納豆はカリウムが多い?1パックの含有量は?制限がいる場合や適量も紹介!

納豆はカリウムが多いのか知っていますか?1パックの含有量が気になりますよね。今回は、納豆はカリウムが多いのかを、<糸引き・ひきわり>別の1パックの含有量や制限がいる場合と一緒に紹介します。納豆のカリウムの効果や過剰摂取による症状も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 納豆はカリウムが多い?1パックの含有量は?
  2. 納豆のカリウムの含有量
  3. 納豆のカリウムの含有量を他の食品と比較
  4. 納豆のカリウムの効果は?むくみが取れる?
  5. ①むくみ対策
  6. ②高血圧予防
  7. 納豆(カリウム)を制限するべき人は?過剰摂取の症状は?
  8. 納豆(カリウム)は腎臓の機能が低下しているときに制限が必要
  9. ①筋力の低下
  10. ②不整脈
  11. 納豆の適量は?カリウムを下げる食べ物は?
  12. 納豆の1日の適量は2パック
  13. カリウムを下げる食べ物
  14. 納豆はカリウムに気をつけて食べよう

納豆はカリウムが多い?1パックの含有量は?

健康に良いイメージが強い納豆にはさまざまな栄養素が含まれており、そのなかにはカリウムも含まれています。この記事では、納豆1パックのカリウムの含有量やその効果などについて、詳しく解説します。

納豆のカリウムの含有量

カリウム 1パック 100g
糸引き納豆 264g 660g
ひきわり納豆 280g 700g

糸引き納豆とひきわり納豆のカリウム含有量は上記の通りです。それぞれのカリウムの値を見ると、ひきわり納豆のほうがカリウムの含有量が多いことがわかります。しかし、納豆は1パックあたり40g程度のものが多いため、1パックあたりの含有量としてはそれほど大差がないと言えそうです。

納豆のカリウムの含有量を他の食品と比較

100gあたり カリウム
成人の1日の適量 成人男性3000g 成人女性2600g
糸引き納豆 660g
ひきわり納豆 700g
豆腐 110g
えだまめ 590g
バナナ 360g

納豆とその他の食品のカリウム量は上記の通りです。カリウムは一般的に野菜や果物、豆類に多く含まれているミネラルで、納豆のカリウム含有量は他の食品と比較しても特に多いことがわかります。納豆の実際の摂取量は100gに満たないことが多いですが、それでも食品のなかではカリウム含有量が多い食品と言えるでしょう。

納豆のカリウムの効果は?むくみが取れる?

ここでは、納豆に含まれるカリウムに期待できる効果について解説します。むくみを取る効果があるのかどうかも解説するので、参考にしてください。

①むくみ対策

カリウムに期待できる効果として第一に挙げられるのが、むくみの改善です。むくみとは、体内の水分量が増え、その流れが滞ってしまっている状態を指します。原因としては塩分の摂り過ぎや運動不足、アルコールなどがありますが、カリウムは摂り過ぎた塩分の排出を促す働きがあります。そのため、カリウムを多く含む納豆はむくみ対策に効果的と言えるのです。

②高血圧予防

納豆に含まれるカリウムは、高血圧の予防にも効果が期待できます。高血圧も塩分の摂り過ぎによって引き起こされることが多いため、カリウムを摂取することによって塩分の排出を促し、血圧を下げることに繋がるのです。日頃から塩分の摂り過ぎが気になる人、血圧が気になる人は、納豆で積極的にカリウムを取り入れると良いでしょう。

(*納豆の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

納豆の栄養成分と健康効果は?加熱OK?効果的な食べ方・食べ合わせなど解説!

納豆(カリウム)を制限するべき人は?過剰摂取の症状は?

では、納豆を制限するべき人はいるのでしょうか。ここでは、カリウムの過剰摂取による体への影響について詳しく説明します。

納豆(カリウム)は腎臓の機能が低下しているときに制限が必要

納豆に多く含まれるカリウムは、腎臓の機能が低下している場合には制限が必要となるミネラルです。摂り過ぎたカリウムは本来体外に排出されますが、腎臓の機能が低下している場合、カリウムがうまく体外に排出できないことがあります。

腎臓病すべての人にカリウム制限が必要というわけではありませんが、腎臓の機能について指摘されている人は医師に相談してください。腎機能が低下し、すでに人工透析を行っている人などは厳しいカリウム制限が必要となります。

①筋力の低下

カリウムは筋肉の収縮にも関わるミネラルであるため、カリウムの過剰摂取になると筋力の低下に繋がる恐れがあります。これは高カリウム血症という病気による症状のひとつで、特に高齢者に多くみられるようです。

加齢に伴い腎臓の機能は徐々に低下することが多いため、手先のしびれや麻痺、筋力になにか違和感を感じる場合には、受診を検討するとよいでしょう。ただし、腎臓の機能が正常な人であれば、一般的に通常の食事で高カリウム血症になることは少ないと考えられています。

②不整脈

高カリウム血症は血液検査や心電図検査で発見されることが多いですが、この症状が悪化すると、不整脈の症状が現れることもあります。これは腎機能に関する薬や、カリウムサプリメントの過剰摂取などによる影響が大きいと言われますが、不整脈は最悪の場合死に至る恐れもあるため要注意です。

納豆の適量は?カリウムを下げる食べ物は?

ここでは、1日に食べても良い納豆の適量について説明します。カリウムを下げる食べ物についても紹介するため、参考にしてください。

納豆の1日の適量は2パック

納豆は健康に良い食材として知られますが、1日の適量は2パックまでとなります。カリウムの含有量としては、納豆を1日2パック以上食べても1日の目標量を超えることはありませんが、カリウムはほかの食材にも含まれています。また、大豆製品に含まれるイソフラボンやその他栄養バランスなどの観点から、納豆は1日2パックまでに抑えるのがよいでしょう。

ただし、腎臓の機能が低下している人はカリウム制限が必要な場合があるため、具体的な摂取量については医師に相談してください。

(*納豆を1日に2パック食べても良いのかどうか詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

納豆を1日に2パックは多い?適量は何パックまで?効果的な食べ方も紹介!

カリウムを下げる食べ物

カリウムの摂り過ぎが心配に感じられる場合には、以下の食品を取り入れることでカリウムの摂取量を減らす効果が期待できます。

・ゆで野菜
・水にさらした野菜
・はるさめ
・卵


カリウムは水に溶けだす水溶性ミネラルのため、カリウムが多い野菜類は多めの水でゆでたり、水にさらしたりすることによってその摂取量を減らすことができます。また、卵は納豆と同じたんぱく質を多く含む食品のなかでは、比較的カリウムが少ないです。ただし、いずれもカリウム値そのものを下げる効果があるわけではないため、その点注意が必要です。

納豆はカリウムに気をつけて食べよう

納豆は高い健康効果が期待できる食品ですが、カリウム含有量が多い食品でもあります。摂り過ぎは高カリウム血症などを引き起こす可能性もあるため、納豆を取り入れる際はカリウムの量にも気を付けて食べるようにしましょう。

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