人工甘味料で太るのは本当?カロリーゼロは嘘?噂の真偽や太る原因も紹介!
【管理栄養士監修】人工甘味料が太るのは本当でしょうか?嘘でしょうか?ダイエット中、甘いものが食べたい時に便利ですが真実はどうなのでしょうか。今回は、人工甘味料で太る真偽や、太る場合の原因について紹介します。人工甘味料のカロリーゼロ商品も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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人工甘味料で太るって本当?カロリーゼロは嘘?
人工甘味料は、様々なダイエット商品に使用されていますが太るという噂もあります。本当に人工甘味料が原因で太るのか説明します。また、カロリーが無いのは嘘なのでしょうか。
人工甘味料の摂取が直接的な太る原因になるとは考えにくい
まずカロリーゼロと商品に表示出来る規定として、食品表示基準別表第九により、100mlまたは100gあたり5カロリー未満であるとカロリーゼロと表示出来ます。
つまり、ペットボトル500ml当たり多くても25カロリー程になるため、1本飲んでも太る範囲内には程遠い数字になります。そういったことから人工甘味料の摂取が太る原因に直接関わっているとは考えにくいでしょう。
山口真弓
管理栄養士
ただし、水分補給の代わりに飲むなど多量に飲めば、エネルギー過剰摂取の要因にもなるので注意しましょう。
人工甘味料で太る原因とは?
人工甘味料の摂取が太る原因に繋がりにくいことが分かりました。では、人工甘味料で太る原因はどういった要因があるのか詳しく紹介します。
①満腹中枢が麻痺する
一口に人工甘味料と言っても様々な種類がありますが、「アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)の主成分にははレプチンという満腹ホルモンを活発にし、受け取る側がキャパオーバーを起こして、満腹度を麻痺にさせてしまうのです。
そうなると適切な量で満腹になっていたのにも関わらず、まだお腹が減っているという錯覚を起こし食べ過ぎてしまい体重増加につながり太る原因になります。
②甘みを感じにくくなる
人工甘味料はほとんどのものが砂糖よりも甘みが強いです。そのため、人工甘味料を多量に摂取した場合、脳の中の快楽中枢を刺激し依存性が発生します。そして、この甘さを体が欲して無意識に人工甘味料を摂取するようになり、強い甘みを継続的に摂取したことで、舌を麻痺させ多少の甘みを感じにくくさせます。
甘みが感じにくくなることで、人工甘味料に限らず、普通の糖分・甘味料を取り過ぎやすくなり、太る原因になるのです。
③脂肪が蓄積しやすい体になる
食事・飲料から摂取した糖質は、インスリンというホルモンにより、体中の細胞にエネルギー源として利用されます。人工甘味料は体内に糖質として認知されず吸収もされないため、1日経過すると全て体外へ排出されます、そのためダイエットに最適だとされていました。
しかし、習慣的に摂取することでインスリンの働きが悪くなります。そのため糖質がエネルギー源として利用されなくなり、血糖値が上昇し、脂肪が蓄積しやすい体になり太ることにつながります。
山口真弓
管理栄養士
インスリンもレプチンもホルモンです。ホルモンバランスが乱れることによる体への影響が大きいということですね。
④砂糖よりも高カロリーな人工甘味料を摂取している
基本的に人工甘味料は砂糖よりも低カロリーですが、甘さが半分で高カロリーなものもあります。そのため、知らない間に血糖値が上昇してしまい、太る恐れがあります。
人工甘味料と言っても様々な種類がありますので、事前に調べてから商品を購入すると知らないうちに高カロリーなものを摂取してしまうことは無くなるでしょう。
(*人工甘味料の危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)