かいわれ大根の栄養成分と効能は?食べ方・レシピや選び方のコツなど紹介!

【管理栄養士監修】かいわれ大根に含まれる栄養素を知ってますか?かいわれ大根はスプラウトで、大根より栄養豊富とされています。今回は、かいわれ大根の栄養成分・効能に加え、食べ方・レシピのおすすめも紹介します。ダイエットなど、活用法も紹介するので参考にしてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 熊橋麻実
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管理栄養士。保育園での管理栄養士経験8年、その他、社員食堂・タワーマンション内カフェ・料理教室などにも従事。現在、レシピ提供や講師・...
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管理栄養士。保育園での管理栄養士経験8年、その他、社員食堂・タワーマンション内カフェ・料理教室などにも従事。現在、レシピ提供や講師・記事執筆などの活動をしながら、現役で園児の給食管理を行っています。これまでの経験を活かし、栄養学の知識をわかりやすくお伝えできればと思います。

目次

  1. かいわれ大根はどんな野菜?
  2. かいわれ大根は「大根のスプラウト」
  3. 大根の栄養と比較すると?
  4. かいわれ大根の栄養成分と効能
  5. ①イソチオシアネート
  6. ②メラトニン
  7. ③ビタミンC
  8. ④ビタミンK
  9. ⑤モリデブン
  10. ⑥ジアスターゼ・オキシダーゼ
  11. かいわれ大根はどんな場面におすすめ?
  12. ①食べ過ぎ・胃もたれしている場合
  13. ②ダイエットしたい場合
  14. かいわれ大根の食べ方・レシピのおすすめ
  15. ①大根スプラウトのハム巻きサラダ
  16. ②かいわれ大根焼うどん
  17. ③かいわれ大根の白和え
  18. かいわれ大根をの保存方法と選び方のコツは?
  19. かいわれ大根の保存方法・期間
  20. 新鮮なかいわれ大根の選び方
  21. かいわれ大根は栄養豊富な野菜

かいわれ大根はどんな野菜?

かいわれ大根はサラダや料理の付け合わせに登場しますが、野菜としてどんな背景があるのでしょう。

かいわれ大根は「大根のスプラウト」

かいわれ大根は、大根の新芽を人工的に育てた発芽野菜です。発芽野菜のことをスプラウトと呼び、発芽したての双葉が貝が口を開いた形に似ていることから「貝割れ」大根と呼ばれるようになりました。

植物は種から発芽したばかりのスプラウトというのは、これから大きく成長していくための酵素や栄養がたっぷり含まれているため「天然のサプリメント」とも言われます。

熊橋麻実

管理栄養士

スプラウトは植物の赤ちゃんで、成長した野菜とは含まれている栄養成分が異なります。ブロッコリースプラウトや豆苗もスプラウトの状態で売られているもので、今ではスーパーで買えるようになり、身近な存在となりましたね。

大根の栄養と比較すると?

成長した大根とスプラウトのかいわれ大根の栄養はどのくらい違うのか、大きな違いのあるものを見てみましょう。

野菜 βカロテン ビタミンE 葉酸 ビタミンK ビタミンC
かいわれ大根 1900㎍ 2.1mg 96㎍ 200㎍ 47㎍
大根 0 0 34㎍ 0 12㎍

このほかにミネラルもほとんどが大根よりスプラウトのかいわれ大根の方が多く、ビタミンB群は全て大根より多くなっています。特に含有量の多かったビタミン類は葉酸をはじめ植物がこれから丈夫に成長するために必要な栄養素ばかりです。

かいわれ大根の栄養成分と効能

カロリー21kcal
水分93.4g
タンパク質2.1g
糖質1.4g
食物繊維1.9g
脂質0.5g

カロリーや糖質量が少ないかいわれ大根はダイエットにピッタリですが、天然のサプリメントと呼ばれる大根のスプラウトにはどんな栄養素と効果があるのでしょうか。(※1)

※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています

①イソチオシアネート

かいわれ大根の辛み成分の素と酵素の化学反応によってイソチオシアネートという含硫化合物のファイトケミカルが作られます。イソチオシアネートは天然で100種類以上あり、大根に含まれるイソチオシアネートは4-メチルチオ-3-ブテニルイソチオシアネートというものです。

かいわれ大根のイソチオシアネートは抗酸化作用があり動脈硬化・免疫機能の低下を防ぎ、老化防止のほか血行促進、肝臓や解毒酵素の活性化、発がん物質の解毒など多くの効果があります。加熱に弱く、火を通すと効果が半減するので注意しましょう。

②メラトニン

かいわれ大根に含まれるメラトニンは、脳の中心にある松果体から分泌されるホルモン物質です。体内時計をコントロールするこのホルモンは、目から入る光刺激によってメラトニンの生成量をコントロールし、生体リズムを作り出すので「睡眠ホルモン」と呼ばれることもあります。

睡眠やホルモン分泌のリズム調整を行い、免疫システムの調整や生理作用にも関与するホルモンです。抗酸化作用もあり、活性酸素の増加による肝臓細胞の劣化を改善する報告も海外ではあります。抗酸化作用により活性酸素の脳へのダメージが軽減されるので、アルツハイマーの予防効果もあると言われるホルモンです。

③ビタミンC

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
47mg 100mg 47%

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