おかひじきとは?栄養価と効能は?旬の時期や食べ過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】おかひじきに含まれる栄養成分を知っていますか?今回は、おかひじきの栄養素・効能に加え、栄養を効率的に取れる食べ方を紹介します。美味しく食べるためのおかひじきの旬や選び方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
カリウムの量も摂取割合が27%を超えています。カリウムは体内の余分な水分や老廃物、ナトリウムを排泄させる効能があります。むくみや高血圧の予防、改善に効果があり、妊娠中には必要な栄養素です。(※4)
④ビタミンK
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
310㎍ | 150㎍ | 207% |
おかひじきのビタミンKは摂取割合の2倍以上あります。ビタミンKは血液の凝固やカルシウムを骨に定着させたり骨の形成を促進させる効能があり、妊娠中は必要な栄養です。(※5)
⑤マグネシウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
51mg | 340mg | 15% |
マグネシウムはカルシウムとともに骨を形成していますが、必須量の40%が消化も含め300種類以上の酵素の活性を助け、脳・筋肉・神経の中で重要な生命維持を担っているため不足すると骨から補おうとします。(※6)
⑥鉄
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.3mg | 7mg | 19% |
鉄は体内にある半分以上が血液のヘモグロビンとして酸素を運びます。動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄があります。不足すれば貧血になりますが、妊娠中は胎児への酸素供給に影響するので注意が必要です。またタンニンやシュウ酸は鉄分の吸収を阻害します。(※7)
和菜
管理栄養士
おかひじきは海藻に似ていますが、実は女性にとって必要なカルシムやマグネシウムや鉄分が豊富な緑黄色野菜です。茹でてそのままで食べたり、他の食材と和えたり、炒めたり、簡単に栄養摂取ができる食材です。是非普段の食卓の1品にとりいれるのをオススメします。
おかひじきの栄養素が効率的に取れる食べ方は?
おかひじきは妊娠中に必要な栄養の宝庫ですが、その成分を効率的に摂取する食べ方をお伝えします。
脂質と一緒に食べる
おかひじきに含まれるβカロテンやビタミンKは脂溶性のため、油と一緒に食べると吸収率が上がります。油で炒めたり、オイルドレッシングで和えたり、肉や魚類と組み合わせても良いでしょう。
和菜
管理栄養士
特に多く含まれるβカロテンや鉄分を効率良く吸収する為に、ビタミンCが豊富なパプリカとタンパク質が豊富なツナをオリーブオイルでソテーするだけで、女性の味方の1品が完成。栄養バランス満点。是非月経期間前後でも取り入れてみてください。
ビタミンC豊富な食材と食べ合わせる
鉄分はそのままでは吸収率が低いため、たんぱく質やアミノ酸、ビタミンCと組み合わせて食べると吸収率が上がります。調理するときにそういうものを含むレシピにするか、食べ合わせる惣菜で調整する工夫が必要です。