生にんにくは危険?食べ方の注意点や加熱時との違いを比較して紹介!
【管理栄養士監修】にんにくは生で食べていいのでしょうか?にんにくは調理して食べることもありますが、生でも食べる時もあります。今回は、生にんにくが体に与える良い・悪い影響をそれぞれ紹介します。にんにくの生・加熱の違いや食べる際の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①1日の適量を超えて食べ過ぎない
にんにくを食べる時にまず注意したいのが、1日の摂取量です。適量であれば問題はありませんが、あまりに多く食べてしまうと副作用が出てしまいます。生にんにくは殺菌作用が強いため、食べ過ぎると胃腸が荒れてしまったり、最悪の場合は腸内細菌が死亡してしまうこともあります。
にんにくの1日の摂取量の目安は、生の場合は1日に1片、加熱した場合は2~3片となっています。この摂取量はあくまで目安なので個人差がありますので、摂取量の範囲内であっても、腹痛などが起こるのでしたら食べる量を減らすなどしてください。
②お腹が減った状態で食べない
空腹時など胃の中が空の状態で生のにんにくを食べるのも避けましょう。にんにくの殺菌作用が直接胃の粘膜を刺激するため、激しい胃痛になる場合があります。また、腸管を刺激してしまいますので、便意があっても便が出ないという症状が出る場合もあります。
③牛乳・ヨーグルトなど乳製品と一緒に食べる
生のままでにんにくを食べる時は、牛乳やヨーグルトといった乳製品と食べるのもいいでしょう。乳製品にはタンパク質が多く含まれますが、このタンパク質がにんにくの主成分のアリシンを包み込んでくれます。そのため、アリシンの影響の臭いや殺菌作用などの影響を減らすことができます。
管理栄養士トントン
管理栄養士
牛乳やヨーグルトはニンニクよりも先に摂取する事がポイントです。先に摂取する事で、あとから入って来たニンニクへの対応の準備ができます。一緒のタイミングでも良いですが、ニンニクと牛乳やヨーグルトでは、風味や味が少し合わないですよね。
(*牛乳・ヨーグルトなどはにんにくを食べた後の臭いを消すのにも有効です。臭いの消し方についても詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生にんにくを食べる際は注意しよう
にんにくはいろいろな栄養分や効能があり、健康増進が期待できる食材です。ただし、生のまま食べるとその成分が強すぎるため胃腸が荒れてしまい、胃痛を起こしたり、腸内細菌を死滅させてしまうなどの悪影響もあります。適量を守って正しく食べることで、悪影響をなくしてにんにくの効果を効率的に得るようにしましょう。