夜寝る前のヨーグルトは睡眠・ダイエットに効果的？食べ方のコツなども紹介！

健康のためにヨーグルトを食べることを習慣にしている人は多いようですが、食べるタイミングはそれぞれのようです。ここでは、ダイエット効果を期待してヨーグルトを食べている人が知っておくといい、ヨーグルトは夜寝る前に食べた方がいいとする説について様々な観点から詳述します。

寝る前にヨーグルトを食べると、健康や美容、ダイエットにも効果があるといわれています。ここでは、寝る前にヨーグルトを食べるメリットと期待できる効果を7つ紹介します。

夜寝る前にヨーグルトを食べるメリットの一つは、睡眠の質が上げることです。ヨーグルトには豊富なカルシウムが含まれていますが、それがリラックス効果を持っているので、眠りにつきやすくなります。

また、ヨーグルトに含まれるトリプトファンと呼ばれるアミノ酸は、睡眠の質を向上させるホルモンであるメラトニンとセロトニンの分泌を促します。これらの相乗効果によって高い安眠効果が得られるでしょう。（※1、2、3）

ヨーグルトには豊富な乳酸菌が含まれているので、整腸作用があることは良く知られていますが、夜寝る前にヨーグルトを食べることでよりその効果を高めることができます。

人間の腸は眠っている間に活動が活発になるので、夜にヨーグルトを食べるとヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内の善玉菌をより効率的に増やしてくれるのです。乳酸菌は胃酸に弱いですが、夜は胃酸の分泌量も減少するので、ヨーグルトに含まれる乳酸菌がより腸に届きやすくなります。

なお、逆流性食道炎も便秘が原因で起こることがあることから、夜寝る前のヨーグルトは便秘解消によって逆流性食道炎の改善に役立つ場合もあるようです。（※4）

夜寝る前にヨーグルトを食べることで睡眠の質が高まり、腸内環境が整うと、血流もよくなります。その結果、肌の細胞にも十分に酸素や栄養が届くようになってターンオーバーを促したり、肌の保水機能を高めたりすることから美肌効果が期待できるのもメリットです。

ヨーグルトの整腸作用で腸内環境が整うと、老廃物が排出されやすくなり、新陳代謝がよくなります。さらに含まれているカルシウムが成長ホルモンの活性化を促し、筋肉の生成や修復をサポートします。特に成長ホルモンは夜寝ている間に働きが強まるので、寝る前にヨーグルトを食べておくことで、その働きがより促進されるのがメリットです。

この相乗効果によって痩せることも期待できることから、夜寝る前のヨーグルトにはダイエット効果もあるといえるでしょう。

（＊ヨーグルトのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

ヨーグルトに豊富に含まれる乳酸菌には、体の免疫力を上げる働きもあります。夜寝る前にヨーグルトを食べることで、ウイルスなどに感染しにくくなるため、風邪の予防などにも効果的なのがメリットです。また、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状にも免疫力が関与しているため、ヨーグルトを取り入れることでこれらの症状が軽減する効果も期待できます。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を促進する効果があることが近年の研究により示唆されています。これは、乳酸菌が腸に届くとGLP-1と呼ばれるホルモンの分泌を促進することが理由で、このGLP-1が膵臓に働きかけてインスリン分泌を促進されて血糖値の上昇も抑制されるようです。