ルバーブとは?栄養成分や効果は?副作用や毒性の有無についても紹介!
【管理栄養士監修】ルバーブとはどんな野菜か知っていますか?今回は、ルバーブの味・香りや〈癌予防〉など栄養・効果にくわえ、副作用など注意点も紹介します。〈ジャム以外〉も含めて、ルバーブの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①妊娠中・授乳中にルバーブを食べるのは要注意
ルバーブは、漢方の世界では「ダイオウ」という名で呼ばれています。ダイオウは下剤としての効果もあるのですが、子宮収縮を促進する作用もあるため妊婦さんは摂取してはいけません。
また、乳にダイオウの成分が入ると赤ちゃんが下痢になってしまう可能性があるので、授乳中も避けた方が良いでしょう。妊婦さんや授乳中の方は十分注意して下さい。
片村優美
管理栄養士
妊娠中や授乳中など身体が特別な状態のときは身体のことが気になることは確かですが、過度に普段食べない食品を摂りすぎるのはおすすめではありません。できるだけ普段の食生活のバランスを整えることを優先しましょう。
②ルバーブの葉に毒性・副作用はないがシュウ酸が多い
ルバーブは葉ではなく葉柄が食用として使用されますが、これは葉に毒性はないものの「シュウ酸」という成分が多く含まれているからです。
シュウ酸とはいわゆる「アク」の事で、ほうれん草やタケノコなどにも含まれる成分です。シュウ酸を摂り過ぎるとカルシウムと結合し、体内で結石となる可能性があるのでできるだけ摂取しないようにしましょう。
ルバーブの下処理の仕方は?
続いて、ルバーブの下処理方法を紹介します。ルバーブの味に興味はあるけれど、どうやって食べれば良いか分からないといった方は参考にしてみてください。
ルバーブのアク抜きをする
ルバーブにはアクであるシュウ酸が含まれているので、食べる前にアク抜きをすることが重要です。葉ほど多くは無いですが、食用として使用される軸の部分にもシュウ酸は含まれるので以下の方法でアク抜きして下さい。
1.ボウルに水を張り、ルバーブを浸ける
2.10~30分ほどそのまま浸けておく
しっかりアクが抜けたか心配な方は、1時間ほど置いておきましょう。時間は少しかかりますが、それ程手間は掛からず道具も要らないのですぐに行えます。
片村優美
管理栄養士
アク抜きは水につけておくだけなので簡単です。身体に余計な成分をとり込まないためにも、美味しく食べるためにも、下処理はしっかりと行いましょう。
ルバーブの食べ方・レシピは?ジャム以外も紹介!
ここからは、食用であるルバーブの軸を使用したおすすめのレシピを紹介します。独特の風味をぜひ味わってみてください。
①ルバーブのジャム
酸味を活かした、ルバーブの定番レシピです。トーストに乗せても美味しいですし、マフィンやパンケーキなどに合わせるのもおすすめです。
②ルバーブアイス
ルバーブの酸味は、バニラアイスのクリーミーさとも良くマッチします。イチゴとバニラの組み合わせが好きだという方は、こちらも試してみてはいかがでしょうか?