メープルシロップとは?栄養価や効果・効能などはちみつと違いを比較して紹介!
【管理栄養士監修】メープルシロップとはちみつの違いを知っていますか?今回は、メープルシロップの栄養価や効果・効能などはちみつとの違いを比較して紹介します。メープルシロップとはちみつの原料・性質などの違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
メープルシロップには、はちみつより多くのカリウムが含まれているのも特徴です。カリウムには利尿作用があり、ほかにも塩分などの余分なナトリウムを排出し、新陳代謝を促す働きを持っています。血圧の降下にも役立つので、高血圧気味な方はメープルシロップを使う習慣をつけるのも良いでしょう。(※3)
③亜鉛
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
メープルシロップ | 1.5mg | 10mg | 15% |
はちみつ | 1mg | 10mg | 10% |
メープルシロップとはちみつには、いずれも亜鉛が豊富に含まれています。亜鉛は数々の代謝に関与しているほか、たんぱく質の再合成やDNAの合成・骨の成長などにも関わる大切なミネラルです。不足すると味覚障害を起こしたり、免疫力が低下してしまいます。(※4)
④マンガン
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
メープルシロップ | 2.0mg | 4mg | 50% |
はちみつ | - | 4mg | 0% |
マンガンは骨の形成を促進するミネラルで、その他にも神経の刺激伝達や栄養素の代謝に関与しています。また、インスリンの生成や性機能の維持など幅広い体の機能に関わっているのが特徴です。メープルシロップ100gには1日の必要量の半分ものマンガンが含まれ、マンガンの補給に役立ちます。(※5)
⑤リボフラビン
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
メープルシロップ | 0.02mg | 1.6mg | 1% |
はちみつ | 0.01mg | 1.6mg | 1% |
リボフラビンはビタミンB2とも呼ばれ、発育のビタミンとも称される数々の栄養素の代謝に関与している大切な栄養素です。髪や皮膚・爪などの細胞の再生にとっても欠かせず、アスリートなどの活動が活発な人や成長期の子どもにとっては必要量が増えるので、不足しないように注意する必要があります。リボフラビンに関しては、メープルシロップとはちみつとでそこまで大きな含有量の差はありません。
⑥ナイアシン
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
メープルシロップ | 0.mg | 15㎎NE | 0% |
はちみつ | 0.1mg | 15㎎NE | 1% |
はちみつにのみ少量含まれているナイアシンは、500種類もある酵素の補酵素として働いているビタミンです。エネルギー生産や糖質や脂質の分解に関わるほか、皮膚や粘膜の炎症を防いでいます。不足するとうつになったり、口内炎や皮膚炎などを引き起こしやすくなるので注意が必要です。(※6)
⑦ポリフェノール
含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 | |
メープルシロップ | - | - | - |
はちみつ | - | - |
メープルシロップには67種類ものポリフェノールが含まれていて、中でも9種類のポリフェノールは、メープルシロップ独自の成分です。ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、細胞に悪影響を及ぼす活性酸素を減らして、老化や病気を防ぐほか美肌効果も期待できます。なお、はちみつにもポリフェノールは含まれています。(※7)
メープルシロップを活用したレシピ
メープルシロップは甘味料として、様々なジャンルの料理で活用できます。ここではメープルシロップを活用したおすすめのレシピをいくつか紹介しましょう。