メープルシロップとは？栄養価や効果・効能などはちみつと違いを比較して紹介！

メープルシロップと聞くと、ホットケーキの上にかけるトッピングを思い描く人も多いかもしれません。メープルシロップとはちみつはどちらも液状の甘味料ですが、何が違うのでしょうか。

メープルとはカエデ属の植物のことで、メープルシロップはサトウカエデなどの植物の樹液を煮詰めて作られています。

一方のはちみつは、ミツバチが花の蜜を集めて、体内酵素で変化をさせて巣の中で水分を蒸発させ濃縮した自然食品です。はちみつはミツバチがどのような花から蜜を集めてきたかにより、風味や味や色などが変わるのが特徴です。

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています（※1）
※1日の摂取量は成人男性の目安です

上記はメープルシロップとはちみつのカロリーや糖質量を比較したものですが、メープルシロップの方がカロリーや糖質もはちみつよりも低いことが分かります。糖質の中でも甘味を強く感じる果糖が少ないことから、はちみつに比べるとメープルシロップの方が甘みが弱いと感じる場合もあるでしょう。

はちみつの栄養素は熱に弱く、45℃ぐらいから栄養素に影響が出始め、60℃ぐらいになると破壊されてしまう成分もあります。それに比べてメープルシロップは元からカエデの樹液を煮詰めて作っているので、加熱してしても栄養分が失われることは無く、熱に強いのが大きな特徴です。

メープルシロップには、どのような栄養素と効能があるのでしょうか？はちみつに含まれる栄養素の含有量を比較してみましょう。

ミネラルの一種であるカルシウムは、はちみつにはほとんど含まれていませんが、メープルシロップにははちみつの75倍もの量が含まれています。

カルシウムと聞くと骨や歯を形成していると思いがちですが、血液の凝固や筋肉の収縮など、生命活動全般において大事な働きを担っています。不足すると骨粗しょう症を引き起こす原因になるほか、イライラ感が増すなど精神面にも影響を及ぼすので注意しましょう。（※2）