よもぎの栄養成分や効果・効能は?使い方や食べ方・レシピのおすすめも紹介!

【管理栄養士監修】よもぎに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、よもぎの栄養の効果・効能や、食べる際の注意点も紹介します。よもぎレシピのおすすめや、料理以外への使い方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。よもぎについて理解を深め、美味しく味わいましょう。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 広瀬陽香
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管理栄養士。栄養士。高校時代のマネージャーの経験から管理栄養士としてアスリートを支える仕事を志し、...
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管理栄養士。栄養士。高校時代のマネージャーの経験から管理栄養士としてアスリートを支える仕事を志し、住み込みでの運動部寮母やスポーツ整骨院での個人サポートやセミナー経験を積み現在はフリーランスで活動を行う。""学生野球業界を『食』で変える""をテーマに子どもたちの無限の可能性を『食』で広げるために日本少年野球連盟からの依頼のもと各支部での講義、各チームと年間契約を多数結ぶ。他にも、スポーツ関係の企業と契約を結び、ジュニア期の保護者の方への講義も行う。1人でも多くの方に食が持つ力を知って実践し、体の変化を体感してほしいと思っています。

目次

  1. よもぎとは?
  2. よもぎの旬や選び方
  3. よもぎの栄養素と効果・効能は?
  4. ①食物繊維
  5. ②β-カロテン
  6. ③ビタミンK
  7. ④クロロフィル
  8. よもぎを食べる際の注意点は?
  9. ①よもぎのアク抜き・下処理をする必要がある
  10. ②アレルギー反応が出る可能性がある
  11. よもぎの栄養がとれるレシピのおすすめ
  12. ①よもぎ餅
  13. ②よもぎの天ぷら
  14. ③よもぎ茶
  15. ④よもぎのおひたし
  16. よもぎの料理以外への使い方は?
  17. ①お風呂に入れる
  18. ②化粧水として使う
  19. よもぎは栄養豊富

よもぎとは?

和菓子や料理の色付けなどに使えるイメージのあるよもぎですが、よもぎとは一体どのような食物なのでしょうか。今回はよもぎの旬や選び方について紹介するので、よもぎについての知識を深め、生活の中で上手に活用してみましょう。

よもぎの旬や選び方

よもぎの旬は春の3月~5月ごろと言われています。よもぎを選ぶ際には下記のようなポイントに着目すると良いでしょう。

・葉が柔らかいもの
・葉の色が若々しい黄緑色のもの
・新芽のもの


よもぎの旬は春先ではあるものの、冬を越すことも可能です。しかし、冬を越した葉っぱはとても固いため食用には適しません。料理に使う場合は、葉が柔らかく新芽であり、若々しい黄緑色のものを選ぶと香りや味が良いと言われています。

よもぎの栄養素と効果・効能は?

餅に入れたり、パンに入れたりと様々な料理に利用出来るよもぎですが、よもぎの栄養素と効果・効能にはどのようなものがあるのでしょうか。ここではよもぎに含まれる栄養素の種類別に、効果や効能について紹介します。

①食物繊維

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
7.8g 18g 43%

※1日の摂取量は成人男性の目安です

よもぎには腸内環境の改善に効果を発揮する食物繊維が豊富に含まれているため、便秘がちの時には積極的に摂取すると効果的でしょう。特によもぎは不溶性食物繊維が多く、食べた後に胃の中で水を吸って大きく膨らむため、満腹感を上げることにも役立ちます。(※1)

②β-カロテン

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
5300μg 650μg 815%

よもぎはβ-カロテンという栄養素を非常に多く含むのが特徴で、β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて、視力の維持や髪の毛の健康維持に効果を発揮すると言われています。他にも、がん予防の効果も期待されていることから、健康維持のためにも積極的に摂取したい栄養素の一つです。(※2)

③ビタミンK

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
340μg 150μg 227%

ビタミンKには血液の凝固を助ける効果があり、よもぎが昔から止血薬として利用されているのはこの効果・効能があるためです。他にもカルシウムを骨に定着させる効果もあることが分かっており、丈夫な骨を作り上げるためにもカルシウムと一緒に摂取すると良いと言われています。(※3)

④クロロフィル

よもぎに含まれるクロロフィルは、血液の成分の一つであるヘモグロビンの生成を促進するため、貧血の予防や改善などに役立つ栄養素です。ヘモグロビンは体内で酸素を運搬する役割を果たしているため、ヘモグロビンの生成が滞ることで疲れやすくなったりめまいを起こしたりといった弊害が出ます。特に貧血気味の方は、よもぎを生活の中に取り入れてみると良いでしょう。

クロロフィルには他にも、コレステロール値を下げる効果・効能があることも分かっており、生活習慣病の予防などに役立ちます。

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