春菊(シュンギク)の栄養素と効能は?美容効果あり?成分を逃がさない食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】春菊に含まれる栄養成分を知っていますか?今回は、春菊の栄養素・効能に加え、栄養成分を効率的に取れる食べ方を紹介します。ほかにも、春菊の旬や選び方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
③カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
460mg | 2500mg | 18% |
カリウムには体内のナトリウム量を調節する働きがあり、摂取すれば摂り過ぎたナトリウムを体外に排出してくれます。血圧を下げる効果もあるので、高血圧気味の方にもおすすめの栄養素です。
また、体内のナトリウム量が調節されれば、体内に溜めすぎた水分も排出され、むくみも解消されます。むくみを放置するとセルライトとなり、ダイエットの邪魔になるので注意しましょう。(※4)
④鉄分
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.7mg | 7mg | 24% |
鉄分は体内に入ると、そのほとんどが赤血球を作るために使われます。赤血球を構成しているヘモグロビンは酸素を体中に送る重要な働きをしているので、その素となる鉄分を摂取しておくのはとても重要な事です。貧血気味という人や、貧血を予防したい方はぜひ意識して摂取しましょう。(※5)
⑤ビタミンE
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.7mg | 6.5mg | 26% |
ビタミンEも抗酸化作用を持っており、体の酸化を防いでくれます。細胞だけでなく血中コレステロールの酸化も防ぐので、動脈硬化・生活習慣病などの予防やダイエットにも効果が期待できます。(※6)
⑥α−ピネン・ペリルアルデヒド
α−ピネン・ペリルアルデヒドは春菊の香り成分ですが、ただ香りが良いだけでなく胃腸の働きを促進してくれる効果も期待できます。α−ピネン・ペリルアルデヒドが含まれているおかげで春菊は香りがよく胃腸に優しいので、お粥に添えて頂くのもおすすめです。(※7)
⑦葉酸
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
190mg | 240mg | 79% |
春菊には多くの葉酸が含まれており、100g食べれば1日の目安摂取量の8割ほどを摂取できます。葉酸は細胞分裂などに大きく関与しているため、妊婦さんにとって重要な栄養素であると言われています。妊婦の方がしっかり葉酸を摂取することで、先天異常の神経管閉鎖障害になるリスクを下げることが期待できます。(※8)
春菊の栄養素が効率的に取れる食べ方は?加熱NG?
春菊に含まれる栄養素を、効率的に摂取できる食べ方を見ていきましょう。加熱する場合の注意点や水溶性の栄養素もしっかり摂取できる方法についても記載しているので、春菊をどうやって食べようか悩んでいる方はぜひ読んでみて下さい。
生で食べる
春菊は生食できるので、シンプルに味わいたいならばサラダをおすすめします。春菊を新鮮なまま味わう事ができますし、加熱で壊れてしまう栄養素までしっかり摂取することができます。鮮度が落ちると葉酸など減少する栄養素もあるので、できるだけ状態が良いものを使用しましょう。