生にんにくは危険?食べ方の注意点や加熱時との違いを比較して紹介!
【管理栄養士監修】にんにくは生で食べていいのでしょうか?にんにくは調理して食べることもありますが、生でも食べる時もあります。今回は、生にんにくが体に与える良い・悪い影響をそれぞれ紹介します。にんにくの生・加熱の違いや食べる際の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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生にんにくは体に良い?悪い?
にんにくといえば、栄養満点の食材というイメージがあります。実際、スタミナ料理などによく使われている食材です。このにんにくですが、たいていは加熱して調理して食べますが、にんにくを生のまま食べることもあります。生でにんにくを食べる時のメリット、デメリットを見ていきましょう。
生にんにくの良い効果
生にんにくには、以下のような良い効果が期待できます。
・疲労回復
・抗菌、殺菌、解毒作用
・血栓の予防
・冷えの改善
・免疫力の向上
・美肌、アンチエイジング
スタミナ料理などに使われるように、疲労回復の効果も期待できますが、それ以外にも殺菌作用や免疫力の向上、冷えの改善といった健康への効果や、美肌やアンチエイジングといった美容への効果も期待できます。
(*にんにくの効果・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生にんにくの悪影響
生にんにくは上で挙げたように、いろんな効能が期待できるのですが、生で食べることで起こる悪影響もあります。
・胃痛
・腹痛、下痢
・血が止まりにくくなる
・口臭や体臭がきつくなる
にんにくを食べると口が臭くなるのは有名ですが、生の場合、加熱したにんにくに比べて口臭が発生しやすくなります。にんにくによる口臭は、アリシンという成分が原因です。また、生で食べるとアリシンの影響が強くなるため、臭いだけでなく殺菌効果も強く出てしまい胃腸が荒れたり腹痛の原因にもなってしまいます。
管理栄養士トントン
管理栄養士
ニンニクの取り過ぎが原因で、貧血になる人が意外と多いです。鉄分摂って、動物性タンパク質も摂って、色々と貧血対策をしているのに、3ヶ月経っても改善が見られない人は、何かマイナスになる食材を摂っていないか探してみてください。
(*にんにくの悪影響について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
にんにくの生と加熱時の違いは?
それでは、にんにくを生で食べた場合と加熱して食べた場合にどの様な違いが出てくるかを見ていきましょう。
効能が変わる
生と加熱時の一番の違いは、効能が変化するという点です。生のにんにくにはアリシンという成分が含まれていますが、アリシンは加熱するとアホエンという成分に変わります。
アリシンは、殺菌、抗菌作用があるのですが、アホエンは抗がん作用が期待できる成分です。このように加熱することで効能が変わるので、どちらの効能を期待するかで調理方法を変えるのも良いでしょう。
生にんにくの食べ方の注意点は?
生にんにくはいろいろな栄養分や効能が期待できますが、生で食べることで悪影響もあります。特に胃腸への影響が大きいですので、身体に悪い影響が出ず、にんにくを美味しく愉しむための注意点を紹介します。