甘酒で太るかは飲み方次第!夜寝る前はNG?ダイエット向きの飲み方を紹介!
【管理栄養士監修】自然な甘さが美味しく、健康志向の方にも人気のある甘酒は太る飲み物なのでしょうか?今回は、甘酒を飲んで太る原因やダイエット向きの痩せる飲み方など紹介します。また、甘酒のカロリー・糖質も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
甘酒は太る?痩せる?
甘酒は、甘みの強い飲み物なので、飲むと太るイメージを持つ方も多いかもしれません。一方で「甘酒ダイエット」が話題になるほど、ダイエット効果も期待されている飲み物です。ここでは、甘酒が太る飲み物なのか、それとも痩せる飲み物なのかを解説しましょう。
甘酒のカロリー・糖質から見てみよう
カロリー | 脂質 | |
米麹甘酒 | 81kcal | 17.6g |
酒粕甘酒 | 81kcal | 4.7g |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
甘酒には、米麹を発酵させて作る米麹甘酒と、日本酒を作る際に出る酒粕を溶かして作る酒粕甘酒の2種類があります。上記の表はそれぞれの甘酒の100gあたりのカロリー・糖質量を表したものですが、表だけを見ると糖質量の少ない酒粕甘酒の方がヘルシーだと感じるかもしれません。
しかし、酒粕甘酒は酒粕に甘み成分が含まれていないため、味付けとして砂糖などを加える必要があります。砂糖などで味付けをすることで、米麹甘酒と同等の糖質量になるだけでなく、カロリーも高くなるので注意が必要です。
(*甘酒の栄養について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
竹本友里恵
管理栄養士
正月に初詣で神社などで飲む機会が多い甘酒は、栄養価が高く美容面でも効果があります。お正月に飲むようになった由来は、昔米を作っている農家が、年の始めに前年までの米の収穫を感謝し、その年一年の豊作を祈って甘酒を造り神様にお供えする風習の名残です。甘酒には、ビタミン群やミネラル、必須アミノ酸が豊富に含まれ、冷え性対策としてとても効果があるので、冬の冷え切った身体を温めるだけでなく、エネルギー補給、免疫力の向上、腸内改善などの効果が期待できます。
甘酒で太る原因は?飲み方にある?
甘酒は100gあたり81kcalと、そこまでカロリーが高いわけではありませんが、飲み方次第では太る場合もあります。ここでは、甘酒を飲んで太る原因についていくつか紹介します。
①飲み過ぎ
甘酒は、夏場の熱中症対策にも良いと言われていますが、飲み過ぎはカロリーオーバーで太る原因になります。甘酒のカロリーは100gで81kcalあり、一般的なスポーツ飲料が100gで11kcal程度であるのと比べると、非常に高カロリーです。カロリーオーバーを防ぐためにも、甘酒を飲む時は、飲む量をあらかじめ決めておくと安心です。
②一気に飲んでいる
甘酒には糖質が多く含まれているため、一気に飲むと血糖値も急上昇します。血糖値が急上昇すると、体内では血糖値を下げる働きをするインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
しかし、このインスリンには体内で脂肪を蓄積させる働きもあるため、分泌量が増えると太る場合があるので注意が必要です。ゆっくり飲むことで血糖値の上昇は穏やかになるので、飲むスピードには気を付けましょう。(※2)
③市販の甘い甘酒を飲んでいる
甘酒にはさまざまなメーカーの市販商品がありますが、中には砂糖を大量に使用している商品もあります。特に、米麹甘酒は元から糖質量が多いため、砂糖を加えた商品を飲むことで大量の糖質を摂取してしまう場合もあるでしょう。市販の甘酒を購入する場合は、パッケージの原材料名を確認して、砂糖不使用の商品を選ぶのがおすすめです。
竹本友里恵
管理栄養士
甘酒は酒という名前の通り、酒粕を材料に使う場合にはアルコールが含まれています。アルコール度数は1%程度なので過度に心配する必要は無いですが、気になる方は子供に飲ませるのを控えましょう。米麹が材料の甘酒は、アルコールが含まれておらず、でんぷんが糖になった甘さなので、砂糖を使った甘さよりも抑え目で、旨味を感じれるかと思います。提供している場所によって原材料は違うので、確認して飲んでみると良いですね。
④寝る前に飲む量を間違っている
甘酒には安眠効果があると言われているため、夜寝る前に甘酒を飲む習慣がある方もいるかもしれません。しかし、夜の時間帯は昼間と違って体の活動がほとんど無く、カロリー消費量も大幅に下がります。
そのため、夜寝る前に甘酒を飲んでカロリーを摂取すると、消費しきれないカロリーが体脂肪として蓄積して太る可能性も高まります。もしも夜寝る前に飲むのであれば、日中よりも少ない量に抑えた方が良いでしょう。