買う場合は、バターを使用しているものを選びましょう。

③クッキー

口当たりの良い食感に仕上げるために、日本で販売されるほとんどのクッキーにはショートニングやマーガリンが使用されています。クッキー100gあたりに含まれるトランス脂肪酸は100gあたり約2gで、1日の上限摂取量と同程度です。健康に悪影響を与えないためには、間食として摂るクッキーは50g程度に抑えると安全です。

④ビスケット

クッキーと同様に、多くの市販のビスケットにもショートニングが使用されています。しかし、ビスケットに含まれるトランス脂肪酸は100gあたり約0.6gなので、健康への影響は少ないでしょう。ビスケットを安全に食べるためには、1日あたり100g程度に抑えるか、バターやオリーブオイルなどの天然油脂で作られたものを選びましょう。

⑤スナック菓子

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