トマトジュースは体に悪い?飲み過ぎは下痢・害あり?適量なども紹介!
トマトジュースの飲み過ぎは体に悪いかどうか知っていますか?今回は、〈下痢・太る〉など、トマトジュースの飲み過ぎによるデメリットや、1日に飲む摂取量の目安も紹介します。トマトジュースを飲む際のポイントについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- トマトジュースは体に悪い?飲み過ぎNG?
- トマトジュースの飲み過ぎが体に悪い理由は?下痢になる?
- ①塩分の過剰摂取によってむくむ
- ②下痢や腹痛になる
- ③高カリウム血症になる
- ④副腎疲労になる
- ⑤胆石や尿管結石になる
- ⑥太る
- ⑦便の色が赤くなる
- ⑧逆流性食道炎になる可能性がある
- トマトジュースの1日に飲む摂取量の目安は?
- トマトジュースは1日に1杯(200ml)が目安
- トマトジュースを飲む際のポイントは?
- ①無塩のトマトジュースを選ぶ
- ②トマトジュースを朝に飲む
- ③トマトジュースを寝る前に飲む
- トマトジュースを適量飲んだ場合の健康効果は?
- ①むくみ解消
- ②生活習慣病やがんの予防
- ③コレステロール値の低下
- ④美肌効果
- ⑤便通の改善
- トマトジュースは飲み過ぎないようにしよう
⑦便の色が赤くなる
トマトジュースに含まれるリコピンは赤い色素なので、トマトジュースを飲み過ぎると翌日の便が赤くあることがあります。ただし、これは病気ではないのでトマトジュースの量を減らすと自然と治る場合がほとんどです。ただし、トマトジュースを飲んでいないにもかかわらず赤い便が続く場合は、別の病気の危険性もあるので病院で診てもらいましょう。
⑧逆流性食道炎になる可能性がある
トマトジュースのような酸味のある飲み物は酸性の性質を持っているため、粘膜を刺激して逆流性食道炎になる、もしくは逆流性食道炎を悪化させる危険性があると言われています。逆流性食道炎になると胸やけや胸痛、口内炎や声枯れ、喘息症状やその他の不快感が生じます。すでに逆流性食道炎と診断されている方は、飲む量には十分に注意しましょう。(※6)
トマトジュースの1日に飲む摂取量の目安は?
飲み過ぎると太るなどの体に悪い影響を及ぼす危険性があるトマトジュースですが、飲む量の目安はあるのでしょうか。トマトジュースの1日に飲む摂取量の目安を紹介します。
トマトジュースは1日に1杯(200ml)が目安
トマトジュースは1日にコップ1杯(200ml)が目安です。2杯程度であれば飲んでも構いませんが朝、晩に分けて、一気に大量摂取することは避けましょう。なお、3杯もの摂取は過剰摂取になり、塩分と糖質の摂りすぎなどによって体に悪い影響が出る可能性があるので避けてください。適正量を守ることで、トマトジュースの健康効果を得られるようになります。
トマトジュースを飲む際のポイントは?
トマトジュースは適正量を守ることでさまざまな健康効果があることがわかりましたが、トマトジュースを飲むときに気にした方が良いポイントはあるのでしょうか。トマトジュースの選び方や飲むタイミングについて紹介します。
①無塩のトマトジュースを選ぶ
トマトジュースには食塩が入ったものと食塩無添加のものがありますが、健康へのメリットを考えた場合には無塩のトマトジュースを選ぶのがポイントです。トマトジュースの食塩にはトマトの甘味を引き出す効果がありますが、塩分の過剰摂取は前述した通り太る原因になるほか、健康被害を起こす場合もあるので注意が必要です。
食塩無添加のものはトマトそのままの味をダイレクトに感じるので苦手な人もいますが、飲み慣れるとだんだん美味しく感じる人が多いようです。
②トマトジュースを朝に飲む
健康な成人男女23名に朝・昼・夜の各時間帯でトマトジュース160g(リコピン16mg)を飲んでいただき、その後の血中のリコピン濃度を測定して、各時間帯で比較を行いました。
その結果、トマトジュースを朝に摂取すると体内に吸収されるリコピンの量が多く、動物試験の結果と合わせて考えると、トマトジュースからリコピンを効率よく吸収するには朝飲むのが適していると考えられました。
トマトケチャップで有名なカゴメが試験研究を行ったところ、リコピンの吸収が最も良い時間は朝だということが明らかになりました。さらに朝食時にトマトジュースと牛乳を組み合わせて摂取すると、よりリコピンの吸収効率があがるそうです。
そのため、牛乳をかけたシリアルとトマトジュースを朝食にとるなど、牛乳を組み合わたメニュー構成にするとより良い健康への効果が期待できます。また、トマトジュースには糖質も含まれますが、朝食で摂取した糖質は一日の活動の中でエネルギーとして消費されるため太る原因になりづらいでしょう。(※7)
③トマトジュースを寝る前に飲む
リコピンの吸収が最も良いのは朝であると紹介しましたが、夜寝る前にトマトジュースを飲んでも朝とは違った健康効果が期待できます。リコピンには代謝をコントロールしている成長ホルモンの分泌を促進する効果があり、夜寝る前にトマトジュースを飲むと睡眠中の成長ホルモンの分泌量が通常よりも増えます。
寝ている間の成長ホルモンの分泌量が増えることで、ダイエットや美容にも役立つのがメリットです。こういった理由から、トマトジュースは朝と晩の2回飲むのもおすすめの飲み方と言えます。