ウォッカの原料・味は産地によって変わる?4大スピリッツとの違いも解説!
ウォッカの原料を知っていますか?ウォッカは蒸留酒の一つですが、今回は、ウォッカと4大スピリッツの違いを原料・産地・製造方法別に紹介します。ウォッカは産地によって原料や味が変わるのかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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目次
ウォッカとは?
ウォッカは、ロシアやヨーロッパなど比較的寒い地域で造られているお酒です。アルコール度数が高いイメージのお酒ですが、ウォッカとはどのような特徴があるお酒なのでしょうか?
ウォッカは蒸留酒
ウォッカは穀物を濾過して造った醸造酒を、更に濾過することでアルコール濃度を高めた蒸留酒です。アルコール度数は40度前後のもの一般的ですが、高いアルコール度数のものもあります。
ウォッカは蒸留の際にアルコールを90度近くまで高めるため原料の成分はほとんど消され、アルコールの香り以外はほぼ無味無臭に仕上がります。白樺の炭を使用して濾過する為、クリアな味に仕上がることもウォッカの特徴です。
ウォッカの原料
ウォッカは以下の原料で造られています。
・トウモロコシ
・じゃがいも
・大麦
・小麦
・ライ麦
ウォッカの主な原料は穀物ですが、ブドウやミルクから取れた乳糖やサトウダイコンが使われているものもあります。ウォッカにはレギュラータイプとフレーバータイプがあり、フレーバードウォッカには果実やハーブのフレーバーも加えられ香り豊かに仕上がります。
ウォッカと4大スピリッツの違いは?
蒸留酒の総称であるスピリッツには色々な種類がありますが、純度が高いものを4大スピリッツと呼びます。4大スピリッツはウォッカの他に、ジン、テキーラ、ラムがあります。ウォッカとの違いやそれぞれどのような特徴があるのか紹介します。
①原料
4大スピリッツの原料です。
・ウォッカ:大麦・小麦・ライ麦・ジャガイモ・トウモロコシ
・ジン:大麦・小麦・ライ麦・ジャガイモ
・テキーラ:竜舌蘭
・ラム:さとうきび
4大スピリッツの中でもウォッカとジンの原料はほぼ同じで、主に穀物から造られています。テキーラは、アロエの形をしている竜舌蘭と呼ばれる植物の樹液が原料として使われているのが特徴です。ラムは原料にさとうきびの搾り汁や、廃糖密を使われているのが他のスピリッツとの大きな違いです。
(*ジンの原料について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
(*テキーラの原料について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②産地
4大スピリッツの産地の違いをみてみます。
・ウォッカ:ロシア、ポーランド
・ジン:ドイツ、イギリス、オランダ
・テキーラ:メキシコ
・ラム:西インド諸島
4大スピリッツは世界中の様々な場所で、地域に適したスピリッツが造られています。高いアルコール度数のウォッカは体を温める効果があるので、多くが寒い地域で生産されています。テキーラの産地はメキシコで、原料である竜舌蘭の自生地です。ラムは原料に暖かい場所で育つさとうきびを使っているので、温暖な気候の西インド諸島で造られています。
③度数
4大スピリッツのアルコール度数の違いです。
・ウォッカ:40~60度
・ジン:40~50度
・テキーラ:40~50度
・ラム:40~50度
アルコール度数はどれもほぼ同じですが、その中でもウォッカは寒い地域が原産の蒸留酒なので高いアルコール度数を誇ります。銘柄によっては、90度近い度数のウォッカもあります。ラムも同じように、75度近くまでアルコール度数を高めたものもあります。