ごぼう茶を飲んではいけない人は?副作用やデメリットは?腎臓や肝臓に悪い?
ごぼう茶を飲んではいけない人がいることを知っていますか?副作用やデメリットが気になりますよね?今回は、ごぼう茶を飲んではいけない人や、<腎臓/肝臓に悪い・下痢・頭痛・吐き気>などの副作用・デメリットを紹介します。ごぼう茶の副作用以外の効能や飲み続けるとどうなるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ごぼう茶を飲んではいけない人は?
癖のないすっきりとした味わいが特徴のごぼう茶は、ほのかな甘みと香ばしさが感じられ美味しいと評判です。さまざまな健康効果を期待して飲んでいる人も多いですが、体質によってはごぼう茶を飲んではいけない人もいるので注意してください。
①お腹が弱い人
ごぼう茶の原料であるごぼうには豊富な食物繊維が含まれており、適度に飲むことで胃腸の働きを促進する効果があります。しかし、お腹が弱い人がごぼう茶を飲むと、胃腸の働きが過剰になりすぎることにより腹痛や下痢につながる恐れがあります。また、ごぼう茶に含まれるサポニンという成分により胃の働きが弱ってしまうこともあるので注意が必要です。
②腎臓に病気を持っている人
腎臓に疾患を持っている人は、日常的にカリウム制限を必要とする場合が多いです。ごぼう茶の原料であるごぼうにはカリウムが豊富に含まれており、腎臓疾患を持つ人が飲むとカリウム過多となってしまう恐れがあります。そのため、腎臓に疾患のある人、あるいは老化により腎機能が弱っている人は、ごぼう茶を飲まない方が良いと言われています。
③女性ホルモンに関する病気を持っている人
ごぼう茶の原料であるごぼうには、アルギニンというアミノ酸が多く含まれています。このアルギニンは、卵胞刺激ホルモンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌を促進することが分かっています。そのため、婦人科系の疾患があり女性ホルモンに関する治療を受けている人は、ごぼう茶を飲むと健康被害を引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
④キク科アレルギーの人
ごぼう以外によく食べられるキク科の植物には、以下のものがあります。
・春菊
・レタス
・ふき
・ヤーコン
・ヨモギ
・ブタクサ
ごぼうはキク科の植物なので、キク科アレルギーのある人がごぼう茶を飲むとアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。上記の通り、私たちが日常的に口にすることの多いキク科の植物は、ごぼう以外にも複数あります。上記の植物を食べて気分が悪くなったり体調を崩したりした経験のある人は、ごぼう茶を飲む際には注意が必要です。
ごぼう茶の副作用・デメリットは?
ごぼう茶にはサポニンやカテキン、カリウムなどの健康成分が豊富に含まれており、多くの健康効果が期待できると評判です。しかし、ごぼう茶を飲む際は副作用やデメリットについても知っておく必要があります。ここでは、ごぼう茶の副作用についてくわしく紹介します。
①腹痛・下痢などお腹への負担
ごぼう茶の原料であるごぼうには、胃腸の働きを促進する食物繊維やサポニン、カテキンなどの成分が豊富に含まれています。ごぼう茶の適度な摂取は胃腸の働きを促進し改善しますが、過剰な摂取はむしろ逆効果になるので注意してください。お腹が弱い人がごぼう茶を飲み過ぎると、胃腸の働きが過剰になり、腹痛や下痢などの体調不良につながる恐れがあります。
②吐き気・頭痛
ごぼう茶には抗酸化作用をもつサポニンという有効物質が豊富に含まれているため、適度な量を飲み続けることで高い健康効果や美容効果が期待できます。しかし、サポニンを大量に摂取すると、かえって吐き気や頭痛などの体調不良を引き起こす恐れがあるため注意してください。ごぼう茶を飲む際は、一日あたりの摂取量をしっかりと守りましょう。
③トイレの回数が多くなる
ごぼう茶には、体内の塩分を排出する働きをもつカリウムというミネラルが豊富に含まれています。カリウムを適度に摂取すると、体内の余分な塩分が取り除かれるため、血圧を正常に保つ健康効果が期待できます。ただ、利尿作用のあるカリウムを過度に摂取すると、逆にお腹が緩くなりトイレが近くなるというデメリットもあるので注意してください。
④腎臓への副作用・デメリット
ごぼう茶の原料であるごぼうには、体内の塩分を排出する働きをもつカリウムが豊富に含まれています。カリウムは人体に必要不可欠なミネラルですが、過度に摂取すると腎臓の働きに負担がかかり、深刻な健康被害につながる恐れがあります。腎臓の機能低下はさまざまな疾患につながりかねないため、ごぼう茶の飲み過ぎには注意が必要です。
⑤肝臓への副作用・デメリット
ごぼう茶には、抗菌効果や抗ウイルス効果のあるカテキンが豊富に含まれており、適度に摂取すると免疫力の向上につながります。しかし、カテキンを過剰に摂取すると肝臓の機能に悪影響が出る恐れがあるため注意が必要です。実際に、高濃度茶カテキンが原因で深刻な肝臓障害を引き起こした症例が、海外では複数報告されています。
肝臓機能へのカテキンの影響が気になる人は、医師監修のもとで開発された機能性表示食品であるあじかん焙煎ごぼう茶を選ぶのがおすすめです。
ごぼう茶は副作用以外に効能もある?
ごぼう茶には副作用があり、体質によっては飲んではいけない人もいるので注意が必要です。ただ、ごぼう茶には実際に多くの健康成分が含まれているため、飲み過ぎなければ多くの健康効果を得ることができます。ここでは、ごぼう茶の具体的な効能について紹介します。
①癌の予防
ごぼう茶の原料であるごぼうには、サポニンやカテキンといった有効成分が豊富に含まれています。サポニンやカテキンには抗酸化作用があり、継続して摂取すると体内の傷んだ細胞を修復する働きをします。このため、ごぼう茶を飲み続けると免疫力が向上し、癌の予防にもつながると評判です。
また、ごぼう茶には、大腸がんの主原因とされる二次胆汁酸の分泌を抑える働きもあることが分かっています。
②利尿作用
ごぼう茶の原料であるごぼうには、塩分を排出する働きをもつカリウムが豊富に含まれています。そのため、ごぼう茶を継続して飲むことで、カリウムの利尿作用によるデトックス効果が期待できます。実際に、体内の不要な塩分が尿として排出されることで痩せることができた、あるいは肌が綺麗になったなどの意見も多いです。
③血圧・血糖値を下げる
ごぼう茶の原料であるごぼうは、イヌリンという水溶性食物繊維が豊富に含まれていることで有名です。このイヌリンには、糖の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑制する働きがあります。そのため、ごぼう茶を継続して飲み続けることで、血圧や血糖値を下げ安定した状態に保つ健康効果が期待できます。
(*ごぼう茶の効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ごぼう茶の副作用を防ぐ飲み方は?一日に飲む量は?
さまざまな健康効果が期待できるごぼう茶ですが、一方で副作用やデメリットもあるため飲む際は注意が必要です。では、副作用を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、ごぼう茶の効果的な飲み方や飲む量、飲むべき時間帯などについて紹介します。
①ごぼう茶は一日1000mlまでに抑えよう
ごぼう茶には利尿作用のあるカリウムや食物繊維が豊富に含まれているため、一度に大量に飲むとお腹がゆるくなったり、体調を崩してしまったりする恐れがあります。そのため、ごぼう茶を飲む際は、一日1000ml程度の量に抑えるのが理想的です。1000mlはコップ数杯分に相当するので、飲む時は体調に合わせて量を調節してください。
②ごぼう茶は朝に飲もう
ごぼう茶をより効果的に飲みたい場合は、朝の時間帯に摂るのがおすすめです。胃が空になっている朝食前であれば、ごぼう茶に含まれる栄養成分の吸収率が高くなり、同時に血液をサラサラにする効果も上がります。また、朝の時間帯は寝る前に比べ血糖値が高いため、血糖値を緩やかに下げる働きをするごぼう茶を飲むと効果的です。
ごぼう茶を飲み続けるとどうなる?
ごぼう茶にはサポニンやカリウム、カテキンなどあらゆる栄養成分が含まれており、継続して飲み続けると、生活習慣病の予防や多くの健康効果を期待できます。ただ、即効性があるわけではなく、通常は効果が出るまでに数週間から数か月の期間を要します。また、腎臓や肝臓に持病がある場合など、体質によりごぼう茶を飲んではいけない人もいるので注意が必要です。
(*ごぼう茶の効果が出るまでの期間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ごぼう茶は副作用・デメリットに気をつけて飲もう
ごぼう茶にはサポニンやカリウム、カテキンなどあらゆる有効成分が含まれており、飲み続けると高い健康効果や美容効果が期待できます。ただ、腎臓や肝臓に疾患がある場合など、ごぼう茶を飲んではいけない人もいるので注意が必要です。今回紹介した副作用やデメリットに注意した上で、ごぼう茶を飲んで健康維持に役立ててみましょう。