煮出し・水出し麦茶は危険?水道水・ミネラルウォーターだと?安全な作り方も紹介!
煮出し・水出し麦茶の危険性を知っていますか?今回は、〈煮出し・水出し〉の麦茶の危険性を、〈水道水・ミネラルウォーター〉のどちらが良いのかとともに紹介します。水出しの麦茶の日持ちや、自宅で煮出した際の菌についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 煮出し・水出し麦茶は危険って本当?水道水だと?
- 煮出し・水出し麦茶が危険と言われる理由は?
- 煮出し・水出し麦茶が危険になることは少ない
- 赤ちゃんに飲ませる場合は煮出し麦茶がおすすめ
- 水道水で作った水出し麦茶は安全だが美味しくないと感じる人もいる
- 危険①煮出し・水出し後に菌が繁殖する場合
- 危険②水道管・貯水槽が劣化している場合
- 煮出し・水出しの麦茶は水道水・ミネラルウォーターのどちらで作るべき?
- 麦茶は水道水で作る方が腐りにくい
- 麦茶をミネラルウォーターで作る時に腐りづらくする方法
- 煮出し・水出し麦茶の危険性を防ぐ作り方は?
- 煮出し麦茶の美味しい作り方
- 水出しの麦茶の美味しい作り方
- コツ①ガラス製の容器を使う
- コツ②麦茶パックを取り除く
- コツ③常温で保存しない
- 煮出し・水出しの麦茶の日持ち・賞味期限は3日~4日
- 煮出し・水出しの麦茶が危険な時の特徴は?
- ①カビが生えている
- ②ぬめりがある
- ③酸っぱい味がする
- 煮出し麦茶用のおすすめやかんも紹介!
- ①富士ホーローケトル(4950円)
- ②ステンレスキューブケトル(4624円)
- 煮出し・水出し麦茶の危険性を知っておこう
煮出し・水出し麦茶は危険って本当?水道水だと?
麦茶はミネラルが豊富に含まれ、ノンカフェインなので子供でも飲みやすく、自宅で作る人も多い飲み物でしょう。自宅で作る麦茶は、作り方によっては危険な飲み物になるとも言われます。煮出し・水出し・お湯だし麦茶の違いや、危険性についてなどを詳しく解説するので参考にしてください。
煮出し・水出し麦茶が危険と言われる理由は?
ここでは、煮出し・水出し麦茶が危険であると言われる理由や、どういった場合が危険なのかについて詳しく紹介するので参考にしてください。
煮出し・水出し麦茶が危険になることは少ない
日本の水道水の安全基準は高く安全性が確保されているので、煮出し・水出し麦茶を水道水で作ったとしても、その麦茶が危険になることは少ないです。細菌の繁殖を抑え品質を安定させるために、水道水には塩素が含まれています。塩素の量は健康に害がない程度に基準が定められており、自宅で作った煮出し・水出し麦茶は安心して飲める飲み物と言えます。
赤ちゃんに飲ませる場合は煮出し麦茶がおすすめ
前述したように水道水には塩素が含まれているため、赤ちゃんに飲ませる場合は、水出し麦茶よりも煮出し麦茶の方がおすすめです。水道水に含まれる塩素量は健康に問題ない量だと言われていますが、内臓が未発達である赤ちゃんの体には、負担がかかり過ぎてしまうためです。
水道水に含まれる塩素は、10分以上沸騰した状態を保つと抜けると言われているので、やかんなどで沸騰させたお湯で煮出し麦茶を作ると良いでしょう。
水道水で作った水出し麦茶は安全だが美味しくないと感じる人もいる
水道水で作った水出し麦茶は安全であると言えますが、塩素が含まれた水道水をカルキ臭いと感じ、美味しくないと言う人もいます。水道水で作った麦茶に対して、臭いや味に違和感を感じるようなら、天然水やミネラルウォーターで作るのがおすすめです。
危険①煮出し・水出し後に菌が繁殖する場合
基本的には安全な煮出し・水出し麦茶ですが、麦茶を作った後に菌が繁殖してしまい危険な状態になることもあるので注意が必要です。こういった場合は、菌を繁殖させないよう工夫したり、早めに飲みきったりすることで防ぐことができます。どのような点に気を付ければ良いのかは後述するので参考にしてください。
危険②水道管・貯水槽が劣化している場合
自宅の水道管や貯水槽が劣化していて、水道水が汚染されていて危険な場合もあります。水道管や貯水槽の管理は自分ではどうすることもできないですが、水道の蛇口に浄水器を付けることで、ある程度は防ぐことも可能です。どうしても気になる人は、ミネラルウォーターや天然水などの購入した水を用いると安心できるでしょう。
煮出し・水出しの麦茶は水道水・ミネラルウォーターのどちらで作るべき?
煮出し・水出し麦茶を危険な状態にさせないためには、水道水とミネラルウォーターのどちらで作るべきなのかを紹介します。また、安全で腐りづらくする方法についても解説するので参考にしてください。
麦茶は水道水で作る方が腐りにくい
麦茶はミネラルウォーターよりも水道水で作る方が腐りにくく、危険性は低いと言えます。なぜなら、水道水にはウイルスや雑菌を消滅させるために塩素が含まれているからです。水道水に含まれる塩素は健康に害が無い程度の安全な量であり、もし塩素が含まれていない場合はそれ以上に重篤な感染症にかかってしまう恐れも考えられます。
塩素は殺菌力が強く雑菌の増殖が抑えられ、またその効果の持続性も高いため、自宅で麦茶を作る際には水道水を使う方法が最も腐りにくくなります。
麦茶をミネラルウォーターで作る時に腐りづらくする方法
麦茶をミネラルウォーターで作る際に安全で腐りづらくする方法を紹介します。
・冷蔵庫に保存する
・麦茶パックを取り除く
・保存容器を清潔にする
ミネラルウォーターには塩素が含まれていないので、常温で保存してしまうと雑菌が繁殖しやすい環境になるため、腐りづらくするには必ず冷蔵庫に保管することが大切です。また、その際麦茶パックを入れっぱなしにしてしまうのではなく、抽出時間が過ぎたら取り除くようにしてください。
保存容器に雑菌が付着するのを避けるために、麦茶パックを入れる前に容器を清潔なスポンジ等で洗いましょう。容器の素材は、傷つきやすいプラスチックよりもガラス製がおすすめです。
煮出し・水出し麦茶の危険性を防ぐ作り方は?
煮出し・水出し麦茶を自宅で作る際の、それぞれの危険性を防ぐ美味しい作り方を紹介します。麦茶を作る際のコツや、手作り麦茶の日持ちについても紹介するので参考にしてください。
煮出し麦茶の美味しい作り方
美味しい煮出し麦茶の作り方を紹介します。
①やかんなどでおゆを沸かす
②普段より濃い目になるよう麦茶パックを入れ10分ほど抽出する
③保存容器に氷を入れる
④煮出した麦茶を②に注ぐ
⑤冷蔵庫で保存する
美味しく安全な麦茶を作るためには、煮出した麦茶を氷で急速に冷やしてから、常温ではなく冷蔵庫で保存することがポイントです。氷で冷やすとその分麦茶が薄くなることから、煮出す際には麦茶パックのパッケージに書いてある分量よりも、少し濃い目に作ると美味しく仕上がります。
手順③において、麦茶の冷えが不十分の場合は氷を追加し、完全に冷めた状態になってから冷蔵庫に入れると雑菌の繁殖が防げます。
水出しの麦茶の美味しい作り方
水道水で作る、美味しい水出し麦茶の作り方を紹介します。
①保存容器に水を入れ、3時間以上そのまま放置する
②パックを入れて冷蔵庫に保存する
③2時間以上抽出した後、パックを取り出す
水道水で水出し麦茶を作る場合には、カルキ臭さを抑えるために、水出しする前に水道水を常温で放置することがポイントです。自宅の水の状態によりますが、塩素を抜くために少なくても3時間は放置し、できれば窓辺などに置き日光に当てると効果的です。カルキ臭さが気になる人は、ミネラルウォーターを活用して作るのをおすすめします。
なお、硬水の水からは麦茶が抽出されにくいので、軟水のミネラルウォーターを使うようにしてください。
コツ①ガラス製の容器を使う
麦茶の保存容器にはプラスチック製とガラス製がありますが、ガラス製の容器を使うのがおすすめです。なぜなら、プラスチック製の容器は洗う際などに傷がつきやすく、雑菌が繁殖しやすく危険な状態になることもあるからです。
プラスチックに比べるとガラスは重たいので扱いにくさはありますが、傷やにおいが付きにくく長く使えるので、衛生的にも経済的にもガラス製容器を使用するとよいでしょう。
コツ②麦茶パックを取り除く
麦茶パックを取り除く時間の目安は以下のとおりです。
・水出し麦茶:1~2時間
・煮出し麦茶:5~10分
麦茶はタンパク質やでんぷんが含まれているので腐りやすい飲み物です。麦茶パックを容器に入れっぱなしにしておくと雑菌がより繁殖しやすくなるため、上記の時間を目安に取り除くようにしてください。また、長い時間入れたままにしておくと、抽出し過ぎて麦茶の苦みやえぐみまで出てしまうので味の劣化にも繋がります。
パッケージに書いてある麦茶の抽出時間を守り、時間を過ぎたら麦茶パックを取り除くようにすると美味しい麦茶が作れます。
コツ③常温で保存しない
麦茶には雑菌が好む栄養が含まれており、常温の状態にしておくと雑菌が繁殖してしまうので、必ず冷蔵庫で保存するようにしてください。菌が繁殖しやすい温度は30~40度と言われており、煮出し麦茶の場合は特に注意が必要です。
煮出し・水出しの麦茶の日持ち・賞味期限は3日~4日
自宅で作った煮出し・水出し麦茶の日持ちや賞味期限は、3~4日と言われています。これ以上の日数が経過すると、雑菌が繁殖し始めて危険な状態になりかねません。麦茶は常温ではなく必ず冷蔵庫に保存し、なるべく早めに飲みきることを心がけてください。
(*手作り麦茶の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
煮出し・水出しの麦茶が危険な時の特徴は?
煮出し・水出し麦茶は、間違った手順や保存方法にすると、腐ってしまい危険な状態になることもあります。煮出し・水出し麦茶が危険な状態の時の特徴を紹介するので、自宅で麦茶を作る際の参考にしてください。
①カビが生えている
出典: @panda_kumamoto
麦茶の腐敗が進むと、麦茶の容器に白や黒のカビが生えたり、麦茶に白っぽいものが浮遊したりします。正しく保存している場合は危険ではないですが、賞味期限を過ぎてしまったり常温保存してしまった場合は、飲む前に容器や麦茶の状態を目で確認することが必要です。
②ぬめりがある
麦茶を常温保存するなどした場合、雑菌が繁殖して腐敗が進むとぬめりが出てきます。麦茶の保存容器を揺らした際、新鮮な状態の麦茶は水分の跡があまり残らないですが、腐っていて危険な麦茶は水分が下に落ちるのに時間がかかります。腐っているか不安な場合は、容器を少し揺らしてみて、容器の壁面に付く麦茶の状態を確認してみてください。
③酸っぱい味がする
麦茶の臭いがいつもと違っていたり、酸っぱい味がしたりする場合は、麦茶が腐っているので直ちに捨ててください。麦茶が腐っているかどうかは、見た目だけでなく嗅覚や味覚からも確認できるので、いくつかの側面から試してみることをおすすめします。
(*麦茶が腐るとどうなるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
煮出し麦茶用のおすすめやかんも紹介!
ここでは、煮出し麦茶用のおすすめのやかんを紹介します。おしゃれな見た目で、麦茶を大量に作る時にも作りやすいやかんなので、参考にしてください。
①富士ホーローケトル(4950円)
ホーローは汚れが付いても落としやすく、長く使える素材で経済的です。容量は2.3Lとファミリーにも十分な大きさなので、麦茶をたくさん作る人にもおすすめします。おしゃれなフォルムのホーローのやかんで、お気に入りの色を見つけてキッチンに置いてください。
②ステンレスキューブケトル(4624円)
ステンレスのキューブケトルは四角い形のため上に物を重ねやすく、冷蔵庫に保存するのを想定して作られたやかんです。キッチン用具をあまり多く持ちたくない人や、麦茶を頻繁に作る人におすすめします。
煮出し・水出し麦茶の危険性を知っておこう
自宅で作る煮出し・水出し麦茶の危険性について紹介しましたが、正しく作って保存すれば安心した麦茶を作れます。麦茶は夏場の水分・ミネラル補給に役立つ飲み物なので、危険性を理解しつつ美味しい麦茶を作り、健康的な身体作りに活用してください。