みょうがの食べ過ぎはNG?腹痛・下痢や馬鹿になる?アレルギーなど懸念点も紹介!

みょうがの食べ過ぎは体に良くないということを知っていますか?今回は、みょうがの食べ過ぎによる体への悪影響や、物忘れや馬鹿になるのかを紹介します。みょうがを適量食べた際の健康効果についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. みょうがの食べ過ぎは危険…?
  2. みょうがの食べ過ぎによる悪影響は?腹痛になる?
  3. ①下痢や腹痛になる
  4. ②食中毒になることがある
  5. アレルギーになる心配はない
  6. みょうがは食べ過ぎると物忘れや馬鹿になるって本当?
  7. みょうがの食べ過ぎによって馬鹿になることはない
  8. みょうがの食べ過ぎになる量とは?
  9. みょうがの食べ過ぎになる量は個人差がある
  10. みょうがは妊婦さんや子供に良くない?
  11. 妊婦さんが食べる際はアク抜きをしっかりすれば問題ない
  12. みょうがのアク抜きの仕方
  13. みょうがを適量食べた時の健康効果は?
  14. ①食物繊維:便秘を解消する
  15. ②ショウガジアール:喉の痛みを抑える
  16. ③カリウム:むくみを解消する
  17. ④アルファピネン:夏バテ防止
  18. ⑤ゲラニオール:胃腸の働きを良くする
  19. ⑥カンフェン:風邪の防止
  20. みょうがの食べ過ぎには要注意

みょうがの食べ過ぎは危険…?

みょうがは香味野菜の一種で、そうめんや冷や奴などに添えて食べると爽やかで夏らしさを感じさせてくれます。そんなみょうがは食べ過ぎると健康に良くない影響があると言われています。それはどんな影響なのか、食べ過ぎとはどれくらいの量になるのかなど、みょうがについて調べてみましょう。

みょうがの食べ過ぎによる悪影響は?腹痛になる?

みょうがは食べ過ぎると腹痛など、様々な健康被害が起こると言われています。その他にも考えられる、みょうがの食べ過ぎによる健康的に悪影響なことについて詳しく調べてみましょう。

①下痢や腹痛になる

食物繊維の含有量(1個あたり) 1日の摂取量を占める割合
みょうが 0.15g 1%


※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です

これはみょうが1個あたりに含まれる食物繊維の量のデータです。1日あたりの食物繊維の推奨摂取量に匹敵するには、みょうがを100個以上食べなくてはなりません。ここから見ても、それほどみょうがの食物繊維量は高いとは言えません。

みょうがに含まれる食物繊維の中の不溶性のものは、食べ過ぎた場合に下痢になる人もいます。不溶性食物繊維には胃腸を刺激する成分を含むので、摂取し過ぎると下痢や腹痛が起こる可能性がある訳です。

②食中毒になることがある

もし、みょうがを食べて下痢や腹痛の他に吐き気、発熱が生じた場合は食中毒の可能性があります。みょうがには寄生虫の一種の肝蛭(カンテツ)の卵や幼虫がついている場合があり、これが原因で食中毒が起こります。みょうがは生で食べることが多い食材なので、気をつけましょう。寄生虫による食中毒の具体的な症状は下記の通りです。

・発熱
・右上腹部の痛み
・食欲不振と吐き気
・下痢
・貧血


肝蛭は通常、牛や豚に寄生する虫ですが、人間にも稀に寄生することがあります。肝蛭による食中毒を防ぐためには、よく水洗し、肝蛭の卵や幼虫を取り除きましょう。また、加熱して食べれば、寄生虫による食中毒にはなりません。

みょうがに寄生虫がいる?毒性・アレルギーの危険性も?真偽を徹底解説!

アレルギーになる心配はない

みょうがは食品衛生法でパッケージなどに表示することが義務づけられている、卵やそばといったアレルギー特定原材料品には入っていません。したがって、アレルギーになる可能性は非常に低い食品です。

みょうがを食べて口の中がピリピリすることがあり、それをアレルギーと勘違いされる場合があります。しかし、これはみょうがに含まれる辛味成分のミョウガジアールによる刺激によるものなので、心配はありません。

みょうがは食べ過ぎると物忘れや馬鹿になるって本当?

みょうがには食べ過ぎると馬鹿になる、物忘れが激しくなるなどの言い伝えがあります。それは本当なのでしょうか。なぜそのような言い伝えが生まれたのか、真偽のほどを調べてみましょう。

みょうがの食べ過ぎによって馬鹿になることはない

みょうがを食過ぎて馬鹿になる、物忘れが激しくなるなどといったことは一切ありません。なぜこのような言い伝えがあるのか、それはお釈迦様の弟子の周利槃得(シュリハンドク)の話から由来しています。周利槃得は自分の名前すら覚えることができない人だったそうで、自分の名前を札に書いて首からかけていました。

この札のことを名荷(みょうが)と呼び、そこから物忘れのことをみょうがと呼ぶようになったそうです。また、周利槃得の死後、彼のお墓に見たことのない植物が生えてきて、これをみょうがと名付けました。それが現在食べられているみょうがで、みょうが=物忘れから、みょうがを食べると物忘れになる、馬鹿になると言われるようになったとのことです。

(*みょうがを食べると物忘れするという話の由来について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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