玄米茶の効能がすごい?飲み過ぎるデメリット・副作用には注意が必要?
【管理栄養士監修】玄米茶の効果・効能を知っていますか?玄米茶は、美容や健康に良い成分がたくさん含まれています。今回は、玄米茶の健康への効果効能や、飲み過ぎによる副作用・デメリットを紹介します。玄米茶のおすすめの淹れ方・商品も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
玄米茶に含まれるγ-オリザノールは、動物性脂肪に対する欲求を減退させる効能があります。動物性脂肪とは、バターや生クリーム、食肉などの脂肪分が高い食品のことを指します。これらは、麻薬を超える依存性があると言われるほど、中毒性の高い食品です。
玄米茶を飲むと、ジャンクフードやファーストフードなどの動物性脂肪への欲求が収まり、食生活の改善にもつながります。
竹本友里恵
管理栄養士
玄米茶は栄養素が豊富で、代表的なビタミンCやB群以外にもリノール酸・ナイアシン・セレニウムが含まれます。中でも微量元素のセレニウムは、身体に害を与える活性酸素を無毒化する酵素を生成し、がん予防に有効と言われています。一般的な緑茶に比べるとポリフェノールであるカテキンの効果が少なくなってしまい、抗酸化作用や殺菌作用などが軽減してしまいます。どちらも身体には有能なので、気分によって選択するのが良いですね。
(*玄米のダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
玄米茶の飲み過ぎによる副作用・注意点は?
玄米茶には身体に良い成分が豊富に含まれていますが、たくさん飲めば良いわけではありません。以下の項目では、玄米茶を飲み過ぎた場合に起こる副作用と注意点について、解説します。
カフェインの取り過ぎで腹痛になる可能性がある
カフェイン量 | |
玄米茶 | 10mg |
烏龍茶 | 20mg |
ほうじ茶 | 20mg |
緑茶 | 20mg |
こちらは、100mlあたりのお茶のカフェイン量を記したものです。比較した他のお茶には、100mlあたり20mgのカフェインが含まれていますが、玄米茶のカフェイン量はその半分程度です。玄米茶に含まれるカフェインには、集中力を高めたり、疲労回復などの効能がありますが、摂り過ぎてしまうと体に悪影響を及ぼします。
カフェインの過剰摂取は、寝つきが悪くなるだけでなく、嘔吐、顔面の硬直、腹痛を伴う胃腸症状などの原因になる可能性があります。妊娠中の方は、カフェインを摂り過ぎると胎児に影響を与える危険性があるため、カフェインの摂取量に注意してください。英国食品基準庁(FSA)は、妊娠中の方はカフェインの摂取を一日200mgまでに留めるよう求めています。(※6、7)
玄米茶の淹れ方のおすすめは?
ここからは、玄米茶を美味しく飲むためのおすすめの淹れ方について、順を追って解説します。
【やり方】
1.玄米茶の茶葉を急須に入れる
2.沸騰したお湯を急須に入れる
3.20秒から30秒ほど抽出させる
4.少量ずつ湯飲みに廻し継ぎ、最後の一滴まで出し切る
茶葉の量は、2人分で4g、またはティースプーンに山盛り4杯が目安です。玄米茶の香りを際立たせるため、湯冷ましではなく高温の湯でお茶を抽出させます。次に、玄米茶の味や濃度を均一にするため、湯飲みに均一に注ぎ分けます。最後に、急須に入った最後の一滴まで注ぎ切って、完了です。
玄米茶の商品のおすすめを紹介
ここからは、おすすめの玄米茶を5つ紹介します。茶葉タイプのほか、手軽に使えるティーバッグタイプの商品もピックアップしました。
①茶工場のまかない宇治抹茶入玄米茶500g
こちらは、静岡産のやぶきた茶葉と国産の玄米をミックスした、茶葉タイプの玄米茶です。玄米と茶葉には京都産の抹茶が配合されており、澄んだ緑色のお茶とまろやかな味が楽しめます。1杯あたりのコストが4円というコスパの良さも魅力です。