大葉は危険?食べ過ぎは体に悪い?発がん性物質や適量はどれくらいかも紹介!

大葉は危険か知っていますか?健康へのメリットも多くある大葉ですが、食べ過ぎは体に悪いのでしょうか?今回は、大葉が危険かどうかや、食べ過ぎた場合について紹介します。大葉の発がん性や農薬問題、効果的な食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 大葉が危険って本当?食べ過ぎは体に悪い?
  2. 大葉は食べても基本的に危険になることはない
  3. 大葉を食べ過ぎた場合は頭痛・吐き気等を起こす場合もある
  4. 大葉を食べることでアレルギーを発症する人がいる
  5. 大葉が危険になる場合は他にも?発がん性物質が付いてる?
  6. ①大葉には農薬が付着している
  7. ②皮膚が黄色になる
  8. 大葉の効果的な食べ方は?適量はどのくらい?
  9. 大葉の適量は1日20枚以下
  10. 大葉は油やビタミンB6を含む食品と一緒に食べるのがおすすめ
  11. 大葉の効果・効能はある?
  12. ①血圧上昇を抑える
  13. ②貧血予防
  14. ③癌予防
  15. 大葉が危険と言われる理由を知っておこう

大葉が危険って本当?食べ過ぎは体に悪い?

青じそとも呼ばれる大葉は、薬味としてさまざまな食品に添えられていますが、食べ過ぎは体に悪いのでしょうか。まずは、大葉の食べ過ぎによる危険性、起こりうる症状などについて紹介します。

大葉は食べても基本的に危険になることはない

適量であれば、大葉を食べても基本的に危険性はありません。むしろ、大葉はビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、健康維持に役立つ食品です。ただし、体質や摂取量によって体調不良を起こす可能性はあるので、一度に多く食べ過ぎないように注意しましょう。

大葉を食べ過ぎた場合は頭痛・吐き気等を起こす場合もある

大葉は食物繊維を豊富に含むため、食べ過ぎによって消化不良を起こし、吐き気や下痢を引き起こす可能性があります。また、大葉に含まれるβカロテンを過剰摂取すると、人によっては頭痛を誘発することがあるようです。このような症状は、一度に大葉を20枚以上食べると起こりやすくなります。

大葉を食べることでアレルギーを発症する人がいる

大葉のようなしそ科の植物には低濃度のアレルギー物質が含まれており、接触した際に皮膚炎を起こす危険性があります。これは膨大な量の大葉を扱う農家に古くからみられる症状で、家庭で20~40枚程度の大葉に触れる分には、アレルギーや皮膚炎を発症するリスクは低いと考えられています。

万が一、大葉を調理して皮膚に赤みやかぶれが生じた場合は、医療機関で受診しましょう。

大葉が危険になる場合は他にも?発がん性物質が付いてる?

大葉は基本的に安全に食べることができますが、成分や付着物質に危険性はあるのでしょうか。ここでは、大葉に付着する可能性がある物質や、もともと含まれる成分の危険性について紹介します。

①大葉には農薬が付着している

大葉には農薬が付着している可能性が高いので、以下の方法で洗いましょう。

①大きめのボウルに水を張る
②大葉を1枚ずつ丁寧に洗う
③キッチンペーパーに包んで水気を拭き取る

日本は農薬の使用量が世界でもトップクラスであり、大葉も農薬まみれだといわれています。農薬には発がん性があると指摘されているので、1枚ずつ指でこするように丁寧に洗いましょう。この際、大葉の表だけでなく裏まで丁寧に洗うことがポイントです。

なお、水に少量の酢を加えて5分ほど大葉を漬けておくと、より農薬が落ちやすくなります。また、キッチンペーパーで水分を拭き取ると、残った農薬を一緒に除去することができます。

(*大葉の洗い方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

大葉は洗う?洗わない?農薬や虫の心配は?洗い方のコツや保存方法も紹介!

②皮膚が黄色になる

大葉に多く含まれるカロテンを摂り過ぎると、皮膚が黄色になるといわれています。これは柑皮症と呼ばれる症状で、みかんやオレンジなどの柑橘類を多く摂取した際にも起こります。柑皮症は、脂質異常症の人に起こりやすいので、疾病を持つ人は大葉の食べ過ぎに注意しましょう。なお、柑皮症はしばらくカロテンの摂取を控えると自然に治まります。

大葉の効果的な食べ方は?適量はどのくらい?

食べ過ぎによってデメリットも起こりうる大葉ですが、安全に摂取するためにはどのように食べると良いのでしょうか。ここでは、大葉の効果的な食べ方や、1日の摂取量の目安を紹介します。

大葉の適量は1日20枚以下

大葉の摂取量は、多くても1日あたり20枚以下に抑えましょう。大葉の理想的な摂取量は1日2~3枚程度だといわれており、一度に多く摂取するより、少量ずつ食べた方がビタミンやミネラルの効果が得られやすいのでおすすめです。また、大葉を1日に10枚程度食べると、花粉症などのアレルギーを緩和させる効果が期待できるといわれています。

大葉は油やビタミンB6を含む食品と一緒に食べるのがおすすめ

大葉に多く含まれるカロテンは脂溶性ビタミンなので、脂質を多く含む食品と一緒に摂ると吸収率が上がります。肉や刺身と一緒に食べたり、サラダ油とともに摂取したりして工夫しましょう。また、大葉はビタミンB6の含有量が比較的少ないので、肉や魚介類のようなビタミンB6を多く含む食品と一緒に摂ると栄養バランスが良くなります。

大葉の効果・効能はある?

大葉にはさまざまな成分が含まれており、健康への効果がすごいといわれています。ここでは、大葉に含まれる成分とともに、大葉を適量食べた場合に期待できる効果・効能について紹介します。

①血圧上昇を抑える

大葉に含まれるカリウムは、体内のナトリウムを排出する作用を持ちます。ナトリウムは体内に水分を蓄える作用を持ち、血液量を増やして血圧を上昇させ、高血圧や動脈硬化を招きます。そのナトリウムの排出を促すため、カリウムは種々の生活習慣病の予防に効果的です。カリウムの摂取によって体内の余分な水分が排出されると、むくみの改善にも役立ちます。

②貧血予防

大葉には、貧血予防に効果的な鉄や葉酸も豊富に含まれています。特に葉酸は、摂取量が不足すると巨赤芽球性貧血を招きやすくなるので、積極的に摂りたいビタミンです。葉酸の必要量は妊娠・授乳期に増加するので、大葉を食事にうまく取り入れましょう。

なお、鉄の吸収率はビタミンCと一緒に摂ることで上がります。ブロッコリーやキャベツなど、ビタミンCの多い食品を大葉と合わせて食べるのがおすすめです。

③癌予防

大葉に含まれるβカロテンやペリルアルデヒドには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して細胞を酸化ストレスから守り、癌を予防する効果が期待できます。ペリルアルデヒドはポリフェノールの一種で、大葉の爽やかな香りの成分です。ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、癌だけでなく動脈硬化の予防にも効果的です。

(*大葉の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

大葉の栄養と効能は?健康効果あり?食べ過ぎの症例や食べ方のおすすめも紹介!

大葉が危険と言われる理由を知っておこう

大葉は一度に多くの量を食べると、吐き気や下痢、皮膚の黄色化などを招く危険性があります。また、大葉に付着している農薬は発がん性との関係が指摘されているので、しっかり洗ってから食べましょう。大葉には高血圧を予防するカリウムや、発がん性を抑えるβカロテンとポリフェノールも多く含まれるため、適量の摂取により健康効果が期待できます。

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