コーヒーは太る?痩せる?ダイエット向きの太りにくい飲み方を解説!
【管理栄養士監修】コーヒーを飲むと太るのかどうか知っていますか?今回は、コーヒーを飲んで太る原因や飲むことで得られるダイエット効果を紹介します。〈飲むタイミング・量〉など、コーヒーのダイエット向きの飲み方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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コーヒーで太る場合の原因は?
コーヒーを飲むと太ると言われる原因はどのようなものがあるのでしょう。飲み方やコーヒーの成分による影響などを含めて詳しく説明します。
①飲み過ぎている
コーヒーにはカフェインが含まれており、痩せる成分である一方、摂取量が多いと太る原因となります。カフェインには、コルチゾールというストレスホルモンを増やす作用があり、コルチゾールが増えると食欲の抑制が出来にくくなります。
コーヒーで太る要因として、食欲が抑制出来なくなり食べ過ぎてしまう他にも、糖分を欲するようになったり、脂肪の分解を妨げる作用があるため、ブラックコーヒーでカフェインを過剰に摂取して太る可能性は十分あります。
竹本友里恵
管理栄養士
コルチゾールは朝目覚めると分泌されるホルモンの一種です。コルチゾールは朝起きたら分泌され、脳を覚醒させる働きがありますが、そのタイミングでコーヒーを飲むと体が覚醒せず、眠気が覚めない、だるさを感じるといった症状を招くことになります。コルチゾールの抑制を習慣化するとカフェインに対して耐性ができてしまい、コーヒーの効果である覚醒作用をはじめ、疲労回復作用、記憶力向上、ダイエット作用を感じる事ができなくなってしまいます。コルチゾールが分泌される、朝起きた後60分、お昼の12時〜13時、夕方17時〜19時は、コーヒーを飲むのを控えましょう。
②睡眠不足になっている
夕方以降にコーヒーを飲むことで覚醒作用によって寝付きが悪くなることがわかっています。睡眠の質が落ちることで、本来寝ている間に作られている脂肪燃焼効果のある成長ホルモンの分泌が減少し、太りやすくなてしまうのです。寝る前に飲むと眠れなくなると言われていますが、就寝6時間前から控えた方がコーヒーによる睡眠不足を防ぐことができます。
③砂糖・ミルクや牛乳が入っているコーヒーを飲んでいる
カロリー | |
ブラックコーヒー | 4kcal |
ブラックコーヒー(砂糖) | 26kcal |
ブラックコーヒー(ミルク) | 10kcal |
ブラックコーヒー(砂糖&ミルク) | 29kcal |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
ブラックコーヒーにはほとんどカロリーが含まれていないため、太る心配はありません。しかし、休憩時間やリラックスタイムに甘いコーヒーでホッと一息つきたいと砂糖やミルクを入れることで、コーヒーのカロリーは一気に上昇します。
また、空腹時に糖分の多いコーヒーを飲むことで血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌されるため糖分が脂肪として蓄積されやすくなります。ダイエット中であれば、コーヒーに砂糖やミルクを入れずにブラックで飲むようにしましょう。
④一緒に食べるオヤツで太る
苦いブラックコーヒーには、甘いお菓子がとてもよく合います。そのため、コーヒーと一緒にオヤツを食べる人も多いですが、いくらブラックコーヒーを飲んでいてもオヤツをたくさん食べてしまうとカロリー・糖質の摂りすぎで太ってしまいます。
上記の砂糖やミルクと同様に、血糖値が急上昇することで太るリスクもあるため、コーヒーと一緒にオヤツを食べる時は量に注意をしましょう。
コーヒーは本来痩せる飲み物?ダイエット効果ある?
コーヒーが太る原因を説明しましたが、実はダイエット向きの飲み物とも言われています。コーヒーに含まれる身体に嬉しい成分と作用について詳しく説明します。
①脂肪燃焼・食欲抑制
コーヒーに含まれているカフェインには、リパーゼという脂肪分解を促進する作用のある成分が含まれています。リパーゼは、消化酵素の働きを補助し中性脂肪を分解するため、脂肪が蓄積されにくくダイエット効果があると言えるでしょう。
また、カフェインには血糖値を上昇させる作用があり、それにより満足感が得られるため食欲抑制に繋がります。コーヒーだけで食欲を満たすことはできませんが、食べ過ぎてしまいそうな食事前に飲んでおいたり、食後の消化を助けるためにブラックコーヒーを飲むことはダイエットに有効です。(※2)