妊娠中・妊婦はめかぶはNG？毎日は？ヨウ素などの効果や食べ方も紹介！

妊娠中は、めかぶを食べても大丈夫なのでしょうか。また、めかぶを毎日食べても問題がないのかについても解説します。

結論から言うと、妊娠中はめかぶは食べ方に注意すれば大丈夫です。めかぶには、妊娠中に必要なヨウ素の他に、カルシウムや食物繊維などの栄養素も含まれています。そのため、毎日1パック程度を摂取するのであればとても体に良い食品です。

妊娠中にめかぶを食べる際の注意点を解説します。めかぶの適量が何グラムかについても解説するので参考にして摂取してみてください。

妊娠中にめかぶを食べる際に注意するべき点の一つ目が、食べ過ぎないことです。妊娠中に摂取が推奨されているヨウ素の量は1日240μgです。めかぶに含まれるヨウ素は妊娠中に必要な栄養素ですが、摂取しすぎても赤ちゃんにとって悪影響となります。そのため、めかぶを食べる際は適量に気をつけることが重要です。

（＊めかぶを食べる際の注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

妊娠中のめかぶの適量は1日当たり1パックが目安です。1パックの量が50gだとすると、約200μgのヨウ素が含まれています。1日に摂取が推奨されているヨウ素の量は、妊娠中で240μgなので、1日1パックであれば摂り過ぎになることはありません。めかぶの1パックが何グラムかによっても適量は異なるので注意が必要です。

また、めかぶ以外にもヨウ素が含まれる食品を摂取している場合は、その分めかぶの摂取量を控えましょう。体調が優れないときは無理をせず、医師と相談しながら食事を決めるようにしてください。

めかぶが妊娠中の体に及ぼす良い効果はどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、めかぶを摂取することのメリットを3つ紹介します。

めかぶの妊娠中の体に良い効果の一つ目は、便秘予防です。めかぶには、食物繊維の中でも水に溶けない不溶性食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維は腸を適度に刺激するため、便を出すための蠕動運動を促してくれます。

めかぶの妊娠中の体に良い効果の二つ目は、高血圧予防・コレステロール値の改善をしてくれることです。めかぶに含まれるアルギン酸には、高血圧の原因となる塩分を吸着し排出する働きや、余分なコレステロールを排出する働きがあります。そのため、めかぶを食べることで高血圧の予防ができたり、コレステロール値を改善したりすることが期待できます。

めかぶの妊娠中の体に良い効果の三つ目は、免疫力を向上させてくれることです。めかぶに含まれるコフイダンという栄養素は、細胞を活性化させウイルスなどの菌に対する免疫力を高める効果があります。また、コフイダンはがん細胞を抑制する働きもあり、胃がんの原因の一つと言われるピロリ菌を排除する働きもあります。

めかぶと食べ合わせの良い納豆にもピロリ菌を活性する効果があるため、一緒に食べるのもおすすめです。

（＊めかぶの妊娠中に良い効果ついて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

妊娠中の体に良い効果をもたらしてくれるめかぶの効果的な食べ方やコツを紹介します。めかぶの嬉しい効果を発揮するためにもぜひ参考にしてみてください。

効果的な食べ方・コツの一つ目は油を加えることです。めかぶに豊富に含まれているβ-カロテンやビタミンKは油に溶ける性質があるため、めかぶに油を加えた料理にすることで体内で効率的に栄養を吸収することができます。

効果的な食べ方・コツの二つ目は、炒め物にすることです。こちらのレシピは、豚肉や卵を使っているためタンパク質も補えます。炒め物にするとボリュームもでるので、ご飯のおかずにも適した一品です。

妊娠中（妊婦）はめかぶを食べる量に注意しましょう。めかぶは免疫力を向上させたり高血圧を予防するなど嬉しい効果が詰まった食品ですが、食べ過ぎるとヨウ素の過剰摂取となり赤ちゃんへ悪影響を及ぼす可能性があります。医師と相談しながら、適量をバランス良く摂りましょう。