生・ドライいちじくは癌予防に効果的?理由は?効果的な食べ方も紹介!
いちじく(生・ドライ)は癌に効くことを知っていますか?前立腺癌に特によく効くとされています。今回は、いちじくが癌に効果的な理由や、他の効果・効能を紹介します。いちじくの食べ方の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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いちじく(生・ドライ)は癌に効く?特に前立腺癌に?
いちじくは古くから人々に親しまれてきた果物ですが、近年ではさまざまな病気に効果が期待できるとされています。日本人の病気として多い癌にも効果的なようですが、まずは本当にいちじくが癌に効くのかを説明します。
いちじく(生・ドライ)は癌に効果的とされる
いちじくは漢字で無花果と書き、栄養価が高く、不老長寿の果実として昔から親しまれてきました。現代では癌の予防に効果的で、特に前立腺癌や胃癌、膵臓癌などの予防に役立つとされています。特にドライいちじくは水分が減って栄養価が凝縮されるため、生のいちじくに比べてカルシウムは2.2倍、食物繊維は1.6倍、マグネシウムは1.8倍にもなります。
生のいちじくは夏の短い間にしか食べることはできませんが、ドライいちじくは通年で回っており、健康のために習慣的に食べるのには適した食材と言えます。
いちじくが癌に効果的な理由は?
いちじくは本当に癌に効果的なようですが、その理由についても説明します。いちじくには多くの栄養が含まれており、ほかの果物や食材に比べて何倍もの含有量が含まれていることもあります。
①抗酸化作用が活性化酸素を除去する
いちじくにはポリフェノールの一部である、アントシアニンが含まれています。アントシアニンは抗酸化作用が強いとされており、癌予防に強い効果があるとされています。そもそも癌は、活性酸素が過剰に生産されたり、ストレスによって蓄積されたりした結果起こるとされているようです。
しかし他にも大気汚染やたばこ、紫外線によっても活性酸素が作られることからも、体からなくすことは難しいと言えます。いちじくに含まれる抗酸化作用が体に入ることで、活性酸素を体から除去され、癌の予防に効果が得られると考えられています。(※1)
②腸の有害物質を取り除く
いちじくには腸に溜まりがちな、有害物質を取り除くとされています。いちじくには食物繊維の一種であるセルロースとペクチンが含まれており、どちらも整腸作用に効果のある成分で、他の果物に比べても含有量が非常に多いとされています。(※2)
①イチジク「蓬莱柿」及び「桝井ド-フィン」の果実は、モモ「あかつき」、リンゴ「つがる」、ブドウ「巨峰」、ニホンナシ「豊水」、ワセウンシュウ「山川早生」の果実に比べてペクチン質含量が多い。中でも水溶性ペクチン質が多く、「あかつき」、「つがる」の 3倍前後、「巨峰」、「豊水」、「山川早生」の6~8倍以上含まれる(図1)。
②イチジクの果実はセルロ-ス含量が多く、「蓬莱柿」では「つがる」の約2倍、「あかつき」、「豊水」の 3倍、「山川早生」の10倍、「巨峰」の20倍近く含まれる(図2)。
③イチジクの果実のヘミセルロ-ス含量はセルロ-ス含量に比べて少なく、他の果実類の含量との差も小さい(図2)。
特にセルロースは腸の中で十数倍にも膨らみ、便を柔らかくします。さらに腸を刺激してぜん動運動を活発にするため、便が腸に長くとどまることがありません。結果的に便から出る有害物質が体に吸収されにくくなり、体全体を綺麗な状態にしてくれ、腸に関係する癌も予防することができます。
③抗がん物質「ベンズアルデヒド」が含まれる
いちじくには抗がん物質である、ベンズアルデヒドが含まれています。ベンズアルデヒドはいちじくの香りの成分の一種ですが、免疫力の向上が期待できます。いちじくが予防に効果的とされる前立腺癌は初期症状がなく、PSA検査を受けるしか見つける方法がありません。
ベンズアルデヒドをこまめに摂取しておくことで予防ができるので、気になる場合はいちじくを取り入れてみましょう。
④イソフラボンが豊富
いちじくには、大豆イソフラボンと同じ仲間の植物性エストロゲンが含まれており、女性ホルモンに影響します。エストロゲンは女性らしさを作るホルモンですが、40代に入るとエストロゲンが減少し、女性ホルモンも減っていきます。更年期障害に悩むのもこのころからで、いちじくを食べれば、エストロゲンを補えるとされているようです。
乳がんの予防にも効果が期待できるほか、生理前に女性ホルモンや感情が不安定になりがちな場合でも、いちじくを食べることをおすすめします。(※3)