ごま油の効能や栄養成分は?健康・美容などへ効果的な使い方も紹介!

ごま油にはどんな効果・効能があるか知っていますか?栄養が豊富な油ですが、体への影響はないのでしょうか。今回は、ごま油の栄養成分や健康への効能のほか、効果的な使い方も紹介します。ごま油の危険性や活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. ごま油とは?どんな油?
  2. ごま油は白ごまから抽出した油
  3. ごま油の種類
  4. ごま油の特徴と他の油との違い
  5. ごま油の栄養成分と健康効果・効能は?
  6. ①血中コレステロール値を下げる
  7. ②肝機能を高める
  8. ③満腹中枢を満たす
  9. ④がんの予防
  10. ⑤若返りを促進する
  11. ⑥腸内環境の改善
  12. ごま油の効果的な使い方は?
  13. ①料理の油調味料をごま油に置き換える
  14. ②うがいをする
  15. ごま油の危険性は?副作用はある?
  16. ごま油を取り過ぎると太る・発がん率が上がるとされている
  17. ごま油の摂取量の目安
  18. ごま油の活用レシピ
  19. ①ニラチヂミ
  20. ②無限ごま油鍋
  21. ③ごま油おにぎり
  22. ごま油の通販商品のおすすめ
  23. ①山田製油 ごま油 275g (864円)
  24. ②九鬼 太白純正胡麻油 340g (637円)
  25. ごま油を取り入れてみよう

ごま油とは?どんな油?

ごま油は、美味しくて手軽で、様々な料理の香りや旨みを引き立たせてくれる万能な油として、一般家庭でも定番に使われていますが、ごま油とはどのような油なのでしょうか。種類や、特徴などについて紹介します。

ごま油は白ごまから抽出した油

ごま油は、古くから日本で食用油脂として使用され、作り方は、油分が多い白ごまを原材料とし、炒ってから搾油し加工します。炒り方、温度によって色の濃さや風味が変わるため、様々な商品があり使う目的の応じて適切なごま油を用います。

ごま油の種類

ごま油には次のような種類があります

・純白ごま油
・純正ごま油
・黒ごま油


純正ごま油は、生のごまをそのまま搾っているため、ごま油独特の香りもないので、サラダ油と全く同じ使い方ができます。純正ごま油は、ごまを煎してから搾っているので、上品でやわらかい香りが持ち味で、中華や洋食などどのような料理にも使える使い勝手がとてもよいごま油です。

黒ごま油は、高温で焙煎した濃厚な香りのごま油で、透明感のある琥珀色の油が特徴です。コクと香りがとても強いので料理の香り付けに合うでしょう。

ごま油の特徴と他の油との違い

ごま油の主成分は、必須脂肪酸のリノール酸とオレイン酸ですが、これは、食事からしか摂取できない脂肪酸です。その中でもリノール酸の量は全食品のなかでもトップクラスを誇ります。

また、ごま油には、ゴマリグナンと呼ばれるセサミン、セサモリン、セサミノールが含まれ、強力な抗酸化物質を持っています。ごま油は他の油より酸化しにくいと言われるのは、これらの成分によるものです。

ごま油の栄養成分と健康効果・効能は?

近年、油の健康への役割が注目されていますが、ごま油にはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。摂取することでどのような良い効果があるのでしょうか。ここでは健康への効果・効能を詳しく紹介します。
 

①血中コレステロール値を下げる

ごま油に含まれる脂肪酸はリノール酸とオレイン酸ですが、オレイン酸には善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールを下げるという働きがあります。コレステロールには善玉と悪玉の二種類ありますが、悪玉コレステロールは動脈硬化、高血圧の原因になり、一方で善玉コレステロールには動脈硬化を予防する働きがあります。

②肝機能を高める

ごま油に含まれるセサミンKは、肝臓に直接働きかけて肝機能の向上に効果があります。体内に入ったアルコールは、肝臓が分解を行いますが、この時に出るのがアセトアルデヒドという物質で、この物質が二日酔いの症状のもとになります。

セサミンKにはアセトアルデヒドを分解する働きがあるため、肝臓の負担も軽減し、二日酔いの症状を和らげてくれるでしょう。

③満腹中枢を満たす

ごま油に含まれるオレイン酸には、脳の満腹中枢を刺激するという作用があります。小腸でオレイン酸が吸されるとオレオイルエタノールアミドという物質に変化し、そして副交感神経を介して1時間後くらいに脳の満腹中枢を刺激するという仕組みです。

満腹中枢が刺激されると空腹感が和らぎ、食事量を減らすことが可能なので、オレイン酸にはダイエットにも効果があるでしょう。

④がんの予防

ごま油のがんの予防効果は、オレイン酸が酸化しにくいという働きによるものです。一般に脂肪の酸化が進むと体内で活性酸素と結びついてがんや動脈硬化、心疾患や脳疾患、糖尿病の原因になると言われています。そして、ごま油に含まれるセレンにも強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑える働きがあるので、がんの発症リスクを減らす効果が期待できるでしょう。

セレンはビタミンEと一緒に摂取することでより効果が得られるため、ごま油は理想的な食品と言えます。

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