梅酒の効能は?美容・健康に効果あり?飲み方や作り方のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】梅酒には効果効能が多くあることを知っていますか?今回は、梅酒にある<ダイエット・美肌・高血圧予防>などへの効果効能を紹介します。梅酒の<量・割り方>など飲み方や作り方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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梅酒にはうれしい効能が多い?
梅酒は程よい甘さと梅の酸味があり、飲みやすく幅広い人気を誇っているお酒です。そんな梅酒は薬用酒として飲まれていた歴史があり、おいしいだけではなく美容や健康につながるうれしい効能がたくさんあります。今回は、梅酒の様々な効能を紹介します。
竹本友里恵
管理栄養士
健康を維持するためには、体液を弱いアルカリ性に保つ必要がありますが、ご飯やパンなどの主食や肉や魚などの多くは、酸性食品です。現代生活ではどうしても酸性食品を多く摂りがちですが、体液が酸性化すると血液はドロドロになって毛細血管の流れが悪くなり、血行不良などを引き起こす原因となります。梅干しのクエン酸は酸性ですが、体内に入るとアルカリ性に変わるため、梅干し自体が酸っぱくてもアルカリ性食品の仲間です。こまめに梅を摂取して、身体を適切なph値に保ちましょう。
梅酒の効果・効能
梅酒を飲むと、体にとってどのようなよいことがあるのでしょうか。ここでは梅酒の効果・効能を5つ紹介します。
①高血圧・動脈硬化の防止
お酒は百薬の長と呼ばれるように、適量の梅酒は健康にもよいと言われています。アルコールを適量摂取することで血圧を下げたり、血管が拡張したりして動脈硬化が起こりにくいなどの効果があります。ただし、アルコールの過剰摂取は血管を収縮させ、逆に高血圧につながる恐れもあるので、飲酒量には気を付けましょう。(※1)
②美肌・美容効果
梅酒を作るときに使われる梅には、クエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は酸味の強いものなどに含まれていて殺菌作用が有名ですが、それだけでなく肌の新陳代謝に関わるクエン酸回路を活性化させる作用もあるため、美肌効果にも期待できるでしょう。
また、梅酒に含まれるビタミンB2には皮膚や髪などの細胞の生成を促す作用があるため、肌によいといわれています。(※2、3)
竹本友里恵
管理栄養士
梅酒の梅に多く含まれるクエン酸は殺菌や防腐、抗生の働きがあり、0-157など、サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌といった食中毒を引き起こす細菌を抑制します。さらに、悪玉菌だけを殺菌し、善玉菌は活性化するという機能が備わっている事から、副作用のない天然の薬とも言えます。これらの殺菌作用は肌の雑菌繁殖を抑え、ニキビ予防や、腸内の老廃物や有害物質を取り除いて腸内環境を整える効果もあります。梅酒は"薬酒"の一つに括られますが、美容酒としての効果も抜群です。
③ダイエット効果
梅酒のクエン酸は脂肪燃焼を促進させる働きもあり、ダイエットに効果的です。また、梅酒に含まれるピクリン酸は酸性の有機化合物で、胃腸の働きを活発にさせます。そのため梅酒には便秘解消効果もあり、痩せやすい体質になります。
④疲労回復
梅酒のクエン酸には、疲労の原因である乳酸を分解する働きもあるため、梅酒は疲労回復にも効果的です。また、梅酒特有の香りのもとであるベンズアルデヒドはアロマテラピー効果があり、疲労の原因となるストレスの解消も期待できます。
⑤血行の促進
アルコールには血行促進効果があり、梅酒も例外ではありません。さらに、梅にふくまれるクエン酸には血液が酸化するのを抑制し、血行を促進する働きがあるので、梅酒を飲むことで血流が良くなります。血行が促進されれば寝つきもよくなり、休養をしっかりとることで健康につながります。