太白ごま油の危険性は?健康・体に悪い場合も?メリ・デメを比較!
ごま油(太白ごま油)の危険性について知っていますか?ごま油は健康に良い油ですが、取りすぎは危険な場合があります。今回は、ごま油の食べ過ぎによる危険性や、1日の摂取量の目安も紹介します。酸化したごま油の危険性や正しい保存方法についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ごま油の健康効果を得るための1日当たりの摂取量の目安は、小さじ1杯です。ごま油は長時間加熱すると香りが飛ぶことがあり、香りを強くするために料理に多く使い過ぎてしまう場合がありますが、そのような使用方法は健康を害する危険があります。
ごま油の使用量を抑えながらごま油の風味を料理に生かしたい場合には、加熱が終わった仕上げの段階で回し入れるようにしましょう。
適量のごま油には健康効果・メリットが豊富
ごま油を適正な量で摂取すれば、以下のような健康効果を得られます。
・悪玉コレステロール値を減らす
・血中コレステロール値を低下させる
・脳細胞を活性化する
・血液をサラサラする・抗酸化作用
・ガン発症リスクを低減させる
・肝機能を高める
・アレルギー性疾患を改善する
、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・高血圧を予防する
ごま油にはオレイン酸・リノール酸・α-リノレン酸・セサミンK・セレン・ビタミンEなどの成分が含まれており、適量であれば上記のような多くの健康効果を得られます。生活習慣病や老化の防止から美容効果までその効能は多岐に渡り、中でもビタミンEは若返りビタミンとも呼ばれることもあるほどアンチエイジング効果が期待できる成分です。
ただし、取りすぎるとこれらの効果が得られないどころか、本来は予防効果が得られるはずだった動脈硬化やアレルギーなどの発症の危険にさらされることになります。健康や美容効果を最大限得るためにも、適量を守った摂取を心がけてください。(※3、4、5、6)
ごま油は酸化しやすく危険?妊婦には要注意?
ごま油は一度に大量に使うものではないので、保管中に少しずつ酸化していきます。また、調理における加熱によっても、酸化はさらに加速します。ここでは、酸化したごま油の危険性および正しい保管方法について解説するので参考にしてください。
酸化したごま油は過酸化脂質が多く含まれる
ごま油は、加熱や日光・酸素によって酸化が進み、過酸化脂質が増えます。過酸化脂質による体への危険性には、以下のようなものがあります。
・腹痛
・下痢
・老化の進行
・ガンや動脈硬化リスクの上昇
過酸化脂質は有害物質であり、大量に摂取すると腸管組織にダメージを与え腹痛や下痢を引き起こす危険があります。また、体内の酸化を進ませることで老化を進行させ、ガンや動脈硬化などのリスクも高めてしまいます。
妊婦の場合は、過酸化脂質の摂取によって妊娠中毒症のリスクが高まることもあるので特に注意が必要です。妊娠中毒症は、母体に高血圧・むくみを起こす上、胎児の発育にも影響を与える危険があります。こういった危険を回避するためにも、ごま油を酸化させないよう、保存方法や取り扱いに注意しましょう。
ごま油の正しい保存方法
ごま油は食用油の中でも酸化しにくい方ですが、それでも保存中に少しずつ酸化していきます。酸化したごま油は、色が濃くなったり、ごまの香りが弱くなって油臭くなったりします。酸化を防ぐためにはなるべく酸素に触れさせず、日光に当たらない冷暗所で保存することが大切なので、容器の蓋をしっかり閉めて日の当たらない棚の中などで保存しましょう。
ごま油は4℃以下になると固まったり沈殿物ができたりすることがあるので、冷蔵庫より常温での保存が適しています。また、少しずつしか使わず保存期間が長くなってしまいそうなら、小さいサイズのものを買うのがおすすめです。
未開封での賞味期限は容器によって異なり、賞味期限の長い順に缶・瓶・ペットボトルとなるので、買い置きする場合などには缶や瓶の容器に入っている商品を選ぶと良いでしょう。
ごま油の使い方には要注意
ごま油を適正摂取すると、たくさんの健康効果があることを紹介しました。しかし、取りすぎるとその効果が得られないばかりか、健康を害する危険性もあるので、1日小さじ1杯の適正量を守ってごま油を食べましょう。