パッタイのカロリー・糖質は高い?ダイエット向きの食べ方や栄養効果を紹介!
【管理栄養士監修】パッタイのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、パッタイのカロリー・糖質量を他のタイ料理と比較し、カロリーを消費するのに必要な運動量を紹介します。パッタイのダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法に加えて、低カロリーレシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
竹本友里恵
管理栄養士
パッタイの原材料であるビーフンは、うるち米やコーンスターチなどのデンプンが配合されています。見た目が似ている春雨は緑豆や芋のデンプンを原材料としており、用途や料理によって使い分けされます。ビーフンはお米を主原料にしていますが、GI値が低いのが特徴です。GI値が低いと血糖値の上昇が穏やかになるので、インスリンの分泌を抑えたり、脂肪燃焼を促進する効果があります。
②エビ:タンパク質
パッタイのエビに含まれるタンパク質には以下のような効能があります。
・血液や筋肉などの肉体の材料になる
・生命の維持に欠かせない多くの成分になる
・ホルモンや酵素を作り出す
タンパク質は、人の体重の約5分の1をしており、人間が生きていくためには欠かせない栄養素です。ダイエットをする際にタンパク質の摂取が不足すると筋肉量が落ち、結果として基礎代謝量が減ってしまい、逆効果になりかねません。(※3)
③エビ:タウリン
パッタイのエビに含まれるタウリンには以下のような効能があります。
・血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす
・血圧を正しく保ち、高い血圧を下げる
・胆汁を作りだす
タウリンは、血液中の悪玉コレステロールを排出させて血液をきれいにする作用があります。胆汁が多くなることで、消化や代謝が促進されて健康な身体を作れるので、ダイエットに効果的です。(※4)
④豚肉:ビタミンB1
パッタイの豚肉に含まれるビタミンB1の効能は以下の通りです。
・疲労回復
・脂肪燃焼
・皮膚や粘膜を健康に保つ
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える補酵素としての効能を持ち、ダイエット効果も期待できる栄養素です。ビタミンB1を多く含む豚肉の部位はヒレやモモなど赤身の部分です。(※5)
パッタイのダイエット向けにカロリーオフする方法は?
パッタイは1皿分ではかなりのカロリーがあります。カロリーオフしてダイエット中でも安心して食べる方法はないものでしょうか。
①野菜を増やしてカサ増しする
パッタイをカロリーオフにするには、野菜の量を増やして、カロリーの高いビーフンや肉類を減らすことがおすすめです。野菜を増やすことで、食物繊維が増えて満腹感も出せるのでダイエットとして最適です。また、ゆっくり野菜から食べ始めれば、満腹中枢が刺激され食事量のセーブも可能です。
②脂身の少ないお肉を使う
タンパク質を減らしたくない人は、脂身の少ないお肉を使うようにしましょう。バラ肉の場合、100g当たり351kcalありますが、赤身のお肉を使用することで100g当たり140kcalまでカロリーを減らすことができます。また、赤身の部位はビタミンB1も豊富なのでダイエット効果はこちらの方が高いでしょう。
パッタイの太りにくい食べ方は?
カロリーが高いからと食べたいものを我慢するとストレスが溜まるので、食べ方に配慮して楽しめるように工夫しましょう。ここでは、パッタイの太りにくい食べ方を紹介します。
①夜に食べない
人間の身体は同じものを食べても、時間帯によって吸収率が変わります。これはBMAL-1(ビーマルワン)と呼ばれる脂肪の生成や酵素の増量を行うたんぱく質の働きによるもので、体内に増えることで太りやすくなります。このBMAL-1は19時頃から増えはじめ、深夜2時に最も多くなるため、パッタイを寝る直前に食べるのはよくありません。
1日でBMAL-1が最も少ないのは14時なので、パッタイなどカロリーの高いものは、その時間にを食べることをおすすめします。(※6)