今川焼き(大判焼き)のカロリーを中身の種類別で比較!太りにくい食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】今川焼き(大判焼き)のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、今川焼き(大判焼き)のカロリー・糖質量を中身の種類別や〈たい焼き・どら焼き〉と比較し、あんこの栄養成分や効果なども紹介します。今川焼き(大判焼き)のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
今川焼きのカロリーや糖質を見てきましたが、ダイエット効果はあるのでしょうか。含まれている栄養素も気になりますね。ここでは含まれている栄養素とその効能について紹介します。
①サポニン|中性脂肪の減少
今川焼きに入っているあんこ含まれるサポニンには以下のような効能があります。
・中性脂肪の減少
・肥満予防
・脂肪燃焼の働きをする物質の分泌を助ける
サポニンは小豆の皮に含まれる栄養素なのでつぶあんの今川焼きに含まれる栄養素です。このサポニンは脂肪燃焼に効果的なアディポネクチンの分泌を助けるので、肥満の予防や太りにくい体質を作るのに効果的です。また、腸内でブドウ糖と脂肪酸が結びつくのを防ぐため、脂肪の蓄積を防ぐこともできます。
ダイエット効果だけでなく、動脈硬化や脳梗塞などの生活習慣病の予防にも役立つといわれていて、積極的に摂っていきたい栄養素です。(※2)
竹本友里恵
管理栄養士
サポニンはコレステロールの吸収を阻害する働きがあります。サポニン自体は様々な植物に含まれており、植物によって効果が違います。小豆のサポニンは抗酸化作用があり、新陳代謝や免疫力を高める働きがあります。小豆の栄養は煮汁にも溶け出してしまうので、あんこだけでなくおしるこも作って栄養を逃さずに摂取しましょう。
②食物繊維|便秘の改善・予防
今川焼きに入っているあんこに含まれる食物繊維には以下の効能があります。
・便秘の予防、解消
・血糖値の上昇抑制
・腸内環境の改善
・代謝アップ
食物繊維には、血糖値の上昇を抑えたり腸内環境の改善に効果がある水溶性食物繊維と、排便を促進して便秘を解消する不溶性食物繊維の二種類があり、あんこには不溶性食物繊維が豊富に含まれているので便秘予防に効果的で、結果的に肥満予防にもつながります。
また、血糖値の急激な上昇を妨げるのでインシュリンの分泌も抑制し脂肪を付きにくくします。そして、腸内環境の改善により代謝があがり、太りにくい体を作ることができます。(※3)
③ポリフェノール|血流の改善
今川焼きに入っているあんこに含まれるポリフェノールは赤ワインの2倍と言われ、以下の効能があります。
・血流の改善
・基礎代謝アップ
・体温の上昇
ポリフェノールは血流を良くし、体温を上げるので自然に基礎代謝があがり太りにくい体になります。血流をよくすることはダイエットだけでなく、健康にも効果的なので意識的に摂取していきたい栄養素です。
野菜などに含まれるポリフェノールは調理の過程で流出することもありますが、あんこに含まれるポリフェノールは加工しても流出しにくいので効率的に摂取することができます。(※4)
④ミネラル|代謝の促進
今川焼きに入っているあんこに含まれるミネラルには以下の効能があります。
・マグネシウム:代謝の促進、体温調整
・カルシウム:骨の形成
・カリウム:むくみ予防
・リン:骨や歯の形成
あんこには様々なミネラルが豊富に含まれていて、ミネラル不足といわれている日本人がとるべき成分ともいえます。ミネラルは代謝を促進し体温の調整をしてくれるので、やせやすい体づくりに効果的です。また、健康的な骨などの形成にも効果的で、たんぱく質を作る働きがあります。
また、カリウムは体内の水分バランスをとり血圧を下げたりむくみを予防する効果があるのでダイエットに取り組む人は積極的に摂ることを心がけましょう。(※5、6、7、8)
今川焼き(大判焼き)の太りにくい食べ方は?
ダイエット中でも甘いものが欲しくなり、今川焼きが食べたくなることもあるでしょう。その際にカロリーと栄養素のバランスを考えて食べたいですが、太りにくい食べ方はあるのでしょうか。
①あんこを選ぶ
今川焼きにはあんこのほかにカスタードクリームやチョコレート味のものもありますが、カロリー的にはあんこが一番低くなり、小豆に含まれる栄養効果も高くダイエット向きなので、食べるならあんこの今川焼きにしましょう。
②夜に食べない
今川焼き以外の食べ物でも共通することですが、夜遅い時間に食べたものは脂肪として蓄積されやすく、太りやすくなります。細胞内に脂肪をためて太りやすくなる原因となるBMAL-1というたんぱく質が、昼間に比べて夜間は最大20倍にもなるからです。
逆に昼間は体を動かすことで代謝があがり、食べたものをしっかり消費することができるので、今川焼きを食べるなら昼間がおすすめです。(※9)
③夜ご飯を減らす
昼間のおやつに今川焼きを食べると、一日の摂取カロリーや炭水化物量を超える可能性があるので夕飯の炭水化物を減らして調整するのがおすすめです。その際、極端に食事量を減らすのは不健康なので、野菜や魚などのたんぱく質をしっかり摂取し、カロリーは控えながら必要な栄養はしっかり摂るようにしましょう。