麻婆茄子のカロリー・糖質は?ダイエット効果ある?太りにくい食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】麻婆茄子のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、麻婆茄子のカロリー・糖質量を麻婆豆腐や他の中華料理と比較し、栄養素や効果を紹介します。麻婆茄子のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
①ナスニン
ナスニンは、茄子の皮に含まれる栄養素で効果は以下の通りです。
・抗酸化作用
・眼精疲労の改善
ポリフェノールの一種であるナスニンは、体の酸化を引き起こす活性酸素を取り除いて、老化や免疫機能の低下を防ぐ効果があります。また、アントシアニンを多く含むので眼精疲労の改善にも効果がある栄養素です。
竹本友里恵
管理栄養士
ナスは100gあたり90%以上が水分で、カロリーも約20kcalとヘルシーな食材です。ナスに含まれるナスニンというポリフェノールは抗酸化作用や眼精疲労の回復に役立ちます。ナスニンは皮に多く含まれ、水に溶けやすい成分なので、水に長くさらさないようにしましょう。
②カリウム
カリウムは茄子に豊富に含まれている栄養素で、効果は以下の通りです。
・むくみの改善
・身体の熱を逃す
カリウムは体の細胞外液に多く存在するミネラルで、細胞内の水分量を調節する働きがあり、むくみの解消にも役立ちます。また、カリウムは身体の熱を逃す働きがあるため夏バテ解消にも効果があり、特に夏場は積極的に摂取したい栄養素です。ただし、妊婦など身体を冷やしてはいけない人は注意しましょう。(※2)
③食物繊維
茄子には食物繊維がたくさん含まれているのも特徴です。食物繊維の効果は以下の通りです。
・整腸効果
・糖質や脂質の吸収を抑制する
食物繊維が多く含まれる茄子は、整腸効果によって便秘の改善などに役立ちます。さらに、糖質や脂質の体内への吸収を抑制する働きもある、ダイエットにはぴったりの栄養成分です。麻婆茄子を食べる時も、茄子を意識的に食べることで脂質量や糖質量の吸収を抑えて太りにくくなるでしょう。(※3)
麻婆茄子のダイエット向けにカロリーオフする方法は?
なすにはダイエットに向く栄養素が含まれていますが、油を多く使う麻婆茄子はダイエットにはあまり向いていない料理とも言えます。ここでは麻婆茄子をダイエット向きにカロリーオフにする方法について紹介します。
①茄子を油通ししないで作る
麻婆茄子は、茄子を以下の手順のように油通しせずに作るとカロリーを減らすことが出来ます。
【手順】
①なすのへたを落とし、食べやすい大きさに切る
②水3カップに対して塩小さじ1/3程度を入れた塩水に10分ほどつけ、水分を取る
③耐熱のボールに入れてサラダ油大さじ1/2をからめ、ラップをふんわりとかけて電子レンジで4分加熱する
④取り出したら水分をとり、通常通り麻婆茄子を作る
上記のようになすを油通しせずに電子レンジで加熱することで、素揚げに似た味わいがあるにもかかわらずカロリーオフできます。
②煮込んで作る
麻婆茄子は、以下のように煮込んで作るのもダイエット中におすすめのカロリーオフできる方法です。
【手順】
①ネギ、生姜、なす、ひき肉をフライパンで少量の油をひき炒める
②鶏がらスープ、醤油、味噌などの合わせ調味料を入れて弱火で10分ほど煮る
③茄子が柔らかくなったら水溶き片栗粉を入れてとろみをつける
弱火で蒸し煮にすることが、油を使わずにカロリーオフしながら美味しく仕上げるポイントです。スープが少ないと感じた場合は、とろみをつける前に水を足して下さい。豆腐やピーマンを入れても美味しくできます。
麻婆茄子の太りにくい食べ方は?
麻婆茄子をカロリーオフして作る方法については分かりましたが、食べ方にもコツはあるのでしょうか。ここでは、麻婆茄子の太りにくい食べ方について紹介します。
①夜に食べない
「夜中に食べると太る」と良く言われますが、これにはBMAL-1(ビーマルワン)と呼ばれるたんぱく質が影響しています。このたんぱく質は脂肪組織に多く含まれており、体内で脂肪を生成する働きを持っているため、BMAL-1の量が増えると脂肪が溜まって太りやすくなります。
このBMAL-1の分泌量は一日の中で変動すると言われており、最も少ない時間帯は午後2時頃で、午後10時頃から深夜2時頃に分泌量が最も多くなるのが特徴です。深夜2時ごろは午後2時ごろに比べると20倍もの量にまで増えるため、麻婆茄子は夜に食べるのは避け、BMAL-1の少ない昼頃に食べるようにしましょう。(※4)