豚丼のカロリー・糖質は?ダイエット効果ある?太りにくい食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】豚丼のカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、豚丼のカロリー・糖質量を<豚肉の部位・丼の種類・店舗>別で比較しながら紹介します。豚丼のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方・カロリーオフする方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
豚丼の栄養素は?ダイエット効果ある?
豚肉にはさまざまな栄養素が含まれ、体に良い影響を与えてくれます。ここでは代表的な栄養素を紹介します。
竹本友里恵
管理栄養士
豚肉と相性が良い食材は、ニンニクや玉ねぎです。これらに含まれるアリシンは、豚肉に含まれるビタミンB1と結合して安定させ、ビタミンB1の代謝や吸収を促進します。しめじやこんにゃくなどは、肉の余分なコレステロールを排泄するのに役立ちます。
①タンパク質
タンパク質の効果・効能として以下が挙げられます。
・基礎代謝を上げる
・筋肉量を増やす
・脂肪燃焼効果
・疲労回復
・美肌、美髪効果
タンパク質は体を作る上で必要な栄養素です。豚肉には体に吸収されやすいタンパク質が豊富に含まれ、食べることで基礎代謝と筋肉量を上げ脂肪を燃やし、ダイエット効果が期待できます。また疲労回復などの免疫機能の向上や、美肌・美髪になる美容面の効果においても重要な成分です。(※2)
②ビタミンB1
豚肉のビタミンB1にも嬉しい効果・効能があります。
・疲労回復
・集中力・思考力アップ
・美肌・美髪効果
ビタミンB1は体内の糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素で、摂取すると心身が活性化して疲労回復や集中力、思考力アップが期待できます。不足してしまうと、記憶力の低下や精神疾患にかかりやすくなります。豚肉は食品の中で最もビタミンB1を含み手軽に摂取できるので、積極的に活用しましょう。(※3)
竹本友里恵
管理栄養士
豚肉は、牛肉や鶏肉と比較してビタミンB1の量が5〜10倍もあります。ビタミンB1はエネルギー代謝をスムーズにし、疲労の原因である乳酸が蓄積するのを防ぎます。その他にもビタミンB2やEを豊富に含んでおり、老化やガンの原因である活性酵素を除去する働きがあります。豚肉は部位によって含まれる栄養素が異なり、ヒレ肉はバラ肉と比べてビタミンB1が2倍もあります。
豚丼のダイエット向けにカロリーオフする方法は?
豚丼は工夫次第でカロリーオフできます。ここでは調理の際に気を付けておきたいポイントを紹介します。参考にしてダイエットに役立てて下さい。
①ご飯の量を少なくする
豚丼の糖質は豚肉にはほとんど含まれず、ご飯の量によって決まります。丼ご飯1杯は250gで420kcalですが、半量に減らすことで210kcalまで減らせて、糖質も13g程度減量できます。半分に減らしても、ご飯茶碗に7~8分目ですから、極端に少ないわけではありません。
糖質の取りすぎは太りやすくなる原因になるので、ご飯の量を減らし糖質制限することがカロリーオフするためのポイントです。対して豚肉には代謝を上げて脂肪を燃焼してくれる効果があるので、適度に摂取しましょう。
②野菜の量を増やす
豚丼の豚肉を減らし野菜の量を多めにすると、カロリーオフされヘルシーな豚丼になります。特に玉ねぎや、ニラ、ニンニク、を組み合わせると、豚肉に含むビタミンBの吸収率がアップしダイエットだけでなく体の健康や活性化にもつながります。しっかり量を食べたい方は、お肉の量を減らし、野菜でかさ増しするのがオススメです。
③低カロリーの豚肉を使う
豚肉のカロリーは赤身の部分が低く、脂肪分が多くなるにつれて高くなります。カロリーが気になる方は、豚ヒレ肉や豚モモ肉などの脂肪分の少ない赤身肉を選びましょう。中でも豚ヒレ肉は80gあたり92kcalと、豚肉の中でも最もカロリーオフできるオススメの部位です。
また赤身肉は脂身が少ない分タンパク質を豊富に含み、ダイエットに最適です。上手に豚肉を選んで、カロリーをコントロールしましょう。